『その諦めの悪いところが、あんたの最大の強みでもあるのよね』
CV:ブリドカットセーラ恵美
概要
ユーゴの幼馴染。赤馬零児の父、赤馬零王の元に囚われているらしい。その容姿は黒咲瑠璃や柊柚子、セレナと酷似している。
第47話では、ユーリによって拉致されていることが明らかになった。
ユーゴとは共にコモンズ(シティの下層階級者の居住区)の出身。
ユーゴのDホイールの製作はリンの協力のもと手作業で行われたようで、メカニックとしての知識がある事も窺わせている。
孤児であるらしく、ユーゴと同じく本当の両親の顔を知らずに育ったとのこと。
第116話にてついにユーゴと再会するが、なんとリンは洗脳されていた。
というより、柚子以外の柚子シリーズは全員洗脳されているという最悪の状況であった。
初めはユーゴに足蹴りを食らわせ、不安だったとユーゴに抱きつくが、すぐさま塔から突き落としデュエルを申し込む。
これが初のリンの本格的なデュエルとなった。
しかし、《パラサイト・フュージョナー》という見慣れないモンスター、本来使っていなかったはずの融合召喚までも操ってみせる姿に、ユーゴはリンがアカデミアに何かされたと感づく。
ユーゴは思い出のモンスターである《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》をシンクロ召喚するなど、なんとか正気に戻るよう呼びかけるが、リンは容赦無くユーゴに攻撃。
その際にDホイールごと吹き飛ばしたことで、ユーゴのDホイールが大破してしまう。
Dホイールはリンと共に作り上げた大切なもの。ユーゴは激昂し、《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》でリンを攻撃する。
吹き飛んだリンへユーゴが駆け寄るが洗脳は解けておらず、油断していたユーゴはリンに攻撃され敗北。
力及ばず、リンはユーゴを置いてアカデミア側に戻って行ってしまう……。
容姿
第54話において、ユーゴの回想内で容姿が明らかになった。
ライダースーツを彷彿とさせる服を着用しており、足にはサイハイブーツを履いている他、ホットパンツのポケットにグローブらしきものをしまっている。更に両耳には青いピアスを付けている。
髪はショートの緑色で、背格好は柚子やセレナとほぼ同じ。
顔の造形も柚子と会話するユーゴが思わず重ね合わせてしまうほど似ているが、目つきは穏やかで若干タレ目気味。
また、他の柚子シリーズと同じくブレスレットを付けている。
性格
ユーゴ曰く、気が強くて面倒見の良い、母親のような性格であるらしい。
回想シーンではあるが、第84話にてようやく本人の性格が描写された。調子に乗りやすいユーゴのことを窘めたり、一方で諦めの悪さが良いところだと褒めており、ユーゴの言葉通り面倒見の良い少女のようだ。
なお、ユーゴよりデュエルは強い模様。やはりリンも他の柚子シリーズ同様にストロングだった…?
使用デッキ
雪や氷といった冬をモチーフとする風属性・魔法使い族モンスター【WW(ウィンド・ウィッチ)】を使用。
エースモンスターはレベル7のシンクロモンスター《WW-ウィンター・ベル》。
OCG化された「WW」カードは3種類のみだが、デッキからのサーチや特殊召喚による高い展開力を持っており、風属性のモンスターとのシナジーが強いことからユーゴの「スピードロイド」とも相性は良い。
手札消費が激しくエクストラデッキからの大量展開は苦手としていた【スピードロイド】に対し、こちらは《WW-アイス・ベル》1枚だけで召喚権を使わずに効果破壊耐性を付与した《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》のシンクロ召喚に繋げられるほどの恐ろしい展開力を秘めている。
実際、OCGでも「WW」と他カテゴリを組み合わせた【WWSR】や【WW召喚獣】といったデッキが環境にて度々活躍していた。
幼少期の回想シーンではデュアルモンスターの《幸運の笛吹き》を使用していたが、現在も持っているかは不明。
洗脳
上記にもある通り、115話の本編登場の際、リンは既にドクトルによって洗脳済みの状態だった。
培養された実物の《パラサイト・フュージョナー》を脳内に寄生させるという夕方アニメとは思えない方法であり、第116話での説明中はリンの脳内が映し出された。
洗脳中は完全に優先順位がドクトル>ユーゴとなっており、ユーゴに対する暴力も厭わないほど。
洗脳解除後
第127話でドクトルがカードにされたことで柚子シリーズの洗脳は解けるのだが、その後もリンはユーゴのことを気に掛ける場面は一切無く、目の前の状況にリアクションするだけに留まっていた。
キャラクター一人一人に時間を割くような尺が無かったのは確かなのだが、せっかく洗脳が解除されたにもかかわらずあまりにも素の本人が描写されないまま最終盤に突入してしまっている。