概要
- ルームマッチ機能について
- ウマ娘プリティーダービーにおけるルームマッチ
ルームマッチ機能について
オンライン機能で見ず知らずのプレイヤーとランダムでマッチングして強さを競う遊び方とは逆に、ある程度連絡を取り合える人間に特定のID(ルームID)を伝え、そこで集まったプレイヤー同士で戦うことができる機能がルームマッチである。
オンライン対戦において、ランダムで対戦できる相手とマッチングするルールが従来のゲームで言うところの一人プレイとすれば、ルームマッチは多人数プレイに相当するものと考えるといいだろう。
多くのゲームに実装されているルームマッチ機能では八百長や不正に繋がる可能性を懸念してか、ポイントを稼いだり、ランキングや勝率が付けられたりすることは少ないが、ルール等を仲間内である程度自由に決めたり、無制限にして戦える事が多い。
また、公式大会、または特定の地域やグループで集まって大会を行うときにもこのルームマッチを利用して開催されることがある。
後述作品と同社となるが、Shadowverseでは「ルームマッチで100万円が当たる」キャンペーンも展開されており、「助かる」(CV:杉田智和)というCMに見覚えある人もいるだろう。
ウマ娘プリティーダービーにおけるルームマッチ
サービス開始当初からプレイヤー間で自由にレースを行える機能を望む声は多かったが、2021年6月に実装が発表され、大きく話題になった。
このルームマッチでは天皇賞や有馬記念のような大きな大会のルールをベースに参加プレイヤーを募って開催することができる。
出走できるウマ娘のランクやプレイヤー一人が出せるウマ娘の数、更には天候・やる気といった条件といった環境設定を細かく定めることも可能(もちろんこう言ったルールを定めずに素早く始めることも可能)。
SNSと連携してマッチを募集したり、ルーム制作者が許可すれば観戦参加することもできる。
中には1位になったウマ娘を描くというウイニングライブならぬウイニングドロウをかけた戦いをする猛者もいる。
これによってチャンピオンズミーティング(ランダムでプレイヤーとマッチングして勝敗を競うイベント)の予行練習や、各トレーナーが一人ずつ自慢のウマ娘を出走させて競う現実の競馬さながらの真剣勝負を行ったり、これから実装されるウマ娘が増えていけば、史実やアニメの名勝負をそのまま再現できる可能性も秘めている。
そんな胸熱機能になる…ハズだったのだが。
案の定ネタマッチの方が話題に上がっている。
ネタマッチの例
全員同一キャラマッチ
同じウマ娘が一堂に会して走るというカオスな絵面で、ネタマッチの代表例。むしろルームマッチで一番盛り上がっているルールの可能性すらある。ただし、ウマ娘を指定するルールは公式では設けられていない為、ルーム名で説明しておくことが推奨される。
既にそうなることはタウラス杯やジェミニ杯でゴルシが複数走っている事からも予想されていた。一見ふざけたルールだが、同一キャラでもスキル編成、能力でどのような差がつくかを知ることもできる意外(?)と便利な対戦かもしれない。
全員ハルウララで無理矢理有馬記念を優勝させるという試みをするトレーナーもいる。
なお、同キャラレースで勝とうとする場合、専用のビルドをしておくことが推奨される。
というのも全員同一キャラということは大抵作戦も被る形となるため、キャラによっては先行/逃げなのに道中順位が2桁のような普通ならありえない順位になりがちであり、位置取りをトリガーにするスキルの発動が安定しないため。特に固有スキルのトリガーに位置取りが入っているキャラはこの傾向が顕著で、具体的には先頭を取ったウマがそのまま固有スキルを発動して勝ち切る大半の逃げ専ウマ娘、逆に後半順位でないとスキルが不発になるので前に出たら負けなゴルシや通常グラスあたりはしょっぱいレースになりやすい。
逆にある程度脚質の自由度が高いキャラの場合、メジャーな脚質を避けるといったメタを読んだプレイも可能で、マヤノトップガンあたりだと先行~追込まで全脚質参戦(衣装も通常、勝負服、花嫁の3種類と華やか)で通常レースと大差ないレースも可能。
一人以外全員同一キャラ
同一キャラマッチから派生した例で、一人のウマ娘が同じ姿をしたウマ娘10数人に追いかけられるという、バラエティ番組や熱を出たときに見る夢のような地獄絵図となる。あるいは捕まったら負けな企画モノのビデオとも。
脚質やレースのネタ的な完成度からやはりというかメジロマックイーンとゴールドシップ複数の組み合わせが人気。その他だとこれまたマックイーンorミホノブルボンについてく…ついてく…するライスシャワー達、スペシャルウィークやエルコンドルパサーを徹底マークするグラスワンダー達、等。
そんなこともあって、pixiv内ではルームマッチ=複数の同一人物に狙われるという構図が多い。
メジロマックEーン杯
同じく同一キャラマッチの派生版。
育成序盤のレースでミスして育成終了に陥りやすいメジロマックイーンだが、そのあえてミスしたマックイーンだけを集めてレースする、というもの。
ルールは最序盤目標「『ホープフルステークス』で失敗し、ファン3000人を達成できなかった」マックイーンのみ出場可能ということになっているが、どのレースや目標で失敗したかまではさすがに見れない為、マックEーンでありながら能力はEにギリギリ収める調整がなされていたり、そもそもホープフルステークスを走っていないなど違反者も続出しているらしく、脱法マックEーンや養殖マックEーンなどパワーワードが誕生している。
卑しか女杯
満を持して登場した愛に生きるウマ娘たちの全力勝負。
上記に比べるとまだ普通のレースなのだが、レース名に「卑しか女杯」と入れたり、「桐生院トレーナーとお出かけしたトレーナーを追いかけるウマ娘たち」等シチュエーションを入れてそれっぽさを競う。
レース結果よりも他のウマ娘にデバフスキルを入れまくったり、習得しているスキル名で卑しい女らしさを競っている節がある。もしくは湯けむりウマ娘の称号持ちを参戦させて「実績」をアピールする、等。
3着が優勝杯
ナイスネイチャ、またはソフト競馬よろしく、1位ではなく3着を取ったウマ娘が優勝という変則ルール。
作戦縛り
作戦を全員逃げや差しに限定して競うレース。
注意点
競馬と言うモチーフからか大会としてマッチを開催し、優勝者に賞金(ポイントチャージ用カード等)を用意するプレイヤーも現れているが、金銭トラブルやゲームと無関係な企業とのトラブルに発展する可能性を踏まえて注意事項も通達されている。
悪用やトラブルが目立つとルームマッチ機能が消滅したり、最悪の場合ゲームそのものがサービス停止になる恐れもあるので気を付けよう。