概要
初代グリードの部下の一人。身長220㎝ぐらい。かなり大柄な白髪の中年男性で、素手でマーテルの入ったアルを抑え込んで軽々運ぶほどの怪力を持つ。
元々はアメストリス軍所属の兵士だったが軍に無理矢理牛の合成獣人間にされる。その後、グリードに拾われてデビルズネストで彼の護衛を行っていた。グリードに対する忠誠心は厚く、再生能力を誇示するために頭を砕けと命令された際には躊躇なく彼の頭を鎚で粉砕している。
普段は一撃で壁を粉砕するほどの威力を持つ金槌で戦うが、アレックス・ルイ・アームストロングとの戦いで像に錬成されてしまい放棄。本気で戦う際には額から角が生えて体が一回り大きくなり、モミアゲ部分が伸びる。変身後はアームストロング少佐を凌ぐほどパワーが上昇する(旧アニメ版では地下水道の壁を一撃で砕き、瓦礫で完全に水道を埋めている)。
軍の襲撃を受けてグリードを逃がそうとするも追い詰められ、ドルチェット共々特攻するも原作ではキング・ブラッドレイに、旧アニメではラスト&グラトニーに二人とも殺害される。なお旧アニメではグラトニーに死体を食われたと思しき描写がある。
物語全体を見ると前半の1エピソードのみの登場で特に重要人物でもないのだが、終盤の単行本25巻のカバー下表紙に「牛キメラ=草食系男子」として唐突に再登場している。ロアが活躍したのは2003年頃、25巻が2009年発行なのだが、草食系男子という言葉は2006年頃に生まれて徐々に世の中に浸透していったので、ちょうど話題になっていた時期に乗っかってみたネタだと思われる。
pixivではその肉体美からウホッな絵が多め。