概要
一汁一菜とは、和食(日本食)の献立の内、主食(ご飯)一品に汁物(味噌汁)一品、惣菜一品だけのものを指す。さらには「菜」に含まれない香の物(漬物)が添えられる場合もある。
かつては粗食を指す言葉であったが、大戦後の食の欧米化に伴い飽食や生活習慣病が問題となるにつれ、近年ではむしろ食べ過ぎを防ぐ献立として見直されつつある。主菜の栄養面を上手に考えれば却って健康的であるとされ、禅寺では三食に供される精進料理をあえて一汁一菜とすることで寺での仕事と修行を十分にこなし、さらには病気にもかかりにくく天寿を全うできるとされている。
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一汁三菜…一汁一菜に副食二品を追加したもの。