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女装の理由

主に当時罪人だとされている人物が逃走する時などに、周囲にバレるのを防ぐためである。

経緯

第1回「大いなる小競り合い」

平家方の軍勢に追われ、北条家に匿われていた源頼朝

だが、とうとうその存在が平家方であり北条家と親戚関係にある伊東家にバレてしまい、逃げなければならなくなった。この一件に、頼朝に惚れていた北条政子は女装をさせて布をかぶせ、弟の義時と共に馬で逃げさせた。

この時、女装した頼朝は

これより、儂を姫と呼べ

という無理がある要求をしていた。

第17回「助命と宿命」

父親である源義仲頼朝によって討たれ、義仲の息子であり大姫の許嫁であった源義高もその命を狙われることとなってしまった。

だが、義高を心から好きであった大姫と娘を案ずる政子によって、「義高を女装させて逃走させる」という計画が実行される。

義高の従者であった海野幸氏を身代わりとし、女装させて八重の元に行ったまでは良かったのだが、父を討たれたことで鎌倉の武士を信用できなくなっていた義高は女装を解いて故郷に帰ることを決意する。そして…

第40回「罠と罠」

信濃で、北条義時暗殺計画--通称、「泉親衡の乱」が起ころうとしていた。

義時は、その計画と同時に、計画に関わっていた和田義盛の甥、や息子の存在を知る。息子は何とか許されたものの、甥の胤長だけは流罪が決定する。

不満に思った他の和田一族と義時の関係は悪化し、ついに義盛は義時と会う事も許されない状態になった。

そんな中、状況を知った源実朝は母親の北条政子に一度でいいから義盛に会いたいと懇願する。

政子は息子の願いに、

「あの手を使うしかなさそうですね。我が家に伝わる秘策。今のところ1勝1敗ですが、やってみる値打ちはありそうね」と切り出した。

そのセリフの後に出てきたのは、なんと女性用の着物を着て、布を被り、髭にリボンをつけた和田義盛が小走りしているのを見かけて引いている侍女の姿であった。

ちなみに女装をしようが髭面であることには変わりなかったので、どう見ても誤魔化せていないが、なんとか義盛は実朝の元に辿り着き、二人で話をすることが叶ったのであった。

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北条家の秘策
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