各務原線

かかみがはらせん

岐阜県各務原市の新鵜沼駅と同県岐阜市の名鉄岐阜駅までを結ぶ名古屋鉄道の路線

路線データ

路線延長	17.6km
駅数	18駅
軌間	1067mm
起終点	名鉄岐阜駅～新鵜沼駅
鉄道事業者	名古屋鉄道
複線区間	全線複線
電化区間	全線直流電化
閉塞方式	自動閉塞式
保安装置	M式ATS
最高速度	100km/h
最小曲線半径	160m(新鵜沼駅構内)

概要

鉄道要覧による起点は名鉄岐阜駅だが、旅客案内、運行管理、列車番号の付番は新鵜沼駅を起点として扱っている。

路線概略

各務原市から岐阜市、および犬山線を経て名古屋への通勤・通学路線となっており、犬山線と運転系統上一体化している。（鉄道要覧準拠の終点である新鵜沼駅では岐阜方面へ折り返すことが難しい）

全線にわたってJR東海高山本線と並行しているが、本数では圧倒的に各務原線が有利。ただし運賃・所要時間の面ではJRに負ける。

かつて田神-新岐阜間には路面電車である田神線経由の美濃町線の列車が乗り入れていたが、分岐駅の田神駅には急行・準急は停車しないために各務原線と田神線を直通利用する場合に限って重複乗車の特例が設けられていた。田神線が廃線になった時にこの特例も廃止されている。

全線が濃尾平野を走る関係上、平坦な区間が多いが羽場-鵜沼宿間に木曽川が形成した河岸段丘を33.3パーミルの勾配で一気に駆け下りる区間（逆方向の場合は当然ながら駆け上がる）がある。

全線にわたって高山本線と競合しており、運賃や所要時間ではこちらは劣るが本数や高山本線の交換待ちの影響でこちらの方が優位になっている。

因みに高山本線は単線で速度が出せるが、こちらは全線複線となっており本数で優位を保っている。

なお、2023年3月18日のダイヤ改正により、ワンマン運転を開始、全列車終日名鉄岐阜～犬山(三柿野)間での折返し運転に変更される。

これに伴い、午前中に設定されていた中部国際空港行きや豊橋行き、知多半田行きなどの直通列車が消滅することになる。

駅一覧

●：全列車停車 〇：臨時列車停車 ㇾ：通過駅

駅番号	駅名	急行	快速急行	ミュースカイ	乗り換え路線
NH60	名鉄岐阜	●	●	〇	名鉄名古屋本線 東海道本線/高山本線(岐阜駅)
KG16	田神	レ	レ	レ
KG15	細畑	レ	レ	レ
KG14	切通	●	●	レ
KG13	手力	レ	レ	レ
KG12	高田橋	レ	レ	レ
KG11	新加納	レ	レ	レ
KG10	新那加	●	●	○	高山本線(那加駅)
KG09	市民公園前	レ	レ	レ
KG08	各務原市役所前	●	●	○
KG07	六軒	●	●	○
KG06	三柿野	●	●	●
KG05	二十軒	レ	レ	レ
KG04	名電各務原	●	●	●	高山本線(各務ヶ原駅)
KG03	苧ヶ瀬	レ	レ	レ
KG02	羽場	レ	レ	レ
KG01	鵜沼宿	レ	レ	レ
IY17	新鵜沼	●	●	●	名鉄犬山線 高山本線(鵜沼駅)

関連タグ

高山本線…一部並行している。