1966年6月21日生まれ、茨城県出身。
1990年代、金城哲夫を題材とした映画『M78星雲の島唄‐金城37才・その時‐』(※)が企画された折、これを手伝ったのをきっかけに金城とも関わりの深かった上原正三の知己を得る。
この上原の紹介で参加したのが、当時岡本吉起が率いていたゲーム開発会社「フラグシップ」であり、同社においては同じく参加メンバーであった曽田博久や杉村升などといった、ベテランの脚本家たちに師事。彼らからはしばしば「上っつらだけで人間を描くな!」と、執筆した台本をよく床に叩き付けられていたといい、吉田はこの時のことを「正に根性モノの世界を体験した」と後に振り返っている。
脚本家としては主にTVアニメを中心に、ゲームや特撮テレビドラマなど幅広く参加しており、前述した体験もあってか人物描写には力が入っていることで知られる。
中でも、『遊☆戯☆王』シリーズにおいては途中参加となった『デュエルモンスターズ』以来、『ZEXAL』までの各作品と『VRAINS』にてシリーズ構成と各話脚本を担当するなど、実に20年近くに亘って深く関与しており、原作者の高橋和希からも漫画版『ZEXAL』の第3巻にて「オレよりも現在の遊戯王を支えている」と言及されている。
近年は異世界居酒屋「のぶ」、ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-Rhyme Anima-のシリーズ構成も担当。
(※ この企画は実現には至らなかったものの、後年上原の手によって評伝『金城哲夫 ウルトラマン島唄』として書籍化されている)