概要
2002年5月にOCGカードとして初登場したカテゴリー。アニメでは遊戯王GXにて登場している他、ゲーム・タッグフォースシリーズにて夏乃ひなたというキャラが、一時期まで暗黒界との混成デッキを用いていたことがある。
無印遊戯王の鍵である千年アイテムと縁の深い地・エジプトを彷彿とさせる容姿の人型モンスターが多く所属。黒い服を身にまとった者が多い・・・と思いきや、白い衣服を身にまとったメカクレ美女の姿も。
また、基本的には闇属性の下級魔法使い族モンスター主体のカテゴリーではあるが、一部、上級モンスター等も混じっている他、2006年以降には地属性モンスターも登場している。
墓地からの除外封殺等をはじめとする有用なメタ効果を持つフィールド魔法「王家の眠る谷-ネクロバレー」に目が行きがちだが、強固な守備力と高いリクルート効果を持つ「墓守の偵察者」や、ネクロバレーありきではあるが、いざ敵に回すと面倒な表示変更効果を持つ「墓守の暗殺者」など、侮れない下級モンスターの姿も見られる。
そのため、カテゴリー全体の地力はそれほど低くはなく、スタンダードデッキ等への出張といった形でそれなりの成果をあげたカードも見られる。
一方で、ネクロバレーに対する依存度が大きいことや、全体的に攻撃力が控えめのモンスターが多いこと、上級・最上級モンスターが癖が強いうえ帝シリーズ以上に扱いが難しいこと等、課題も少なくない。
また、数年おきに新規カードは増加しているのだが、シンクロ召喚・エクシーズ召喚等の導入や環境の高速化に対応しきれずにいた時期も。近年では、ネクロバレー発動中でも攻撃力等で遅れをとってしまう場面が増えつつあるのも悩みどころか。
もっとも、ネクロバレーが他のカテゴリーとの併用や出張ができるだけの柔軟性があったことや、サポートカードの質にも数にも恵まれている種族が中心であること等が幸いし、登場してから数年以降経った後も、中堅クラスとファンデッキクラスの間を行き来しつつ奮闘中。
2018年からは遊戯王GXへの出演経験があったからか、融合ギミックが追加され、多様性も増加した。
pixivでは…
関連イラストの数がとびぬけて多いわけではないようだが、時折、無印遊戯王の主要人物と、その人物に似た服装を身に着けたモンスターが共に描かれたイラストなどが見受けられる。
また、仮面や衣類で顔を隠した者や、精悍な顔立ちがもったいなく見えるほど固い表情のモンスターも少なくないのだが、意外にも4コマ漫画での出演も複数見られる。