大きくなったら乗ろうね
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もうのれません
若き鉄道ファンを苦しめてきた呪縛である。
幾多の鉄道ファンの中には、幼い時は是非乗りたい列車があった人も多いだろう。
そして親に「その列車に乗りたい」とねだった時、言われがちな常套句が
大きくなったら乗ろうね
大人になったらね
(表記揺れ多数)
…等々である。
これ自体は全く以て当然の話で、金(と時間)は有限である。あれもこれもと要望に応じている余裕はないのだから。何より子供を甘やかすのは良くないので、これだけならしつけの一環で終わりだろう。
だが時の流れは残酷なもので、大きくなって親の力を借りずともあちこちに行けるようになった時には、その列車が既に廃止されてしまい、もう遅いという悲劇が起きてしまいがちである。
例えばブルートレイン。
ブルートレインは2015年の北斗星廃止を以て全廃されている。1990年代後半~2000年代生まれが幼き頃にブルートレインに乗りたいと親にねだり「大きくなったらね」などと言われていた場合、大人になった頃には既に存在していなかったのだ(一応小坂鉄道レールパークでそれっぽい体験はできる)。
遊園地やテーマパークで身長制限のあるアトラクションに対しても使われる。
こちらも大きくなった頃にはアトラクションが(事によっては施設ごと)なくなっているという可能性がある。
また身長がそれほど伸びなかったという可能性もある。
廃止されてしまった列車の中には後年復活したモノも稀に存在する。
2026年には東海道新幹線のグリーン個室がN700S増備車で復活する予定。これは100系二階建てグリーン車に存在したが、1323席統一と高速化の影響で2003年に一度姿を消した。一応、普通車個室なら700系7000番台にはあるが、4人用なので2人以上の人数制限がある。
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