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概要編集

大鉄人17』第9話「幻の超重砲『グスタフ』」・第10話「死なないで!裏切りの父」に登場したブレインロボット

800mm列車砲を流用してハスラー教授自らが組み立てたロボットで、「超重砲グスタフ」の異名を持つ。砲口径800㎜の大砲による砲撃を得意とし、佐原博士によれば砲弾の重量は7t、射程距離は3万4千m、80mのコンクリートを貫くとされる。砲身は接近戦では鈍器としても使える。なおレールがなければ移動できない列車砲と違い、キャタピラで地上を走行する。また機体の前面にドリルがあり、大砲を収納する事で地中を潜行できる。機体の上部にはランプのついたレーダーがあり、通常時は青く発光するが、戦闘時には赤く発光する。転倒しても補助レッグによって元の姿勢に戻る事も可能。秘密基地で遠隔操作されており、劇中ではキャプテンゴメスが操縦した。


劇中の活躍編集

迎撃防止のためにレッドマフラー隊のレーダー基地を潰すべく出撃し、天地山の地下から出現する。関東全地区のレーダー基地を壊滅させると、レッドマフラー隊の戦闘機部隊を全滅させ、地上にいる剣持隊にも砲撃を加える。南三郎の救出のためにワンセブンが現れると、特に交戦せず退散する。

その後、レッドマフラー隊の野村孝隊員を脅迫すべく、彼の家族が住むススキノ団地周辺に砲撃を行う。ワンセブンが団地に現れると、迎撃もせずに仁王立ちする彼に砲撃を加える(実はワンセブンは野村一家の危機を悟っており、わざと攻撃しなかった)。そして野村隊員がやむを得ず寝返りの要求を受け入れると地中に退散するが、ワンセブンが再起動すると再出撃し、野村隊員の妻子を救出しようとするワンセブンを砲撃する。だが、救出を終えたワンセブンがナイキ級ミサイルで迎撃を開始したため、やむを得ず退却する。

野村隊員の妻子をチーフキッドが再度拉致した後、基地爆破の命令を帯びた野村隊員が放った曳光弾を見たゴメスの命令で出撃する(尤も野村隊員の用意した爆弾は剣持隊長によって安全に処理されたが)。だが、レッドマフラー隊の活躍で野村隊員の妻子は救出されてしまい、自らも飛行ワンセブンの体当たりを受けて転倒してしまう。姿勢を立て直して砲撃を再開するも、ワンセブンに砲弾を投げ返されてレーダーを失い、さらにワンセブンに砲身を掴まれてブレイン党のアジトを砲撃してしまう。ワンセブンに砲身を引き抜かれると地中に退散するが、ミサイルで逃亡した地点を攻撃され地上に出てしまう。そのままグラビトン攻撃を受けて爆散した。


余談編集

野村隊員を演じた佐々木勝彦氏は本作の2年前に公開された『メカゴジラの逆襲』で一ノ瀬明を演じており、佐原博士役の中丸忠雄氏やゴメス役の平田昭彦氏と共演した事がある。ちなみにこの作品のゴジラは本作でブレインロボットのスーツアクターを担当した河合徹氏が演じた。


関連タグ編集

大鉄人17 ブレイン党 ブレインロボット 列車砲


タイホウバッファロータイホウマンタイホーン他の石ノ森作品に登場した大砲モチーフの敵キャラ。特にタイホーンは団地を標的にしたという共通点がある。

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