「ブラックサタンでも指折りの、私の悪知恵を信用してください」
CV:安原義人
概要
第8話「溶けるなライダー! とどめの電キック‼」に登場する奇械人。
奇械人モーセンゴケとも表記される自称「ブラックサタン指折りの悪知恵の持ち主」。
食虫植物・モウセンゴケから作られた改造人間で、鳴き声は「ギュアッヒャッヒャッ‼」。
自身の頭部に生えた花から生物を溶かしてしまう猛毒の花粉を放つことが出来る。この花粉を生成して作りだした緑色の毒液はモウセンゴケの溶解液で人間の脳の一部を溶かすという効果を持ち、これを1滴でも飲んでしまった人間は正気を失って暴徒と化して暴れ出し、その後意識を失って倒れる。
1時間程すると正気には戻るが、3回水を飲んでしまうと暴れ回った後に死んでしまうという恐るべき効果を持っており、この毒を貯水池から水道水に混入させ、飲んだ人間を皆殺しにしようと目論んだ。
毒花粉以外にも鋏状の右腕から緑色の溶解液を発射する事ができる他、鋏の中から伸びる蔓で敵を締め上げる。
持ち前の悪知恵を働かして水道局長に乗り移って毒液をばら撒くと、暴徒と化した人々に城茂を抹殺させようと目論み、ストロンガーが手も足で出ない状況で嬲ろうとしたが、局長の犠牲により形勢逆転される。
先の戦いによる犠牲が応えた茂はモウセンゴケを人気のないオフロード場まで誘い込み、おびき寄せられたモウセンゴケはここでストロンガーを始末しようとしたが、水道局員が入手した毒を解析して解毒剤を作られてしまい失敗。
逃亡を図るが、最後は『磁力扇風機』で跳ね返された自身の毒花粉を浴びて怯んだ所に『電キック』を受け爆死した。
余談
ハエトリグサ、ウツボカズラなど食虫植物をモチーフにした怪人は数多いが、モウセンゴケモチーフは後にも先にもコイツだけ。多種多様なモチーフが登場し始めた平成ライダーにさえ登場しなかったのである。