一応、本編のネタバレになるので未鑑賞の人は注意。
概要
4人のエースと黒狐にて西部劇に出てきそうなウェスタンな世界に飛ばされた道長は、「力」が分裂した英寿に遭遇する。
脳筋かつそれ以外の要素に無頓着に変わり果てた彼に散々振り回されるのだが、ジャマトに対しても生身で格闘戦を挑む彼に対し、なかなか変身しないのを気になった道長は「なぜ変身しない?」と問う。
すると、英寿は「えっ?……あ、そうか!」と存在そのものを忘れていたかのような発言の後、デザイアドライバーを起動してマグナムレイズバックルを取り出した。
……ここまではまだ良いのだが、問題はこの直後。
力の英寿はなんと、
「気合い!根性ぉぉっ!!」
ヒュッ ゴイン!(マグナムバックルが当たる音)
……マグナムバックルそのものをジャマトへ投擲しヘッドショットを決めたのである(その後は蹴飛ばしたが狙いは外れていた)。
あまりにも予想の斜め上をぶっ飛んでいく彼の行動を見た道長が、「……」と3秒程固まってしまうという事態が起こった。
この様子がアングルがまんま宇宙猫状態に見えることから、映画を観た人にわかるネタとして徐々に言われるようになっている。
ちなみに、この後も道長もといバッファは変身操作を完全に忘れた英寿に手とり足とり丁寧に教える(しかもわざわざ手をフィンガースナップ前のキツネの形状にさせる律儀っぷり)、「俺が馬だ」という謎理論の元ギーツに肩車される(一応戦えていた)、オパビニアジャマトに向けてぶん投げられ奥の砂山にぶっ刺さる、クロスギーツにボコボコにされる……と、終始不憫というかぞんざいな扱いを受けている。
変身操作を教える中で「もぉおおおお〜っ!!」と叫び(嘆き)ながら蹴飛ばされたバックルを取りに走ったり、更には慌てすぎて大型化しているゾンビの左手でマグナムを装填しようとしたらドライバーにバックルが引っかかって「あれ!?入んねぇ!」と焦るなんていうことも……
その後新たなギーツとの共闘では仕返しと言わんばかりに、仲間たちと共にロケット投げを披露した。
余談
本編を知っている人は最早説明するまでも無いだろうが、道長はゾンビブレイカーと同じ近接格闘向け以外の武器は使いこなす事が出来ない。
ざっと挙げると
- アームドウォーターやマグナムシューター40Xは鈍器扱いして振り回す。
- ゾンビブレイカーと同じく近接格闘向けのアームドシールド、アームドドリル、ニンジャデュアラー、レイジングソードは比較的使いこなせていた。
- が、このうちレイジングソードの初戦はブン投げてしまった所為でコマンドフォームになる為に自分自身を斬る羽目に。
- 更にエレメント付与を除けは近接武器であるはずのビートアックスは、フォームチェンジした瞬間に投げ捨てる。
とこの調子である。
正直な話、自分の力で変身出来る以外は力の英寿と何ら変わらないのである。
よって道長の叫びはある意味、『他人の顔で親友を失う前の自分と同じ行動をされた事への恥ずかしさ』と言えるかもしれない。
関連タグ
仮面ライダーナーゴ/鞍馬祢音:元ネタが宇宙猫ならば、こちらの方がネコ系のライダーなのだが…
お前が言うな/お前にだけは言われたくない/それはひょっとしてギャグで言ってるのか!?:道長の言動を鑑みるとこれ以外の何物でもない