概要
CV:渕崎ゆり子(3)
江戸時代に創作された怪異物語「稲生物怪録」に登場する魔王・山本五郎左衛門が、自らの力を駆使してフレンズに化けた姿(詳しくは後述)。
元ネタの妖怪が侍の姿で現れたのを再現してか、ボロボロになって右半身部分しかない袴を身に纏っている他、サラシにふんどしとかなり際どいデザインなのが特徴。また、緑色の異形となっている右手には小槌を握っている。
顔はシャチのように黄緑色の髪が顔の半分を覆う両目隠れとなっているが、額部分に縦長の巨大な一つ目がある(後に前髪の下にも赤色をしたヒトの目があることが判明)。他にも背後の袴が破れている部分からは無数の目がついた煙のような物体が漂っている。など、妖怪らしく不気味なデザインに仕上がっている(山本に付き従う手下の妖怪達を表している等諸説あり)。
一人称は「我」。
人面魚、麒麟、五龍神達のように名前に全て漢字が使われている数少ないフレンズでもある。
初出
三次もののけミュージアムとのコラボイベントにおけるアクリルキーホルダーとして登場したのが初。ヌエ、ライリュウの二人よりも一足遅れてのお披露目となった(シークレット枠としてシルエット自体は先行して登場していた)。
けものフレンズ3
アプリ版
上記コラボ企画と連動してのイベントにて登場。
イベント当時ではNPCとしての登場で、なおかつフレンズ化もしていない。
イベントストーリーにおけるアイコンでは一つ目かつ全身毛むくじゃらな、元ネタに準じた妖怪そのものの姿をしている。
ジャパリパークを「動物ヶ島」と名付け、妖怪騒動を巻き起こした張本人。
妖怪の間ではその名を知らない者はいないと言われ、名前を聞くだけでも恐ろしいとされている。ヤタガラスなど一部の守護けものとも古い知り合いである模様。
山本が現れた事でパーク内は雷雨が止まらなくなる、寒暖差がめちゃくちゃな気候になる、配下の妖怪がセルリアンに化けて襲いかかる、ジャパリパーク探検隊の作戦を指揮していた隊長がいつの間にか偽者とすり替わり、本人は縄で縛られて辱めを受けてしまうなどの被害が相次ぐように。
困り果てた探検隊は妖怪のフレンズや守護けものと協力して山本を撃退する手段を探る事になり、その成り行きで山本と因縁のあるヌエやライリュウも山本退治に加わっていく。
魔王と呼ばれるだけあってその力は強大で、探検隊や守護けもの達が束になってかかっても終始余裕を保ったまま圧倒し続けていた。
妖怪らしく化ける能力も有しており、イベントクエストでは大型セルリアンやフレンズに化けて隊長達に戦いを挑んでくる。
終ぞ直接倒すには至らなかったものの、一行が勇気を振り絞って力の限り抗戦した姿に感銘を受け、かつて平太郎にも与えた小槌を一行に授けてパークから姿を消した。なおその直前に置き土産としてラッキービーストに化けた人面を使ってジャパまんを根こそぎ奪い去るという、結構シャレにならない騒動を引き起こしている。
そして年は変わり2025年、『体力測定 山本五郎左衛門編』にてついに実装されることとなったが、1月7日～10日にかけてナナが所持する広報用端末を奪い、けものフレンズ3公式X(twitter)アカウントを乗っ取るといったサプライズが展開された。ついでにヌエと一緒に自撮りをしている様子もX上にアップされている。
体力測定イベントでは初となる事前告知で正体が明かされなかったフレンズである。
以前の一件で自身に相対したフレンズや隊長たちの逞しい姿を「面白い」と感じ入り、同時に『魔王』としての偉大さ・妖怪の美学を再びパークに知らしめるため、そして気に入ったジャパリパーク探検隊などの面々を配下に加えるため、自らフレンズに変化して再来島(自らフレンズの姿になったのは火の鳥に続いて二人目)。
当初はなんと大型セルリアンに変化し、更にセルリアンを使役してフレンズ達を驚かすという凄い事をやっていた。
暫くはこうして多くのフレンズを驚かし、時には騒動を聞きつけて撃退にやってきたジャパリパーク警備隊すらも威圧感だけで退けるなど『魔王』の面目躍如を果たしていた。が、あくまで「驚かす」「怖がらせる」事が目的であり、フレンズを傷つける事は決してしない山本と異なり、「フレンズから輝きを奪う」という本能で行動しており、どれだけ言い聞かせてもフレンズに襲い掛かってしまうセルリアンは「所詮は収集・模倣するだけ、数で襲い掛かるだけで、脅かしの美学・信念を持たない」と、妖怪としては論外であると判断する。（因みにフレンズを襲撃しようとしたセルリアンはしっかり倒し、フレンズ達を守っている。）
騒動を治めようと妖怪・守護けもの級のフレンズを掻き集めてきた探検隊と出会った時にはすっかり興味が失せており、自分の配下として引き連れていた大量のセルリアンを討伐し終えていた。そして「また悪さをする気なら止めてみせる」と警戒する探検隊達を見て「やっぱり配下にするなら自分に挑んでくるくらいの胆力のある奴らが良い」と再認識し、改めてジャパリパークに妖怪の美学を広めてやろうと宣言。何はともあれ一件落着？した。
体力測定ではナナの招集に応じてヌエと共に参加。シナリオ冒頭では奪っていた広報用端末の事も言及され、あの後ナナはどうにかこうにか山本から端末を返してもらった模様。
（ちなみに公式アカウントでのポストの流れと今回のイベントシナリオとがリンクしており、山本が端末を奪ってポスト → 一度ナナが取り返して体力測定を告知 → イベント冒頭でヌエが興味を持って端末を奪いポスト → 山本がヌエから取り返してポストし、ナナに返して体力測定開始 → 体力測定後にまた山本が端末を奪い、ナナが後で再度取り返す、という時系列だった。）
集まって早々ヌエと一触即発の状況になるが、体力測定を「肉体の力を測り比べる勝負」とみなして決着を付けることにした。
...が、そこは互いに人智を超えた力を持つ大妖怪。ボール投げでは遠くに投げすぎてボールを紛失、走り高跳びでは遥か上空までジャンプし合ってバーが無意味に、握力測定では握力が強すぎて測定器を破壊し、短距離走では途中から互いに妨害合戦になる...と、結局殆どまともに測定できなかった。
（なお、手伝いに来ていたトラは悉くヌエと張り合う山本を見て「ヌエがナナ達に興味を持って悪戯をしないように山本が間に入って守っていた」と気付いたものの、結局は上記の通りまた端末を奪い取っていってしまい、良いヤツなのか悪いヤツなのか分からないとあきれていた。）
初期けも級は☆４、メイン属性はマイペース、サブ属性はリラックス。
マイペース属性でもシンプルかつ屈指のアタッカー性能。
| とくせい | 毛むくじゃらの姿 | 自身を除く味方マイペース属性のすやすや耐性(高)が増加。さらに自身のたいりょくが50%以上のとき、自身の与ダメージ15%増加+被ダメージが10%減少。 |
|---|---|---|
| キセキとくせい | 物怪どもの王 | 自身の全状態異常耐性(高)が増加+強敵への与ダメージが30%増加。さらに自身がギブアップ状態でないとき、相手全体の与ダメージが5%減少+かいひが5%減少+被ダメージが5%増加。 |
| なないろとくせい | 未実装 | 未実装 |
| たいきスキル | 次なる怪異は･･･ | 自身の与ダメージが25%増加+攻撃命中率が15%増加(3ターン)。さらに自身の体力が20%回復+MPが20増加する。 発動率：100% 発動回数：1回 |
| とくいわざ | 魔王呼びし木槌 | 相手単体に55%×2のダメージ+高確率で与ダメージを5%減少(2ターン)。さらに対象がラブリー属性かファニー属性の場合、中確率でかいひを5%減少(1ターン)。 |
| けものミラクル | おそろし、たのし、百鬼夜行 | 敵単体に720%のダメージ+対象がラブリー属性、ファニー属性の場合、追加で120%のダメージ。さらに自身にルンルンきぶん状態(2ターン)付与+MPが12増加。 |
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