概要
CV:久川綾
カミシロ・エンタープライズの「EDEN」プロジェクトを推進する執行役員にして、現行のカミシロを統率する社長代理を兼務する才女。
物腰が柔らかく誰の意見でも取り入れる器の大きさを見せるが、実際は自分の意見に絶対の自信を持ち、相手の話を聞く気は更々無い。
人物像
蜂蜜をぶっ掛けた様な甘ったるく緩い喋り方が特徴。
外見も胸元を大きく露出して色気を隠そうともせず、色々と危ないセリフを吐く場面も多々ある。
柔らかそうな態度を示しているが、実際は強烈なエゴイストで、時折り見せる冷淡さを際立たせる。
カミシロの上層部は政界や軍との繋がりも強く、本来なら会社の存亡にも関わる『EDEN症候群』を隠蔽し、イーターの制御法の試運転のために「EDENの大型アップデート」と評して一般市民を実験台にした。
前社長の遺児である神代悠子達の後見人の立場から、彼女にある役目を与えてハッカーを集めさせ、もしもの時のスケープゴートとして利用した。
関連項目
真の正体(ネタバレ注意)
正確には、彼女の身体をロードナイトモンが間借りしている状態である。
ロイヤルナイツの中でもドゥフトモンと並ぶ人類殲滅派で、人類殲滅計画『パラダイム・ロスト計画』を実現するべく人間界に入り込み(但し、サイズの都合で幼年期まで進化段階を落としている)、8年前にある事件で精神データを失った彼女に同化した。
計画の為に暗躍し、イーターを出現させた原因のEDENを生み出した、神代悠子の父を殺害している。
劇中中盤、長年の工作の末に『パラダイム・ロスト計画』を発動し、ロイヤルナイツも実体化が可能な程のデジタルシフトを起こして以降、岸部リエの姿を捨てロードナイトモンとして行動を開始した。
実の所……
ここまで見れば彼女の豹変はロードナイトモンによるものだと思われるが、実際は違う。
ロードナイトモンによる影響は強烈なナルシズム位なもので、むしろロードナイトモンの方が彼女の残虐性と恍惚感を受け継ぎ、それらが合わさってとんでもない性悪に変質してしまっており、自身の悲願たる『パラダイム・ロスト計画』に支障が出る程に肥大化している。
事実、同化される前の彼女はカミシロ・エンタープライズを乗っ取ろうとする仄暗い野望を持ち、社長秘書の立場を利用して他会社の不正売買や社長との不倫等々、真偽を混ぜた情報をばら撒いての情報工作を行っており、元々からかなり腐った人間性を持っていた。
だが、その思惑はある人物によって見抜かれ、彼女のような「自身だけ良ければいい」行為を嫌悪していた彼により、情報を流そうとした相手諸とも、闇に葬られるはずだった。
が、その手段こそがイーターをけしかけるであり、それにより彼女達は精神データを喰われ=EDEN症候群を発症、肉体が空になってしまい、その状態に目を着けたロードナイトモンが岸部の、もう1体の現実世界で活動するための身体を探していたデジモンが杏子の肉体を乗っ取る事態に至る。
イーター消滅後の再編された世界では神代社長と熱愛中の模様で、元の世界で彼女の本性をよーく知っている実娘に妨害されている模様。