解説
東京都大田区出身。大田区立大森第三中学校を卒業後、玉川学園高等部在学中の1968年に劇団こまどりに入団、NHK大河ドラマ『竜馬がゆく』の門下生役で芸能界にデビュー。1969年に芸術座の舞台『巨人の星』で初主役、以降舞台役者として活躍する。当時は本名の河村稔で出演していたものの、翌1970年から出演するNHKのドラマ『男は度胸』より志垣太郎の芸名へと改名する（但し、同年放送された『樅ノ木は残った』の総集編後篇では撮影時期の関係か本名でクレジットされている）。
その後、1971年に日本テレビ『おれは男だ!』で主役である森田健作のライバル役を演じたことから一気に若い女性から注目され、その凛々しくも甘い顔立ちから一躍アイドル人気となった、その後は東海テレビ制作の『あかんたれ』での演技が認められたことで広く知られた存在となり、数多くのドラマ、映画にも出演。
役者としてキャリアを積んだ後、陽気で明るい元気なキャラで、バラエティ番組にも進出。『スター千一夜』の司会（1976年～1979年）を皮切りに、『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の「デビル志垣シリーズ」など多くのバラエティに出演。『踊る!さんま御殿』の常連ゲストとして黒沢年雄・中尾彬らとともによく出演する。通り過ぎるほどの大きな声と、血管を浮き出して笑うのがトレードマークで、スペシャル時には妻・白坂紀子と一緒に出演するのが恒例となっていた。また旅番組・情報番組のリポーターも務めた。
1988年、山崎洋子事務所から独立し、個人事務所・オフィスTAKUMIを立ち上げ。
2008年12月1日、個人事務所・オフィスTAKUMIを閉鎖。オスカープロモーションに移籍。
2022年12月6日、3月5日に遠征先の佐賀県で急な体調異変による心不全で死去したことを長男の匠がTwitterで報告した
訃報後、1992年から2014年3月30日までにリポーターとしてレギュラー出演していたTBSテレビ（2021年にBS-TBSに移行）情報番組『噂の!東京マガジン』では2022年12月11日放送分の冒頭部分で、志垣のこれまでを振り返るVTR映像による哀悼の意を表した。
主な出演作品
俳優
声優
※1：1980年映画
※2：OVA
