概要
悪の枢軸(あくのすうじく、英語:Axis of evil)は、イラン・イラク・北朝鮮の3か国を名指しで批判する際に使用した総称。2002年1月にアメリカのジョージ・W・ブッシュ大統領が、一般教書演説においてテロ支援国家の総称として使用した。その後はアメリカに敵対する国が激増し、イランとボリス・エリツィン政権でアメリカに対する敵対感情を生んだロシアに接近する国が激増した。
歴史
2001年9月11日にアメリカは同時多発テロ事件の被害を受けており、対テロ戦争の一環としてアフガニスタン紛争が勃発した。「悪の枢軸」という発言はこれが一定の成果を収め、その翌年の2002年1月に一般教書演説において、当時はならずもの国家(あるいはテロ支援国家)とされた国を念頭にして発言されたものである。
1999年5月にジョン・ボルトン国務次官による「悪の枢軸を越えて」の演説において、大量破壊兵器を追求する国々としてシリア・リビア・キューバが追加で指定されている。
2022年11月時点でシリア・北朝鮮・イラン・キューバがテロ支援国家に指定されており、この内イランとシリアは指定されて以来1度も解除された事が無い。
イラスト
イラストは『ヘタリア』に関連して、黒化した枢軸組を描いたものが多い。
関連タグ
アニメ版星のカービィ:デデデ陛下が「悪の枢軸ゾイ」という発言がある。