概要
メシア教によってディストピアとなった東京が舞台の『真・女神転生Ⅱ』に登場する悪魔で、種族は「悪霊」。
モチーフはタロットカードの大アルカナの一つである「吊るされた男」で、頭部に赤い十字が描かれた布袋を被って逆さに吊された男の姿をしている。
LV13と最序盤のヴァルハラエリアにある「スラム街」に出現する悪魔で、攻撃力をデバフする「タルンダ」、守備力をバフする「ラクカジャ」、触れた者のHPを吸収する「デスタッチ」を持ち、種族故にハマ系にとても弱いが、倒すと破魔効果がある「せがきまい(施餓鬼米)」を落とすのは意味深である。
一説にはメシア教によって異端であると粛正対象になり処刑された者の霊であるといわれ、同様な出自と目される悪魔には拷問機具が悪魔化した“マシン”アイアンメイデンがいる。
同シリーズでは逆さ姿の悪魔として、怪獣バグや悪霊サカサクビ、幽鬼ヤカー、邪神カナロアなどが登場している。
なおペルソナシリーズでは悪魔の分類にタロットカードの大アルカナが用いられており、ハングドマンは『女神異聞録ペルソナ』『ペルソナ2』では主に「堕天使」を含めた運命に贖う神への叛逆者が所属しており、『ペルソナ3』では同アルカナのシャドウや、天使の輪と翼で吊された男姿の大型シャドウ・ハングドマンが登場している。