愚神礼讃・一条戻橋(エンコミウム・モリエ)
- ランク:B++
- 種別:対結界宝具/対軍宝具
- レンジ:1〜40
- 最大捕捉:100人
「何とも、吾の右手が疼いておるわ……!」
「行くぞぉッ!抑えられぬ、抑え切れぬ!『愚神礼讃・一条戻橋(エンコミウム・モリエ)』ェェェッ!!……はむはむ、おぉ~いとをかし。」
五本に分裂した炎の槍が一つの拳として集結し、対象の防御効果や結界の類をぶち抜いて渾身のアッパーを放つ、ランサー茨木童子の全力攻撃。殴り飛ばされた相手は京の夜空を彩る花火と化す。
羅生門での出来事……ではなく、一条戻橋での出来事を思い出しながら怒り心頭になることで血脈を励起させ、対象の魔術的防御をたちまち砕く。
生前はこの力によって憎き綱の物忌を破り、切り落とされた自身の腕を取り戻したという。
宝具名称は、和風読みであれば「ぐしんらいさん・いちじょうもどりばし」。
『愚神礼讃』とはルネサンス時代において、オランダの文人エラスムスが記した著作であり、『エンコミウム・モリエ』はラテン語の原題である。
内容は、痴愚=愚かしさを司る女神が、この世にどれほど痴愚が満ちあふれているかを延々と並べ立て、それらが自分の力の成果だと自画自賛する、というもの。
当時の教会権力の腐敗に対する風刺文として名高いが、肝心の茨木童子の出自や逸話とは欠片も関係ない。
・・・とはいえど、とある逸話との関係上、この宝具名称は茨木童子自身と関係ないとは一概には言い難いものである。詳細はバーサーカーの方で。
ではこの名称がどこから来たのかというと、ルルハワで絶賛、邪気眼を開眼させている黒い水着聖女が考案したのを気に入った為。
酒呑童子からは『大江山・大花火』という呼称も頂戴しているのだが、本来の宝具名は『物忌破り・一条戻橋』 。
ちゃんとした宝具名が別にあるにもかかわらず、ノリと勢いで叫んだ言葉で真名解放できている辺り、ゴールデン理不尽に通じるものがある。
ゲーム上では、カードの種類はBusterで、効果は【単体防御力無視攻撃&スター大量獲得&自身のスター発生率ダウン(3T)】。
スターはOC1の段階で30個発生し、チャージが増えるごとに5個ずつ増えていく。