有色民族である日本人が、数百年の植民地支配に苦悩し呻吟するアジア・アフリカの被圧迫民族の悲しみをわが悲しみとして立ち上がった日である。
概要
昭和時代初期、日本は東アジア、とりわけ中国、満洲問題の解決のため、それを妨害するアメリカ、イギリス、ソ連の排除と、永年欧米列強の強圧に苦しむ東亜の解放と独立及び平和の確立のために連合国と戦い、東アジアから南アジアに至る地域において、米英仏蘭を駆逐することを決意した(大東亜戦争)。
昭和16年12月8日、対米英宣戦の詔書が下り、ハワイ海戦(真珠湾攻撃)をもってこの戦争が始まった。
移民絶対禁止などに象徴される英米の横暴に屈辱と屈服をもって対してきた過去を振り返り、日本人は溜飲を下げた。当時詩人高村光太郎は「世界は一新された」「時代はたった今大きく区切られた」と言った。
結果として、昭和20年8月15日に玉音放送によって戦争は終わり、日本は敗れ、まさしく身を滅ぼした。しかしながら、アジア諸民族は独立し、それがアフリカに波及し、第二次世界大戦後、民族自決と独立運動は燎原の火のように燃え上がり、次々に欧米列強から独立していったのであった。
一方日本は、ポツダム宣言を受諾して降伏し、日本の国家体制の骨格を本来の形から変えて固められ、歴史・伝統・文化を破壊する占領軍の過酷な政策に沈むこととなった。