概要
紀元前15000年頃、古代エジプト新王国時代に実在した書記アニと同一人物と名乗るカイロでDIOを捜索するジョースター一行へと差し向けられた刺客の1人である謎のミイラのような姿をした怪老人。
古代エジプト神話の創造神「プタハ」の啓示を受けたスタンド『創世の書』を操る。
ポルナレフを始め、アヴドゥル、ジョセフたちと対決し敗北させ、承太郎をもスタンドから召喚したエジプト神話最強の神獣アメミットに喰らわせようとするが、ジョセフの策によりポルナレフのシルバーチャリオッツにより、アミメットが記載されているページの文字を削られていたため、アミメットが消滅してしまい失敗。
自分のスタンドを傷つけられたことに怒りを覚えつつも、再び別のページから新たな事象を召喚しようとするが、承太郎の投げつけた香水(粗悪品)を投げつけられ、目潰しされた隙にスタンド『創世の書』を取り上げられてしまい、そこへスタープラチナのオラオララッシュを撃ち込まれて体を粉々に砕かれて敗北。スタンドもろとも砂漠の砂塵となり消滅した。
なお、本人曰く古代エジプトに伝わるバァ転生の秘法を使い、生き続けてきたと自称しているが、真相は最後まで不明であった。
また、何故DIOに忠誠を誓っているのかも不明。 (似た者同士、気が有ったのかもしれない?)
スタンド「創世の書」
【破壊力―? スピード―? 射程距離―? 持続力―? 精密動作性―? 成長性―?】
冒険家E・スティーブンソンが紀元前1500年頃の新王国時代の遺跡から発掘したとされるパピルスで作られた歴史書。
しかし、そこに記述されている内容は紀元前3000年頃の初期王朝時代~現代にまで及んでいるという不可解なものであった。
その正体は書記アニを本体とした実体化したスタンドであり、彼が記載された内容読み上げる、または黙読することでそこに書かれた歴史を実体化させて攻撃することが出来る。
また、内容は歴史上の史実だけではなくスフィンクスやオシリスの審判といった神話などで語られる伝承の類も記載されており、もちろんこういう類のものも召喚することが可能である。
また、余りにもの強大なパワーを秘めているため、呼び出されるものはハーミットパープルをもってしても実物かビジョンなのかを見破ることが困難なほどのもので、この特徴により、アヴドゥルは無関係な人々を殺めてしまったと錯覚し、混乱に陥りかけた。(ジョセフに諭されなんとか平常心を保つことが出来たが…)
ただし、一度に召喚できる事象は1つだけであり、スタンドのページが傷つくとそのページを読んで召喚された自称や現象などは消えてしまうという弱点が存在する。
なお、これを発見したスティーブンソンは謎の死(心臓発作とされている)を遂げており、おそらく本体のアニにより始末されたものと推測される。