柳生十兵衛(Fate)
やぎゅうじゅうべえ
「Fateシリーズ」にて存在が示唆されているキャラクター。
『Fate/Grand Order』第1.5部の第3シナリオ『屍山血河舞台 下総国』において、彼の実父である柳生宗矩によって初めて言及されており、後に第2部1章『永久凍土帝国 アナスタシア』にて宮本武蔵からも言及された。
江戸時代前期に活躍した柳生新陰流の剣豪、「柳生十兵衛三厳」。
大和国柳生藩の初代藩主で、徳川将軍家の兵法指南役も務めた大名にして剣豪である柳生宗矩の長男。宗矩との稽古で右目或いは左目を失明したとされる(宗矩自身は「そういう事になっている」とぼかした言い方で語っており、詳細は不明)。幼少より小姓として、後の第三代将軍・徳川家光に仕えていたが、何らかの理由で家光の勘気に触れて小田原に謹慎処分を受け、それを機に12年に渡って諸国を廻る武者修行の旅をしていたと伝えられ、多くの逸話を残している。
千子村正が語るには、巷では「無敵の剣豪」と称されているらしく、本作の宮本武蔵ともどこかの世界で面識があり、ロシア異聞帯での彼女曰く「日本政府のエージェント」だとのことで現代まで生き残っている柳生家を率いているという何かとんでもないことになっている。
当然、剣術は父・宗矩と同様に柳生新陰流の筈だが、蘭陵王の幕間イベントにおいて宗矩が語るところによれば、自分の剣とは大分異なり「天衣無縫」と称するのが相応しいとのこと。
宗矩の回想において、十兵衛と思しき男性が語る場面があり、江戸の民の噂から武蔵や宗矩のことをよく聞いていたらしく、自分にとっては宗矩こそが真に強い相手だったという。
十兵衛の父であり、江戸柳生の始祖にして徳川将軍家の剣術指南役。
親子仲はさほど悪くなかったようで、よく2人で稽古をしていたらしく、幼い頃から強かった十兵衛に稽古をつけるのに宗矩は苦労していたことを話している。
誰もが知る二刀流の剣聖であり、本作では様々な次元を渡り歩く女剣士。
ある次元でのロシアで、現代日本の政府エージェントとなり、柳生一門を率いて彼女を襲撃したらしい。
武蔵の一番弟子にして養子。
『Fate/SamuraiRemnant』において、宗矩と共に十兵衛についても言及しており、師に勝らずとも劣らない剣豪と認知している。