格闘家ダン
かくとうかだん
高い攻撃速度と物理攻撃回避能力を持ち、低コストの2ブロック近接ユニット。
しかし、防御力は低い上に魔法耐性も無く、耐久力に難がある。
スキルは『ラッシュ!』。
最長20秒間、攻撃速度の待ち時間を短縮させるものであり、1秒に約2回攻撃するようになる。
元々攻撃速度の高かったモンクの長所を伸ばすスキルであり、雑魚を次から次へと蹴散らしていくため、対ラッシュ性能を発揮する。
また、格闘士ジーナと猛き爪獣ウルとは同じスキルであり、彼女達のスキル上げの素材として用いることも可能。
育てやすいのも利点だが、その分頭打ちも早い。
防御力の高い敵をうっかり捕まえてしまうと高いラッシュ性能も封殺されてしまうため、相手を選ぶようにしたいところ。
Lv.55の追加アビリティは『体力アップ』。
HPが1.2倍になる。
さらに、2017年5月11日から『奇跡の男』に変更、1%の確率で攻撃力23.9倍の一撃を出す効果が追加された。
ただし、スキル込みでも狙って発動させるのは非常に難しく、後述するネタの片鱗として割り切るべきだろう。
(ネタバレ注意!)
2017年4月1日に開催されたエイプリルフールイベント『女神たちの戦い』にて主役に抜擢。
そのあまりにもブッ飛んだストーリーが王子達の間で話題を生んだ。
アイギス神殿にて鋼鉄の女レアンと共に見張りをしていたダンだったが、退屈から強者との戦闘を所望。
しかし、その願いが実現してしまったかどうかは定かではないが、女神ケラウノスが魔神や鬼を連れて襲撃する。
シルバーユニットたちが決死の抵抗をする中、ダンは何を思ったのかトイレへと離席。
雑魚敵を蹴散らしていくものの、不気味に待機する魔神達に威圧される中、女神アイギスが突如降臨。
この状況を打破するためには、膨大なコストを支払って出撃するしかないとのことである。
実際にコスト99を支払って出撃させることができ、攻撃防御HP10000もの破格のステータスというトンデモ仕様。
女神アイギスがファイティングポーズからローリングソバットを相手の顔面やみぞおち辺りにブチ込む姿は王子の笑いを誘ったとか。
さらにスキル『ラッシュ!』を持ち、攻撃力10000の連撃を放つ。
かくして勝利を収め、神殿は守られたのだが、ダンはトイレから戻ってこない。
すると、アイギスからあの男の声が……
「……俺なら、ここだぜ。」
そう、ダンを依代にしてアイギスは降臨していたのだ。
人の身で女神の依代となるのは、死を意味していた。
助かる方法は一つ、アイギスが復活のために溜め込んでいた力を使うしかない。
しかし、最終決戦における戦う手だてを捨てるのと同義であった。
そこに王子が戻ってくる。
皆は王子に判断を仰ぎ、そして…………男は帰って来た。
ダンは命を救われたのである。
仲間を誰一人として欠くことはできない、それが王子の答えであった。
その答えに人間の輝きを改めて見いだしたアイギスは、どこか満足げに再び眠りについた。
ちなみに、何故ダンが選抜されたのかというと、多分ウルトラマンシリーズの登場人物であるモロボシ・ダンになぞらえているのではないかと思われる。
もっとも、某光の巨人と一心同体となったのは初代の方なのだが……