概要
てんとう虫コミックス44巻及び、藤子・F・不二雄大全集第17巻に収録。
「どうぶつ」「ともだち」「のりもの」「とり」「さかな」「おかあさん」の6種類がある。2ページしかないが、これを実物に向けて背のボタンを押すと、その物が絵本に写し出され、絵が次々に動いて、その物の現在の様子がテレビに映っているかのようにわかる。
なお、「ドラえもん社会科おもしろ攻略 歴史人物伝【幕末・維新】」には「れきし」も登場している。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版
- 1990年8月24日放送。
- サブタイトル及び、道具の名称が「ほんものえほん」。
- 冒頭にはのび太が庭で一人サッカーをしていたところ、ゴールに見立てた塀にボールを蹴ったところ、これが跳ね返り花瓶に当たってしまった。また、花と花瓶の破片を回収した後、こぼれた水は履いていた靴下で拭いていおり、物置には花瓶の破片のみ隠していて花は後ろに隠したが、直後にママが洗濯物を干しにきたため、ボールと共に部屋に持ち帰った。
- のび太が「おかあさん」の本を選んだ際、ドラえもんは以外な選択と驚いたが、「君みたいな怠け者にはいいかもしれない。忙しく立ち働くママの姿を見るのもきっといい勉強になるだろう」と一人納得している。
- 物置に近づくママを見て慌てるのび太にドラえもんは「また何か隠したんでしょ~。0点の答案とか」とにやけながらつぶやいている。その後、のび太がほんものえほんを持ち逃げしたことに気付いて「ほんと素早いんだ」と呆れている。
- ジャイアンとスネ夫がラジコンを飛ばしていたのは空地ではなく別の場所で、「お前もやりたいだろ!」「でも貸してやんない!」とのび太をバカにしている。しかし、のび太が去った後、スネ夫はそろそろ返してとジャイアンに頼んでいるが、取り合ってもらえず、しかも操縦ミスでラジコンはどこか遠くにいってしまい、スネ夫は怒りのあまりジャイアンの操縦が下手といってしまったことで、ジャイアンは怒って帰ってしまった。
- のび太はしずかに逃げたカナリアが木の上にいることを教えてあげようと彼女の元に向かい、のび太が飛んでいく姿を見てスネ夫ものび太が知ってるかもと思って後を付けて行った。そしてのび太はカナリアを捕まえた後、その木にスネ夫のラジコンが引っかかっていることに気付いて取ってあげており、スネ夫はこれを受け取った時、さっき意地悪したことをのび太に謝っているが、のび太は全然気にしていない様子だった。
- のび太が帰ってきた時、ドラえもんは洗濯物を取り込んでいて、のび太も一緒に手伝っている。ママが外出したのは買い物に出かけたからで、ラスト無事和解できたのび太とママをこの本で見たドラえもんは「雨降って地固まるか。よかった、よかった」と和んでいる。