「ひいいいい」
「ちくしょう速い!! 追いつかれる」ガアアアア
「俺の名は田中ナオト!! この邪鬼を助けに来た!!」
プロフィール
年齢 | 中年。(正確な年齢は不明) |
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身長&体重 | 不明。(明と比較するとやや高め?) |
特技 | 邪鬼使いとしての知識。(かなり詳しい) |
作中での主な呼称 | 「田中さん」「邪鬼使いの人間」「裏切り者(両陣営より)」 |
「あなたにだけ見せたい 概要があります」
田中さんは、彼岸島ではじじ様に次いで古くから邪鬼を操っていた古参の邪鬼使い。
偶々の不注意から邪鬼と化してしまった自身の母、田中美香子を匿うべく吸血鬼軍に与することを決意した。
人間軍レジスタンス内では数少ない邪鬼の専門家であり、実際彼の思い出した情報が戦局を変えることもしばしば。
作中での主な活躍
無印
廃病院の戦い
「駄目だ...とても俺には刺せねェ...」
作中においては当初こそ関岡病院周辺に住む邪鬼足長婆さんを従える邪鬼使いだったものの宮本明と師匠率いる忍者レジスタンス部隊に夜襲を受けて拠点は壊滅。
田中自身は上手く手のひらドリルしつつ明の不意を付くべく奔走するも、邪鬼と化した母を守るべく明達に自身の正体を明かして対立する。
病院の屋上の上で明に短刀を渡され「止める覚悟があるなら俺を刺せ」と言われたものの立ちはだかる無数の守護霊たちに阻止されたことで田中は改心し、母親の最後を明と共に安らかに見送った。
水上の村の戦い〜亡者の森編
そして病院攻略後に田中さんは明さんに対し、「雅様の罠に違いない」と念押ししつつ一封の書を差し出した。
その中に入っていた明宛ての手紙には師匠の義娘青山紅葉の生死や次なる戦いの舞台、天狗岩のことなどが書かれていた。
引き止める田中を制止した明は刀を手に天狗岩へと駆け出して行ったのだった____
...そして案の定件の雅の手紙は罠であり、明を誘き出してその間に人間軍の本拠地を襲うという雅様しか思いつきそうにない作戦だったのだ。
慟哭する間も無く明は田中さん、そして開放した紅葉を引き連れて吸血鬼達の第二拠点・水上の村を襲撃。
無事になんとか邪鬼の追跡を振り切った明達は加藤や西山達と合流した後、唐突に広がる大砂漠・亡者まみれの樹海・火山地帯などの白昼夢的な光景を尻目に彼岸島を駆け抜けて行き、特に亡者の森では丸太を搭載したトラックにより電撃的に樹海を駆け抜けるという無茶すぎる作戦を決行することに。
(また、その際の明さんの台詞である「みんな丸太は持ったな!!行くぞォ!!」はその絶大なインパクトから現在まで語り草となった。)
地獄谷の戦い〜五重塔
そして地獄谷を支配する斧神様との戦いでは多数の馬を引き連れて見事師匠奪還に成功した田中さんたちはケンちゃんと再会し、樹海の中で襲いかかってくる吸血鬼軍を倒しつつ遂に吸血鬼軍のリーダーである雅様の待つ五重塔へと到着し、凄まじい死闘の果てに明は惜しくも力及ばず敗北してしまう。
雅様が勝利したことで人類最後の47日間の戦いの火蓋が切られたのだった..
最後の47日間
戦死までの流れ
「た..田中さぁぁぁん」
「んあっ」ジュルル
無印での吸血鬼軍との激戦を生き抜いた田中さんだったが、47日間も終盤の最終決戦というところに来た122話「裏切り者」にて、吸血鬼軍側の邪鬼使いのトップじじ様の操る邪鬼の太郎の放った明さん狙いの舌攻撃を庇って敵に捕まってしまう。
...そして吸血鬼軍を裏切った田中さんとじじ様は元々邪鬼使い同士で顔馴染みだったらしく「お前だけは楽に殺さん...」とばかりに超執拗な拷問を仕掛けられてしまった。
太郎の腹部の口で身体中の血液をじわじわ吸われて悶える田中さんを見てレジスタンス軍は一瞬慄くものの、拷問に集中していたじじ様が西山徹と坂下ユキにより遠距離からダイナマイトと弓矢による狙撃で爆殺されたことで彼の操っていた太郎はコントロールを失い、最終的にレジスタンス軍はなんとか彼岸島の最終関門の港を攻略することに成功した。
(しかしそれ以降田中さんが登場することはなかったため、おそらくじじ様の操作が解けた時点で死亡したと考えられる。)
田中ナオト(年齢:不詳)、最終決戦にて散る_______
備考
「田中さんも何か着たらどうですか?」
「私はこれが動きやすいんで...」
ちなみに明達が攻め入ったその直後、水上の村は大河の上流で明達&邪鬼が大暴れしたため水が押し寄せて滅んだらしいとのこと。>
ウィルスの蔓延るこの島において褌一貫スタイルというオリジナルを確立した彼だが、その全裸縛りゆえに日本刀装備時の彼は鞘を一切使用せず抜刀状態でそのまま携帯するため見ていて非常にハラハラする..怖ェ!!
実際に彼は本編にてほぼ全裸にもかかわらず傷一つ負わずに吸血鬼を仕留めたりしていた上、47日間終盤にて明さんを庇いじじ様の操る太郎に捕縛されるまでほとんど全ての攻撃を躱し切っていた。
そのため、読者からはある意味では彼こそ人間軍最強(被弾ゼロ)なのでは...?との声も。