概要
男性キャラクターが痛めつけられるシチュエーションを意味する用語。
ネットスラング「リョナ」から派生した呼称であるが、リョナは主に「女性が痛めつけられるシチュエーション」の意味で用いられているため、男性がリョナ対象の場合は、棲み分けのために本タグ(あるいは「ショタリョナ」「青年リョナ」「腐リョナ」など)を用いる事が推奨されている。
男リョナのタグは加害側が男性や怪物である場合に用いられ、加虐側が女性である場合は「逆リョナ」で扱われ、区別されている(詳細は後述)。
男リョナは男性ホルモンと親和性の強そうなゲイ男性だけに留まらず、腐女子に嗜好者が多い。
「美男子を痛めつけることに性的興奮を覚える」とのこと。
古い例としては、『鉄人28号』や『三国志』で知られる横山光輝の忍者漫画『伊賀の影丸』の主人公影丸が、上半身裸で逆さ吊りにされ水責めを受けるシーンが挙げられる。
栗本薫や中田雅喜、竹宮惠子などの女史達も、幼少期にこの影丸の拷問シーンで性的な興奮を覚えたという。
『忍たま乱太郎』原作者であり、横山作品の大ファンである尼子騒兵衛は、文庫版『伊賀の影丸』の解説で「ハンサムな影丸が敵に捕らえられて拷問を受ける際にエロティシズムを感じる読者もいるようです」と記している。
種類・近縁
- 青年リョナ … 被虐側が青年である場合。
- ショタリョナ … 被虐側がショタである場合。
- ホモリョナ … ホモ要素がある場合、あるいは単に、加虐側も男性である場合?
- 腐リョナ … 腐要素がある場合?
- 逆リョナ … 加虐側が女性である場合。
- アンパンマン処刑シリーズ … 被虐側がアンパンマンである場合。
逆リョナとの違い
詳しい定義ははっきりしないが、男性が痛めつけられるシチュエーションの中でも、「女性によって男性が痛めつけられる」というシチュエーションは特に「逆リョナ」と呼ばれている。
そういう意味では、逆リョナは男リョナの一種となるが、登録作品の傾向は大きく異なっている様子があり、「男リョナは女性向け、逆リョナは男性向け」の傾向が強く、逆リョナに該当するならば、男リョナタグは併用しない方が無難かもしれない。