人物像
1892年6月25日~1959年10月9日。
太平洋戦争時、満州・関東軍の防疫研究機関731部隊を率いた軍医中将。背は180㎝以上もある長身。
京都大学医学部を首席卒業した秀才。(ノンフィクション作家・青木富貴子によると何浪かしているらしい)
知的な一方で野心的な行動派の人物で、率先して革新的な技術開発に携わった。
演説も得意で、マイクのコードを首に巻き付けて動き回りながら演説したほど。
石井は友人の勧めで日本が化学兵器禁止のためのジュネーヴ条約に批准しておらず、また条約内の「細菌」の存在に着目し、そほ方面の研究に着手。
1932年に関東軍防疫給水部隊・通称:731部隊を開設。表向きは軍の衛生方面の感染症予防や衛生的給水の体制の研究開発。であった。
ある時、新型の給水ろ過装置で石井は兵士達の前で自分の尿を装置に入れて、ろ過された尿を自ら飲んでみせたほど。
その実は、細菌や毒ガスなどの生物化学兵器の研究開発であり、そのために多くの中国人やロシア人の捕虜や囚人を使って人体実験をしていたという。
疑問点は多いが、戦後アメリカ軍と接触して研究情報を提供し戦犯を免れていることから謎の多い人物。
その後、新宿に医院を開業し、近隣の住民が怪我や病気になると無償診察、治療を行ったという善人ぶり。死の間際には、地元の教会から神父を呼んで洗礼しているわけわからない人物。
登場作品
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