概要
『ブラッド・プリズン』ゲストキャラ。
褐色の肌と銀の髪、既視感のある目をしており、長い前髪で右目を隠している。常に飄々とした態度を崩さない。
その正体は蘇生系統の血継限界を持つ、草隠れの穏健派「花」に属する暗部の忍で、潜入にあたり男装しているくノ一(ちなみに貧乳)。なお鬼灯城は収監前に身体検査が行われるので異性装などすぐバレるはずだが、恐らくは内通者(中盤でモブの看守が「花」に協力している)がいたか、或いは賄賂か幻術で突破したものと思われる。
小柄なのでナルトと同年代くらいに見えるが、幼馴染の無垢が死んだのが10年前、という設定なので、無垢の享年から察するに20代前半と思われる。合法ロリである。
無垢を「匣」の犠牲にした鬼灯城城主・無為(無垢の実父)を激しく憎悪しており、「匣」を開け戦乱を呼ぼうとする無為や「実」(草隠れの過激派)を倒すべく、収監されたナルトと結託する。
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以下、ネタバレ注意
無為により「匣」から現出した無垢は既にサトリとなっており、10年間の闇と孤独によりもはや人の心を持ち合わせていなかった。サトリは誰よりも臆病だったからこそ、全ての攻撃を躱せていただけであり、人の心など読めはしなかった。だが、そんなサトリが唯一攻撃を避けられなかったのが竜舌だった。竜舌は最後まで無垢を信じていたからこそ、「恐怖」を持ち合わせていなかったからである。
物語終盤、結集した木ノ葉隠れの忍び達とキラービー/八尾はサトリと相対するが、その戦いの最中にナルトを庇い、竜舌は腹を貫かれてしまう。からくも仙人モードとなったナルトと最後の力を振り絞った無為によってサトリは倒され、心を取り戻した無垢は一迅の火球となって「匣」に自ら封印される道を選んだ。その際、竜舌のバンダナ(=過去を捨て去った証)がほどけ、無為の血溜まりに沈んでいった。
無垢の死後、鬼灯城の周りから、竜舌と無垢の思い出の術である「火遁・鬼灯篭」の焔が上がる。無垢の最後の願いを思い出した竜舌は、血継限界を用いて残った最後の命を人工呼吸で吹き込み、ナルトを蘇生させ、無垢の元へと昇天していった。
ナルトに希望を託し、自らがその先を照らす篝火となることを誓って。