概要
2023年10月15日、3年ぶりに淀のターフに帰ってきた秋華賞。
この年の前哨戦は上がり馬の勢いが強く、東の紫苑ステークスは春に結果が出なかったモリアーナが距離延長で一変し、西のローズステークスはマスクトディーヴァが芝1800mの世界レコードを更新。春二冠のリバティアイランドらと併せて18頭がエントリーした。
出馬表
※3歳牝馬。斤量55.0。
枠 | 馬 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|
1 | フェステスバント | 酒井学(栗東) | 藤岡健一(栗東) |
2 | ハーパー | C.ルメール(栗東) | 友道康夫(栗東) |
3 | マラキナイア | 池添謙一(栗東) | 吉岡辰弥(栗東) |
4 | コナコースト | 鮫島克駿(栗東) | 清水久詞(栗東) |
5 | ドゥーラ | 斎藤新(栗東) | 高橋康之(栗東) |
6 | リバティアイランド | 川田将雅(栗東) | 中内田充正(栗東) |
7 | マスクトディーヴァ | 岩田望来(栗東) | 辻野泰之(栗東) |
8 | モリアーナ | 横山典弘(美浦) | 武藤善則(美浦) |
9 | ミシシッピテソーロ | 石川裕紀人(美浦) | 畠山吉宏(美浦) |
10 | グランベルナデット | 松山弘平(栗東) | 大竹正博(美浦) |
11 | キタウイング | 江田照男(美浦) | 小島茂之(美浦) |
12 | ドゥアイズ | 西村淳也(栗東) | 庄野靖志(栗東) |
13 | ラヴェル | 坂井瑠星(栗東) | 矢作芳人(栗東) |
14 | コンクシェル | 幸英明(栗東) | 清水久詞(栗東) |
15 | ヒップホップソウル | 横山武史(美浦) | 木村哲也(美浦) |
16 | ピピオラ | 藤岡康太(栗東) | 武幸四郎(栗東) |
17 | ソレイユヴィータ | 武豊(栗東) | 杉山晴紀(栗東) |
18 | エミュー | M.デムーロ(栗東) | 和田正一郎(美浦) |
前評価
人気 | 馬 | 単勝オッズ |
---|---|---|
1 | リバティアイランド | 1.1 |
2 | ハーパー | 12.9 |
3 | マスクトディーヴァ | 13.0 |
4 | コナコースト | 18.6 |
5 | ドゥーラ | 26.5 |
やはりというか能力面が抜けているリバティアイランドがダントツの人気を集めた。大きく離れた2人気はオークス2着でそこからの直行となるハーパー、他にスピード展開にも道悪にも対応可能なマスクトディーヴァ、父譲りの先行力が光るコナコースト、似たコース形態の札幌で重賞勝ちしているドゥーラが支持を集めていた。
レース展開
ハナを切ったのはコナコースト。リバティアイランドは中団。追い込み勢は後方から。
向正面でリバティアイランドが外にもちだし、4コーナーから進出。ホームストレッチ入り口で早々に抜け出す。そのまま決したかと思いきや、外からマスクトディーヴァが猛追。しかし、時すでに遅し。そのままリバティアイランドが1馬身差で勝利した。
結果
着 | 馬 | タイム/着差 |
---|---|---|
1 | リバティアイランド | 2:01:1 |
2 | マスクトディーヴァ | 1 |
3 | ハーパー | 2½ |
4 | ドゥーラ | ハナ |
5 | モリアーナ | クビ |
- これによりリバティアイランドは2020年デアリングタクト以来3年ぶり史上7頭目のトリプルティアラを達成。阪神JFからGⅠ4連勝となった。
- 鞍上の川田将雅騎手、管理する中内田充正調教師は共に本レース初勝利となり、これにより川田騎手は史上4人目の中央3歳G1完全制覇を成し遂げた。
- また、川田騎手は奇しくもこの日が38歳の誕生日であり、勝利騎手インタビューでは、「競馬の神様がくれた最大のプレゼント」とコメントした。
実況
- 川島壮雄(フジテレビ系)
動画
ラジオNIKKEI
フジテレビ系