概要
2023年はホープフルSへ回る馬も多く、フルゲート割れの17頭。
一方で前週の阪神JFを抽選除外になった牝馬も参戦した。
出馬表
番 | 馬 | 性別 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|
1 | エコロヴァルツ | 牡 | 武豊(栗東) | 牧浦充徳(栗東) |
2 | ミルテンベルク | 牡 | B.ムルザバエフ(FR) | 武英智(栗東) |
3 | ジャンタルマンタル | 牡 | 川田将雅(栗東) | 高野友和(栗東) |
4 | サトミノキラリ | 牡 | 津村明秀(美浦) | 鈴木伸尋(美浦) |
5 | タガノエルピーダ | 牝 | 団野大成(栗東) | 斉藤崇史(栗東) |
6 | セットアップ | 牡 | 横山武史(美浦) | 鹿戸雄一(美浦) |
7 | オーサムストローク | 牡 | 坂井瑠星(栗東) | 伊藤圭三(美浦) |
8 | ダノンマッキンリー | 牡 | C.ルメール(栗東) | 藤原英昭(栗東) |
9 | クリーンエア | 牡 | 鮫島克駿(栗東) | 上原博之(美浦) |
10 | バンドシェル | 牡 | 池添謙一(栗東) | 西村真幸(栗東) |
11 | タイキヴァンクール | 牡 | 浜中俊(栗東) | 中尾秀正(栗東) |
12 | タガノデュード | 牡 | 古川吉洋(栗東) | 宮徹(栗東) |
13 | ナムラフッカー | 牡 | 松山弘平(栗東) | 村山明(栗東) |
14 | ジューンテイク | 牡 | M.デムーロ(栗東) | 武英智(栗東) |
15 | エンヤラヴフェイス | 牡 | 幸英明(栗東) | 森田直行(栗東) |
16 | アスクワンタイム | 牡 | 岩田望来(栗東) | 梅田智之(栗東) |
17 | シュトラウス | 牡 | T.マーカンド(GB) | 武井亮(美浦) |
前評価
人気 | 馬 | オッズ |
---|---|---|
1 | ジャンタルマンタル | 2.7 |
2 | シュトラウス | 3.9 |
3 | ダノンマッキンリー | 5.1 |
4 | エコロヴァルツ | 10.0 |
5 | タガノエルピーダ | 13.2 |
前走重賞勝ちの2頭が順当に人気上位に。紅一点タガノエルピーダが阪神JF除外後の追い切りで評価を上げ5番人気となった。
展開・結果
着順 | 馬 | タイム/着差 |
---|---|---|
1 | ジャンタルマンタル | 1:33:8 |
2 | エコロヴァルツ | 1¼ |
3 | タガノエルピーダ | クビ |
4 | ジューンテイク | アタマ |
5 | タガノデュード | ½ |
人気馬は明暗が分かれ、エコロヴァルツが最後方ポツンで追い込み2着、紅一点タガノエルピーダが3着に入った一方、2人気シュトラウスと3人気ダノンマッキンリーは掛かって大敗となった。
- 21年ドウデュース、22年ドルチェモアに続き3年連続で無敗馬による勝利となった。
- 川田将雅騎手は20年グレナディアガーズ以来3年ぶり3回目、高野友和調教師は初勝利。またこれまでに管理したG1馬が牝馬ばかりだった高野調教師は初めて牡馬でG1を勝つこととなった。
- 勝ったジャンタルマンタルは父パレスマリスの産駒としては19年BCジュベナイルターフのストラクター以来4年ぶり2頭目、日本調教馬としては初のG1馬。同馬は社台ファーム産の持ち込み馬であり、持ち込み馬による本レース優勝は20年グレナディアガーズ以来3年ぶり4頭目(グレード制導入後3頭目)。
動画
余談
- 2番人気ながら掛かって大敗したシュトラウスについて、ネットではレースぶりが21年桜花賞でのメイケイエールを連想させたことが話題となった。
- 勝ったジャンタルマンタルの父パレスマリスは数日前にダーレー・ジャパンへの輸入が発表されたばかりで、来日を控えた父に箔をつける形となった。
- 2着エコロヴァルツの鞍上である武豊騎手は2ヶ月前の負傷から復帰して間もないにもかかわらずこの着順。その後、有馬記念で勝利している。