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経歴編集

1986年1月5日千葉県船橋市出身。


競馬サークルの出ではないが、父親が競馬好きであり、テレビで競馬観戦したり何度か競馬場に連れて行ってもらっていたという。小学4年生時にナリタブライアンに騎乗する南井克巳騎手の姿を「かっこいい」と思い、「僕もこの舞台に立ってみたい」と感じて騎手を志し、小学5年時から乗馬を始めた。


2001年4月にJRA競馬学校騎手課程第20期生として入学。入学時の同期には川田将雅藤岡佑介吉田隼人丹内祐次らがいる。


2004年、2月に競馬学校を卒業し騎手免許を取得する。卒業時にアイルランド大使特別賞を受賞した。デビュー時は鈴木伸尋厩舎(美浦)に所属。3月6日中京4Rでブーゲンビリアで初騎乗(4着)。3月21日中京5Rをマグマヴィーナスで勝利し、16戦目で初勝利を挙げたが、同日の第7レース発走前に騎乗馬のマイティーキングに振り落とされて落馬した際に左手を骨折する不運に見舞われた。同年は8勝を挙げて、民放競馬記者クラブ賞を受賞。


2005年には36勝、2006年には22勝を挙げた他、タマモサポートに騎乗してラジオNIKKEI賞(GⅢ)を勝ち、重賞初制覇。


2007年には38勝を挙げたが、通算100勝を超え減量特典が無くなると失速。以降数年は年間10~30勝前後で推移していった。2010年には落馬による負傷で第2頸椎骨折・右肘挫傷の重症を負い、約5ヶ月間騎乗できなくなるなど不運にも見舞われた。


2019年、カレンブーケドールとのコンビでスイートピーステークス(L)を勝利すると、以後翌年の11月まで同馬の主戦を担当。オークス秋華賞ジャパンカップとGⅠで3戦連続2着を記録。


2024年、ヴィクトリアマイル(GⅠ)では単勝オッズ208.6倍、ブービー14番人気テンハッピーローズに騎乗。直線で抜け出すとそのまま押し切ってGⅠ初制覇。デビュー21年目、47回目のGⅠ挑戦での悲願成就、長きに渡る苦労が報われた瞬間であった。インタビューでは「あきらめちゃ駄目だと毎年思ってやってきた」と涙ながらに語った他、家族に対して感謝を述べた。(その直後の「家族にどういう言葉を贈りたいでしょうか」との問いには、「3人でサッカーの試合を見に行ってると思うので…」と、観戦に来ていないことを白状し、笑いを誘った。)


騎乗スタイル編集

馬との折り合いの技術やコース取りが巧みなことで知られ、直線で長く良い脚を使わせて押し切る騎乗が得意。関係者からはその技術を高く評価される一方、ジョッキーとしては優しすぎるところがあると指摘されている。

戦績で見た場合、ローカル開催やGⅢで強みを発揮している。ちなみに2024年ヴィクトリアマイルまでは、GⅢで17勝を挙げる一方でGⅡは未勝利だったという意外な面もあった。


人物編集

競馬ファンからの愛称はツムツム

顔立ちの良さもあって女性人気が高い他、メディア対応の丁寧さから所属する美浦トレーニングセンターの担当記者たちの中にもファンが多い。(もっとも本人曰く「喋るのが苦手」らしい)

同期との仲も良好な他、先輩騎手では蛯名正義(現調教師)や田辺裕信と仲が良いことで知られる。


競馬学校在学時はその天然な性格からムードメーカーだった一方、同期の中でも頭一つ抜けた実力の持ち主として評価され、20期生の目標的存在だったという。

同期の藤岡佑介によると当時は「『津村か、津村以外か』だった」とのこと。また同じく同期の川田将雅によると、競馬学校時代にどうしても津村に勝てなかったので、どうしたら勝てるかと教官に聞いたところ、「好みだから諦めろ」と言われたとか。


関連項目編集

JRA 騎手

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