概要
2023年3月24日公開の映画『グリッドマンユニバース』はGRIDMAN_UNIVERSEの謎に迫る展開、グリッドマンを始めとしたヒーロー達の熱い戦い、そして主人公の響裕太とヒロインの宝多六花の淡い恋の行方など非常に見所が多い名作アニメ映画である。しかし、本筋が決定するまでの間にシナリオが二転三転していた。その中に裕太に恋をしており六花に嫉妬する三人目のヒロインが登場する没シナリオがあった。そのヒロインこそが美咲山レイラである。電光超人グリッドマンの第19話『セクシー婦警SOS!』に登場した美咲山麗子こと美咲麗子(ただし、SSSS.GRIDMANの世界がアカネの箱庭と考えると、おそらく別世界の同一人物である可能性が高い)の娘で、見た目はピンク色のツインテールが特徴的な美少女。首元にはヘッドホンをかけている。
設定は裕太の中学校時代の後輩。その頃から裕太に恋をしており、偏執的な恋愛感情が高じて裕太のストーカーになってしまったらしい。そして、彼女はその重すぎる恋愛感情から怪獣を生み出す存在、つまり第二の新条アカネになる予定だったらしい。
協力者はレイラに恋したアレクシス・ケリヴの弟、クライシス・ケリヴ。ただし、悪役だった兄と違ってクライシスは実は善人らしい。実際に登場していたら、おそらくレイラを正気に戻す為に裕太やグリッドマン、グリッドマン同盟や新世紀中学生に協力を要請していただろう。
最終的に裕太は六花に告白して二人は結ばれ、レイラはフラれるとの事。そして裕太を諦めたレイラは彼に渡そうとしたラブレターをちぎって投げ捨てる。それを見た六花が「雪が降った」と呟く場面で物語は幕を閉じる。
以上のように非常にキャラが盛られたレイラではあるが、先述の通りにグリッドマンユニバースのシナリオの内容が二転三転した為、この話は没になった。ただし、レイラ自身は没になっておらず、裕太を意味深に見つめるやたら印象的なモブキャラとして劇中に登場している。
余談
上記のシナリオ以前には、フジヨキ台舞台の案の中で麻中蓬の継父となる上条さんの連れ子で地下アイドル活動をしているという設定も存在したが、ツツジ台に舞台が変更されるに伴い廃されている。また、レイラの名前は「美咲山ミミカ」という案も存在する。