「ガウマさんが戦ってるのは、何か理由があるんですんよね!?それを知りたいんです!今!!」
「守れるものは……守る!」
「俺にしかできないことは、俺がやらなきゃいけないんだ……!」
「インスタンス・ドミネーション!」
プロフィール
概説
『SSSS.DYNAZENON』に登場するキャラクターで、本作のもう一人の主人公。フジヨキ台高校1年3組。学校内では、淡木、なずみ、らんか、金石と行動を共にしていることが多い。
外ではガウマに付け回されていたが、その後自分からも構いに行くようになる。
青い髪に黄色い虹彩、赤い瞳孔を持つ。また家では緑縁の眼鏡をかけている。
ダイナゼノンのコアユニットである「ダイナソルジャー」の操縦担当。
普段はフジヨキ台高校に通いつつスーパー「ゆりマート」でアルバイトしており、小学校三年生の時に親が離婚しているため、祖母の家で母(CV:折笠富美子)と祖母と三人で暮らしている。
ちなみに麻中は母方の性であり、以前は父方の性にちなんだあだ名で呼ばれていたという。
そんななんでもない普通の日常を送ってきた彼だったが、怪獣使いを名乗る謎の男ガウマとの出会いが生活を一変させる事となる。
最初はダイナゼノンの操縦に「誰かもっと相応しい人(警察や自衛隊)に任せるべき」と乗り気ではなかったが、南夢芽に連れられ自分たちが戦った跡地を見に行った後からは、「自分たちが怪獣との戦いで町を壊してしまう」ことに責任を感じ、徐々にだがダイナゼノンに乗る意味を自分で考え始めていく。
なずみ、ガウマからは「蓬」、ちせからは「ヨモさん」、らんかからは「ヨモくん」、稲本さんからは「高校生」、山中暦と夢芽、金石からは「蓬くん」、淡木からは「蓬」と「蓬くん」の両方で呼ばれている。ナイトからはフルネームで呼ばれる。
人物
良くも悪くも特に目立ったところのないごく普通の少年で、事情が事情とは言えやや浮世離れしていた前作主人公に比べると、登下校で談笑できる複数の友人がいるなど社交性も人並み程度にはある。
一方で、学友たちからは「度の過ぎたお人好し」とも評される。
実際、何もせず逃げればいいはずだった行き倒れのガウマを無視しきれずスペシャルドッグを食べさせたり、南夢芽の噂を知りつつも律儀に水門の前で待ってみたり、夢芽に待ちぼうけにされたこともショックは受けつつも割とあっさり許してしまったり、バイトを優先しつつもダイナゼノンの操縦訓練に行かないことに後ろ髪を引かれたりと、厄介ごとに巻き込まれていると自覚しながらそこから逃げることには良心の呵責もあってか否定的。
このように表面上は社会性に富んでいる一方で、脚本の長谷川圭一は彼の性格について「人に合わせるが、実は壁を作る性格」と答えており、アニメ誌の見出しには上記の対応は「柔和な対応は処世術?」とまで書かれている。
ただそれは彼の感受性の高さの裏付けともいえるものであり、7話で夢芽が姉の香乃への思いを明かした際、複雑な気持ちを察して涙する優しさも見せている。
そして「誰かの人生に関わればその人はもう他人じゃない」という信条も持っており、度の過ぎたお人好しも、その割に人と壁を作ってしまう癖も、おそらくはこの言葉を信じるが故とも考えられる。
母の恋人である上条さん(CV:内田夕夜)とは実父への思いから距離を開けて避けており、母に連れ出された3人での食事会でも貰った高校入学祝のお小遣いを募金箱に入れている(二人が自分に気を遣っているのが嫌で、またそう思うことを申し訳なく思う気持ちからの行動)。
放課後は余暇さえあればバイトに詰めており、友人たちと過ごすよりバイトで稼ぐことに熱を入れている。
一方で上記の都合もあり、母親とは少し心に距離を置いており、急かされて「声がでかい」とぼやくシーンも見られた。祖母も老け込んで生気に薄い雰囲気を漂わせており、普段はあまり話しかけていないらしくそちらとの折り合いもよくない様子。
そのため早く家を出て独立しようと貯金している。青春より現実的な視点を重視するその在り方は、ややもすれば「“家”や“家族”という現実からの逃避」にも見えてくる。
自身が担当するダイナソルジャーの操縦については、歩行やバランス感覚が未熟な上に、バイトを入れているせいで練習量が不足している。
加えて一人だけ「人型ロボット」なので、処理すべき情報量も作業量も実はほかのメンバーよりかなり多い。
ただし気合を入れなおした2話以降は、練習ではグダグダでも実践でバッチリ動かせており、4話では風邪を引いたままというハンデを負ってなおアクロバティックに接近戦を展開するなど、意外とやる時はやるタイプのようだ。
関連人物
河川敷で飢えて行き倒れていたところを見過ごせずスペシャルドッグを与えて救い、彼と共にダイナゼノンの操縦者に選ばれ、怪獣優生思想から町を守るための戦いに巻き込まれる。
以来、蓬に親身になったり、たまに家に上がり込んで世話になったり、ダイナゼノンの操縦で説教したりと、蓬を振り回す面倒見の良いめんどくさい兄貴分となる。このため、蓬がツッコミ役になることが少なくない。
バイトは仕方がないが操縦訓練には来いと強く言うものの、蓬の体調が芳しくない時は休んでいいと優しさを見せている。
シズムに付け狙われているのを知り、高校に不法侵入したり蓬の後を付けたりなど、護衛紛いのことをする。
蓬の入浴に鉢合わせるが気にせず一緒に入浴したり、よく肩を抱いたりなど、物理的距離が近い。最初は呆れていたが徐々に慣らされていった。
クラスメイトで、ダイナゼノンの操縦者。
最初は夢芽の悪癖に付き合わされて心象はよくなかったが、意外なほど積極的にダイナゼノンと関わろうとする姿を通じ、苦手意識が薄れていく。
戦いを共にするうちに少しずつ打ち解けていくが、第6話にて、心配して必要以上に干渉した結果拒絶されて動揺して戦闘時にダイナゼノンの危機を招く。
第7話で一方的に無視されていたが、漸く姉の死に対する本音を聞いた際には同情から泣いてしまった。
他人の為に泣いてくれる優しさに触れ「他人の事で頑張らなくて良いよ」と慰められるも、上述の「誰かの人生に関わればその人はもう他人じゃない」という信条を教えられた。
最初のダイナゼノン出撃で一緒に巻き込まれ、以来共にダイナゼノンの操縦者となった。
蓬とはダイナゼノン以外の接点がない上に、暦が蓬のバイト先に稲本さんがいることを知らないこともあり、普段から互いに積極的にコミュニケーションを取らないが、「基本的には受け身でお人好し」「対人関係で人と心の距離を開けがち」と、割と似た者同士。
暦の従妹で、暦がダイナストライカーの操縦者となったことで常に彼について回っている。
蓬のほうが年上なので、彼を「ヨモさん」と呼ぶ。また、ツッコミ役としては同業者。
まだまだ操縦の覚束ない蓬をよくからかっていたが、4話でダイナソルジャーの操縦の難解さを知って反省。代打として腕を磨くことを決心した。……が、5話においてダイナソルジャーでムーンサルト決めた挙句、操作を「簡単」とまで言い子供らしい柔軟さを見せつけられた。
母
小学生時代に離婚して以来、女手一つで蓬を進学させた。
明るくパワフルで面倒見の良い女性だが、その明るさと世話焼きな性格が年頃の蓬には複雑な思いをよぎらせている。
近頃、新たに恋人が出来て、結婚を前向きに検討しているのか蓬と彼氏を引き合わせて懐かせようとする。
第6話で上条さんに、蓬には彼女がいないと話している。ガウマという年上の好青年との付き合いがあるなど、勝手に交友関係の共有をしている。
ちなみに第10話でガルニクスの体内で見せられた心残りの過去は、蓬の場合は母が上条さんを紹介した初日がスタートであり、小学生時代に起きた母と実の父との離婚自体は蓬にとっては別に心残りではないらしい。
上条さん
母の新しい恋人。
母とは結婚を前提に考えて交際しているらしく、蓬に対して距離を縮めようと入学祝いにお小遣いを上げたりしている。
しかし蓬はまだ思うところがあり、彼の気遣いも悪意がないと察しつつも、まだ受け入れられずにいる。
ガウマとの付き合いを聞かされ、彼の仕事について質問するなど、いかにもな大人の対応を見せた。
バイト先のスーパーマーケットでバイトリーダーを務める若い主婦。
人当たりが良く面倒見の良い性格で、蓬を「高校生」と呼んで指導している。
蓬のことはそれなりに信用しており、ときに人生の先輩として色々とお節介程度にアドバイスしつつ、からかってみたりしている。
蓬の知らないところである人物との共通の知人だったりする。
年上で先輩で上司でもあるが遠慮なくツッコミを入れる。
ボイスドラマ9.9回では彼女から親愛の裏返しでよくイジられていると同時に、何だかんだと後輩として面倒を見てくれていることが判明。蓬曰く「面倒くさいけどいい先輩」。
第10話で怪獣の力で過去に飛ばされた暦を救う際、現在と全く見た目が違う中学時代の彼女をしっかり判別できた上で、暦のいた過去もしくはそれをベースとした夢にいたことに驚いていた。
敵である怪獣優生思想の一員だが、第4回で交換留学生としてクラスメイトになる。同じガウマ隊の夢芽ともども興味を持たれて接触してくるようになり、第5回では東京ビーチランドに一緒に行っている。
時折シズムに揺さぶられるような言動をされ、戦闘に集中できなくなることがあった。
蓬の友人の一人。いつもの5人で行動しているほか、なずみや蓬の3人とともに下校していることもある。なずみ同様に、3話でのスマホの壁紙や4話での蓬の自室に飾っている写真に写っている。
ボイスドラマ1.1回ではカシワギルティで蓬をからかっているほか、蓬本人を差し置いて蓬の好みを「美人でおっぱい大きければ誰でもいい」など勝手な憶測でからかっている。
第9回で、ウヅキヶ丘花火大会に一緒にいけるのが、いつもの友人グループ5人の中で蓬しかいないことが判明すると、お互いに男2人で行くことについて遠慮なく「ないね」と言える関係でもある。
蓬の友人の一人。クラスメイトで蓬の席の前。蓬がバイトする理由を知っている。また、淡木同様に、第3回でのスマホの壁紙や第4回での蓬の自室に飾っている写真に写っている。
ボイスドラマ1.1回では、蓬本人を差し置いて、ストライクゾーンの年齢上限を「33歳」と回答しており、男子高校生らしい薄っぺらい会話を繰り広げている。
蓬の友人の一人。蓬に対するパーソナルスペースが狭く、第6回では座っている蓬に後ろから圧し掛かっていた。第1回やボイスドラマ1・1回で蓬に話を振ったり、蓬のストライクゾーンについて聞いたりしているほか、第3回では待ち合わせに来ない蓬にしつこく連絡を入れているなどマメな部分がある。
ちなみに、らんかが好意を持っている人物は別に居て、蓬も友達以上の感情を持っていない。
蓬の友人の一人。蓬に好意を持っている節があり、バイトや夢芽のOBへの聞き取り調査への同行で友達付き合いが悪くなっていた第6回では、らんかと一緒に絡みに行っていた。
蓬が朴念仁だったり、金石がいつもの友達メンバー又はらんかと一緒にいる時しか蓬と会話しなかったり、皮肉は言っても直接本音をぶつけることはない。
小ネタ
串カツと花火大会とフラグクラッシャー
第1回で、らんかに文化祭の出し物について提案を促されると、串カツと答えている。これを受けてか、第2回で金石がいつもの5人で串カツ食べに行くのを提案したが、バイトを理由に断っていた。
また、第9回で夢芽からの花火大会の誘いに対して、蓬は「(ガウマ隊の)皆にも声をかけとくよ」と答えた。
ちなみに、前作4話終盤では、響裕太から食事に誘われた宝多六花が、皆で串カツに行くと回答してフラグクラッシャーしており、第1回は「串カツ」、第9回とは「皆で行く」という部分が共通している。
なお、ボイスドラマ9.9回では串カツが好物だと判明。つまり1話の学園祭の出店案は、「とりあえず自分の好物を挙げてみる」という単純な好みによるものだった様子。
同エピソードの舞台になったバイト先のスーパーで売れ残った串カツの持ち帰りが許可された際には、珍しくテンションが上がっている蓬の様子がうかがえる。
カシワギルティ
ボイスドラマにおいて、学校の友人メンバーから、「よもギルティ」と一緒に呼ばれていた謎ワード。該当記事参照。
余談
公式で明言されていないが、名前の由来は、故事成語の一つ「麻の中の蓬」と思われる。
意味は「蓬のように曲がりやすい植物でも、まっすぐな性質の麻の中に入って育てば曲がらずに伸びるように、人間は善良な人間と交われば自然に感化され、誰でも善人になる」である。
また、蓬の花言葉には「幸福」「平和」「平穏」「決して離れない」という意味がある。
演じる榎木氏は前作にもArcadiaの一員・タカト役でゲスト出演していた。
またちせ役の安済知佳とはいとこ同士である。
アフレコを経て「ガウマ隊」というトークグループを作成し、キャストによるリアルガウマ隊が結成され、毎週放送終了後には感想を言い合っていた。
関連項目
響裕太:前作『SSSS.GRIDMAN』の主人公で、滅多な事じゃ怒らない程のお人好しである点が共通する。
新条アカネ:心理描写に加え、スペシャルドッグを渡す場面や眼鏡をかける描写等から似ているとネタにされていた。血液型も一緒。
歴代円谷ヒーローの主人公系譜
ネタバレ注意※(本編第8回、第11回以降、ボイスドラマ第11.11回以降)
以下、本編第11回以降やボイスドラマ第10.01回以降かつ『SSSS.DYNAZENON』の結末に関わるネタバレにつき、ネタバレが嫌いな者は敗北した怪獣優生思想の如く、お帰りください。
第8回
8話「揺れ動く気持ちって、なに?」にて、怪獣の幼生を捕獲した際にガウマ隊一同はガウマを真似てその場合のノリで恥ずかしがりながら「インスタンス・ドミネーション」に挑戦してみる。
当然うまくいくわけがなかったのだが、蓬だけが一瞬電子回路のようなものを幻視してしまう。
さらに怪獣の幼生がガウマのもとから逃げ出して成長し、グリッドナイトと共にダイナミックキャノンで退治しようとした際、「怪獣が人間の感情から生まれたなら怪獣にも心はあるはず」という思いが拭えず、一か八か「インスタンス・ドミネーション」で怪獣の操縦を試みる。
すると蓬の瞳が怪獣優生思想のメンバーのように赤い光を点し、さらに先日幻視した電子回路状の文様とその中心にあるバロックパールをはっきりと視認する。
直後、怪獣は蓬のほうに向きなおって口を開き、「本物の眼」を出して蓬を凝視するのだった。
その隙を突き、怪獣はグリッドナイトの「ダイナミックファイヤー」で斃されたが、蓬に心理的な負担を与えた。
蓬に何かが宿っているのか、蓬の心理が怪獣優生思想と共通する部分があったり、「怪獣の心」や「怪獣を生み出した人間の情動」に取り込まれやすい部分があるかは不明。
第11回
夜道を歩いてた際にシズムが現れ攻撃を受けるが、代わりにガウマが肉壁となって難を逃れる。
シズムが自分たちを利用したことやガウマの今後の真実、シズムの奥の手を知る。
ボイスドラマ11.11回
母と離婚している実父が登場。現在は蓬たちとは別居し、実父側の祖父母は健在らしい。なお、実父の口癖は「事実が一番えぐい」。
蓬とは友達のような感覚で会話をし、時々ドライブに連れて行っているようだ。母のことを聞き出そうとしていたりするが、上条さんのことを含めて蓬は話していない。
また、蓬の好物が串カツなのも毎回のドライブで父とともに食べに行っているからなのだが、離婚後しばらくは行っていなかったのか、道の途中のコンビニが無くなっているのを知らなかった。ちなみに、蓬が寿司で好きなのは縁側。
なお、実父の声優はシズムと同じ声優。
そのため視聴者の間で蓬はシズム或いは、その近親者の子孫なのではないかという噂も囁かれているが詳細は不明。
第12回
体力の限界で起き上がることすらできなくなったガウマの代わりに、攻撃を受けた街へと走り出す。
怪獣優生思想のメンバーを取り込み強化されたガギュラにより、カイゼルグリッドナイトから分離したダイナソルジャーに搭乗、戦闘に参加。押し負けかけそうになった矢先に再びインスタンス・ドミネーションを発動。その一瞬が勝機を作った。
シズム「やっぱりわからないな。君も怪獣使いになれる可能性があったのに、惜しいことをした」
蓬「俺は怪獣がわからない。だから、そっちにはいかないんだ」
シズム「人が理解できないものこそ怪獣なんだ。彼らは常に人の理の外にある。怪獣は何かに縛られたりはしない。君だって見たんだろ?怪獣の力さえあれば時間や空間、生きることや死ぬことからも解放される。もう少しで無上の自由にたどり着けたのに。後悔はないの?」
蓬「俺にはまだわからない。これからうれしい事とか、苦しい事とかを繰り返して、生きていきたいから」
シズム「君たちはそうやって、無自覚に自由を失い、やがて自分自身を縛っていくんだ」
蓬「俺は自由を失うんじゃないよ。かけがえのない不自由をこれから手に入れていくんだ」
シズム「……やっぱりわからないな」
その後シズムとの対話で彼から怪獣の力による時間や空間、生死からも解放される無常の自由に辿りつけなかった事に後悔はないのかと問われた時に、蓬は嬉しい事も苦しい事も全部ひっくるめて生きていく、あくまで自由を失うのではなく「かけがえのない不自由」を手に入れていく事を選択した。
この最終決戦を経て、蓬の右手の甲にはガウマの左頬と同じS字の傷跡が残った。
そして戦いから3か月後、ガウマの住処にガウマの幻影を見たり、ガウマ同様ホトトギスの鳴き声を聞くなど、ガウマとの絆が確立された描写がある。
フジヨキ台高校の学祭にあたる台高祭にて、淡木とらんかに急かされ1年3組のお化けカフェをバックレた夢芽を探しに行かされる。
その際、人見知りである夢芽を蓬が世話を焼いているため、「南さん係でしょ」と言われている為、蓬と夢芽が付き合っている事は彼女達は知っている様子。
お化けカフェでは、ガウマをイメージしたミイラ男に扮していた。
グリッドマンユニバース
黒幕の影響で、フジヨキ台から別世界のツツジ台にガウマ隊の他の面々と共に飛ばされてしまった。その後、ガウマが転生した姿であるレックスと再会。ガウマとほとんど死別のような形で別れたことをずっと引きずっていたため、涙ながらに喜んでいた。
物語後半、ほかのフジヨキ台の人物が消滅した中、怪獣とのつながりが強かったために一人だけ残り、事態を解決するためインスタンス・ドミネーションまで駆使して裕太がジャンクまで行く時間を稼いだ。
最終決戦では復活したガウマ隊と共に再びダイナゼノンに搭乗し、勝利に貢献した。
戦いが終わり、ガウマとようやくちゃんとした形で別れることができ、元の世界に帰っていった。
元の世界に帰る途中、蓬はガウマから蓬の家族へのお礼としてもらった北海道産の蟹を一緒に食べようと夢芽を誘う。
家族へのお土産である蟹を一緒に食べる…
この意味はよもゆめ優生思想の方々ならわかるはず…
蓬「うまい?」
母「普通。」