麻中蓬「アクセスモード・ダイナソルジャー!」
データ
全高 | 35m |
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重量 | 6万5千t |
概要
ダイナゼノン・ダイナレックスのコアユニットとなる竜人型メカ。
ダイナゼノンの頭部・胸部、ダイナレックスの翼を除く上半身に変形する。
パイロットは麻中蓬(今のところ1度だけ飛鳥川ちせが操縦を代わり、シンフォギアコラボの際は行方不明になった蓬の代わりに立花響が1回目に搭乗し、2回目以降はギアを纏うというシンフォギアの力を借りなければ、起動できないようになってしまった)。コックピットは頭部にある。
原典におけるダイナドラゴンの構成メカであるダイナファイターに相当する。
活躍
存在それ自体は一話でもダイナレックスへの変形の際に一瞬だけ映ると言う形で登場していた。
本格的に登場したのは第二話。ダイナゼノンが縮小化し、各種メカに分離したことでコアユニットとして登場した。
ロボットアニメのロボットとしては異例なことに、巨大化の際にぐんぐんカットを持っており、パイロットによって操作されるだけの単なる主役ロボットではなく、明確に円谷ヒーローの一員として扱われていることが演出によって描かれている。
蓬が操縦訓練をバイトでサボっていたためグレージョムとの戦いでは終始役に立たないままだったが、夢芽がウイングコンバインに合体する形でフォローしたことでグレージョムを撃破した。
鼻に当たる箇所から威嚇レベルだが突風を放つ事ができる。
第2回の時点ではバイトを優先して訓練に行かなかったため、腕を振り回すばかりで歩行も儘ならなかったが、第3回ではダッシュやジャンプ、吹き飛ばされてもしっかり着地するなど、着実に腕を伸ばしている。しかし第6回の訓練では、夢芽との関係がギクシャクしてしまったために集中力を掻いて転倒するなど、安定しきっているわけでもない様子。
第4回のディドラス戦では、風邪で寝込んでいる蓬に代わり、ちせが操縦を担当。本人がゲームを嗜んでいたためか、何も無いところで転ぶようなことはなかったが、脚だけ動くヒゲダンス的な珍妙な動きで歩き回り、そのまま敵の攻撃に突っ込むという結果に。ダイナストライカーに間一髪で救出されたが、やはり厳しいと判断した夢芽がダイナウイングで蓬を迎えに行き、操縦を交代することになった。
ダイナダイバーのレーザーに耐える強度がある。
役割
ダイナゼノンの分離状態における格闘戦を担当する。
他のメカがあくまでも乗り物としての機械であるのに対して、ダイナソルジャーだけは怪獣と格闘することの可能な明確な『ロボット』である為、ある意味では真の主役機とも言える。
普段はミニチュアのような形態をとり、「アクセスモード・ダイナソルジャー」の掛け声で巨大化する。蓬が家にいるときは、自室のエアコンの上に隠している。
この手の合体変形ロボットは、通常無人機と合体することでパイロットがロボットに新たな力を付与するのが基本だが、ダイナソルジャーの場合は各種メカにも担当するパイロットが存在するため、合体により各種メカのパイロットによるフォローが可能。
また、単独でキャノン形態ダイナミックキャノンに変形できる。
ダイナソルジャーライジングブルー
Blu-ray特典として封入されたダークブルーのダイナソルジャー。
この状態のままでもダイナゼノンやダイナレックスへの合体、ダイナミックキャノンへの変形も可能。
また、小説版にもキーアイテムとして登場した。通常のダイナソルジャーよりも機動力に優れる。
合体バリエーション
ダイナソルジャー・ウイングコンバイン
ダイナウイングとの合体形態。
ダイナゼノン/ダイナレックスも単騎で飛行能力を持つが、味方と共に人の少ない場所に怪獣を誘導する(第2回)、きりもみ回転しながらドロップキックを放つ(第4回)など、味方との連携や機動力が持ち味。
ダイナソルジャー・ウイングダイバーコンバイン
小説版に登場した変則合体。ネオフォビアとの戦いの際に急いで向かったのを思い出して実現させた。
ダイバーコンバイン・バーストスマッシュモードの背中にダイナウイングが合体し、水面すれすれでも飛行が可能になる。
ダイナソルジャー・ウイングストライカーコンバイン
小説版にて披露した変則合体。空中から高火力の光線、ストライカーストームを放って攻撃できる、爆撃機のような形態。
ダイナソルジャー・ダイバーコンバイン
ダイナダイバーとの合体形態。
ダイナダイバー側からグリップが展開し、ダイナソルジャーがこれを握ってうつ伏せになった状態で合体し水上を高速で移動する。
ダイバーのミサイルハッチにソルジャーが乗る形になってしまうためか、戦闘では使用されていない。
ダイナソルジャー・ダイバーコンバイン・バーストスマッシュモード
小説版に登場した変則合体。ダイナソルジャーの下半身に直立したダイナダイバーが合体した人魚のような形態。
ダイナソルジャーのジェットとダイナダイバーの後部スクリューを組み合わせて突撃し、強烈な竜巻で包み込みアッパーパンチを食らわせる「ダイナトルネード」が必殺技。
ダイナソルジャー・ストライカーコンバイン
ダイナストライカーとの合体形態。ちせのアイデアによって合体が確認された。
前作のマックスグリッドマンのように、両腕にダイナストライカーを装着した状態。
重心のせいかバランスが悪く、まともに立つことすらままならないのが弱点だが、コンバインの中では瞬間的な火力が最も高い。
車輪の部分から『ストライカーストームα・β』を放つ。
余談
グリッドマンに対する2号ロボであることから、顔は『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のドラゴンシーザーのようになっている。『五星戦隊ダイレンジャー』の龍星王や『無敵超人ザンボット3』のザンボエースのような「コアロボ」のイメージから、ダイナレックスの頭部も入れ込んでいる
フルパワーグリッドマンのように合体前の股関節を兼用せずに、別の下半身メカをくっつけることを前提に考えられ、反転した膝のノズルが後方を向くようにしている。
OP映像での、夜のビル街でゆっくりと起き上がるシーンは、『ウルトラマンジード』のジード(プリミティブ )が初登場したシーンをイメージしているとのこと。
関連項目
ドラゴニックキャノン、ダイナドラゴン:特撮版
ガイキングLOD:リメイク版「大空魔竜ガイキング」。こちらに登場するガイキングは各サポートメカと合体する事で、空戦形態スカイガイキング、射撃形態バスターガイキング、水中形態ダイバーガイキングとなる事が可能で、更に全機合体でトリプルガイキングとなる等、共通項が多い。(ちなみに更にその先もある)
余談だが、この作品には若き日の雨宮哲監督がスーパーロボットを描きたい一心で作画に参加している。