山中暦「アクセスモード・ダイナストライカー!」
データ
全長 | 29.5m |
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重量 | 4万4千t |
概要
ダイナゼノン・ダイナレックスの合体ユニットとなるレーシングカー型メカ。
パイロットは山中暦。劇中ではガウマが代理で搭乗したこともあるほか、シンフォギアコラボの際は行方不明になった暦の代わりに暁切歌が搭乗した。
ダイナゼノンの両腕、ダイナレックスの尻尾に変形する。
水上も走ることができる水陸両用型で、機首の8連装砲(ダイナゼノン時は指に相当するパーツ)から「フィンガーフォトン弾」と呼ばれるエネルギー弾(或いは実弾)を放つだけでなく、バンパーらしきパーツからバリアらしきものを発生しながら体当たりを仕掛ける事ができるなどパイロットの力量も相まってテクニカルな戦術を繰り出す事ができる。
劇中の描写を見る限り、緑色の道路のようなものを生成してその上を走ることも可能らしい。
また、第6話においてガウマが暦の代わりに搭乗した際には、機首を変形させて巨大な両手として使用した。同話では、暦が酔い潰れてしまい、怪獣優生思想のムジナに盗難されてしまっていた。その際、オニジャからは「ダイナゼノンの切り身」と評されている。
なお、オープニングではカップラーメンの重しにされていた。
ダイナゼノン合体時と同様に、90度に曲げたダイナソルジャーの両腕に分割して合体することで「ダイナソルジャーストライカーコンバイン」になる。
車両型メカが分割し巨大腕になる、合体時に腕を上向きに曲げるなど前作のマックスグリッドマンを連想した視聴者も多かった模様。
ただ、あちらがグリッドマンの格闘技量と巨大腕の大質量に物を言わせたゴリゴリの殴り合いをしていたのに対し、こちらはダイナソルジャーが腕の重さに耐えきれず自立することすら困難という致命的欠陥を抱えている。
合体中のダイナストライカーの形状も手首が内側に折れ曲がり、タイヤを利用した砲塔四門全てが前方を向いているなど完全に砲撃専用の仕様になっており、そもそも格闘をしない前提の合体形態となっている。
余談
車メカといえば円谷プロのライバル会社である東映の車スーパー戦隊では良く見かけることが多かったが 円谷プロ作品に車メカが登場するのはシリーズ初である。
オープニングで重しとして使われていたカップラーメンは、『ウルトラマンZ』で朝倉リクが食べていたものと同じ。
前作でモチーフとして使用していた装甲車や戦車ではなく、バギーとなった。前作のバトルトラクトマックスの先端の手がグーであったのに対して、パーとなっている。
主武装のフィンガーフォトン砲だが、ペネトレーターガン等とは異なり劇中で武器名を呼称されていない。小説版『SSSS.DYNAZENON CHRONICLE』では「武器名が気になる」と言い始めた暦に対し、ガウマが答えられず誤魔化すというエピソードが描かれており、この時点では武器名が設定されていなかった事が窺える。(地の文では便宜上「八連装バルカン砲」と呼ばれていた)。その後、『SSSS.DYNAZENON超全集』にてようやく武器名が明記された。