概要
二人はフジヨキ台高校に通っており、同じ1年3組のクラスメイトである。
当初、夢芽にはあまり良くない噂が流れていた事もあり、特に関係は無かったが、ある日夢芽が蓬に水門の前で待ち合わせした事から関係を築いていく事になる。
本来ならば、蓬もまた夢芽に誘われてバックレられる被害者になる筈が、その前に出会ったガウマが水門の前で待つ蓬の為に夢芽を探し出した事で、蓬は夢芽の噂が本当である事を知り、少しばかり動揺した。
しかし、その直後に怪獣が出現し、二人はガウマに巻き込まれる形でダイナゼノンの操縦士となってしまい、以後二人はダイナゼノンの仲間としてか、互いに気に掛け合う関係になっていき、戦闘には消極的だった蓬を夢芽がフォローする事も目立つ様になってきた。
進展
バイト先で呆けている原因を稲本さんに色恋沙汰と勘繰られ、「早くしないと手遅れになるぞ」と発破を掛けられてからは、夢芽の姉の死の真相を追う手伝いを申し出るようになり、付き添いとして常に傍らで見守るようになった。
自分の知らない姉の姿に戸惑いが隠せなくなった夢芽は、第6回で心配する蓬に対してきつく当たってしまう。しかし第7回でいまの気持ちを正直に話したことで再び蓬と真相を追う決意をする。同時に自分の代わりに泣いてくれる蓬と彼の「誰かの人生に関わったらそれはもう他人じゃない」「だからもう南さんのお姉さんは他人じゃない」という言葉と優しさに、どこか心が軽くなるのを感じるのだった。
第8回
冒頭とラストでバスに乗るシーンが描かれたが、前者では蓬から「どっか寄ってかない?」と誘われるも、「どっかって?」と素っ気ない返事だった。一方、後者では気落ちする蓬を励ましつつ、夢芽から同じ誘いをした。戸惑い気味に「どっかって?」って尋ねる蓬には「どこだっていいよ」と答えるのだった。また、この時には蓬の近くに座っており、心の距離が縮まっていることが窺える。第2回での電車に乗っているシーンでも蓬は座っていたのに対して夢芽は背を向けて立っていたので、これも覚えていれば心の距離がどれだけ近付いたのかが窺える。
第9回
冒頭で金石達が花火大会の話をしているのを立ち聞きし、夢芽の方から「ちょっと行きたいかも」と蓬を誘う。だが、蓬が「みんなにも声かけとくよ」と空気を読めない発言をした為に若干落胆したような表情を見せていた。その後、香乃の彼氏だった双葉と対面を果たすも、彼女の死は自殺ではなく事故と主張する双葉の態度にショックを受けてしまう。そんな中怪獣出現の知らせが鳴り響き、蓬は戸惑うも「先に行って」という夢芽の言葉を受けてその場を後にしてしまう。その後ガウマ達に合流する蓬だったが、夢芽を置き去りにした事を告げるとダイナソルジャーへダイナダイバーのビーム砲を撃ち込まれ、「夢芽を連れてくるのはお前にしかできない事だろ」と発破をかけられる。水門でゴルドバーンが夢芽を襲っていると勘違いし、タックルで弾き飛ばすと、「迎えに来たんだ」と告げる。その真っすぐな姿に夢芽は心を打たれ、ゴルドバーンへの誤解も解け、戦線に復帰。ラストで一旦家に帰って浴衣に着替えた夢芽と蓬は仲睦まじく共に花火を楽しむのだった。
第10回
ガルニクスにより突如影を残して消えた夢芽や他の仲間達を救い出すため、蓬は一人怪獣の中へ入り込む。そしてダイナソルジャーに導かれ、夢芽が飛ばされた香乃の生きていた過去へと辿り着く。しかし夢芽に会う一歩手前で謎の壁に邪魔され、立ち往生してしまう。夢芽が持っていたダイナウイングも、何故かバラバラになっていた。
何も思い出せないまま過去の日々を送る夢芽を救うため、蓬は何度も壁を叩き呼び続ける。すると少しだけ壁にヒビが入り、その隙間からバラバラになったダイナウィングの一部が夢芽の目の前に現れ、そして失った記憶の一部を蘇らせる。
彼女の心に一瞬だけ映ったのは、ずっと抱えていた悩みを打ち明けたあの日の夜、自分のために涙を流してくれた蓬の姿だった。
それからも必死に夢芽を呼びかけるがその声は届かず、ついに香乃が死亡する日が来てしまう。
水門へ出かける香乃をただ見守ることしかできない夢芽。蓬は考える間もなく駆け出した。
──南さん、お姉さんを止めなきゃ。そうじゃないと・・・
壁にぶつかってしまうが、蓬は再び壁に向かって走り出す。
──なんで、届かないんだよ!
またしても壁にぶつかる蓬。それでも諦めずに何度も突進を試みる。
──このままじゃまた、南さん悲しむじゃん!そんなの・・・・
蓬「そんなの・・・イヤなんだよおおおっっ!!!」
刹那、蓬の想いに応えたかのようにダイナソルジャーが光る。それに反応してダイナウイングもバラバラの状態から元の形に戻り、夢芽の前に現れる。
同時に、蓬がダイナソルジャーを握った拳で自分と夢芽を隔てていた壁を破壊し、ボロボロになりながらも過去の世界への干渉に成功。現在へと夢芽の意識を戻した。
夢芽「蓬くん!」
ボロボロでその場に倒れる蓬を支えようと、咄嗟に夢芽が抱きつく。
蓬「南さん、お姉さんを・・・止めに行こう!」
夢芽「・・・うん!!」
夢芽は香乃のもとへ行き、姉の本心を理解するのだった。
ガルニクスとの決戦では2代目の助言に対して二人同時に「だったら怪獣やっつけて!!」と答え、ガウマの「俺達の、今を、取り戻すぞ!!」に繋げた。
戦いの後は皆で食事に行く事になり、追いかけて来るガウマに対して夢芽は蓬に背中を押しながら共に笑っていた。
お邪魔虫?
第6回で金石とらんかが教室で蓬に絡みに行った際、らんかが蓬にあすなろ抱きを仕掛けに生き、金石は敢えてその様子を背中越しに夢芽からの視線を遮っている。
詳しくは金石の項目に譲るが、金石には夢芽に対して印象良く見てないフラグが乱立しており、元々よくつるんでいた蓬が夢芽とべったりになっていることに報復していると見るファンもいるが、果たして……?
余談
両者の乗機の合体形態からウイングコンバインと呼ばれることもある。
二人の関係が進む際は、主にガウマの仲介が要因である事が多い。
公式では「よもゆめインパーフェクト」という両者の中の人達によるラジオ番組がある。
蓬の花言葉には「幸福」「平和」「平穏」、そして「夫婦愛」と「決して離れない」という意味がある。
西洋の花言葉でも、
「happiness(幸福)」(イギリス)
「glück(幸運)」(ドイツ)
「fidélité(忠実さ)」(フランス)
「amour constant(永遠に変わらぬ愛)」(フランス)
という意味があり、夢芽に惹かれている蓬には相応しい名前と言える。
また、第9回の終盤で夢芽が着てきた浴衣に描かれた朝顔には、「私はあなたに絡みつく」「愛情の絆」「結束」の意味がある。
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以下、第11回以降のネタバレ注意
第11回
蓬が母ちゃんからのお土産でカニ煎餅をガウマへ渡しに夢芽も一緒に付き添い、この時どこかで見た事ある様なハサミを披露しながら「その辺の蟹より美味しいかもしれませんよ」とからかった。
学校では、テニスコートのフェンスを背に二人でガウマの様子を心配していた。
この時、二人の距離が近いのは勿論、目を見て話している様子も長く、ポケットに手を入れた姿勢も同じだった。
また、金網が相合傘の様に二人を囲っている様にも見える。
放課後、ガウマの元へ訪れると、そこではガウマがジュウガを馬乗りになって一方的に殴っており、二人は急いで仲裁に入って何とか場を収めた。
落ち着いたガウマから「怪獣がもう現れない」事と「探している人間がお姫様」なのを知る。
怪獣がもう現れないので、二人はダイナソルジャーとダイナウイングをそれぞれガウマに返却した。
帰り道、蓬は「5000年前のミイラが行方不明になり、捜査が打ち切られた事件」の記事を見つけ、夢芽に見せると、彼女の距離の近さに思わず頬を赤くしてしまった。
別れ際、夢芽は姉のお墓参りに一緒に来て欲しいとお願いし、蓬は快く受けて後日、二人は南家の墓地に向かう。
そこで二人はお花を立て、掃除をしながらお互いの両親の愚痴を零し、他愛ない会話をしながら墓石に水をかけ、線香に火を付けて手を合わせた。
この時、二人の鞄が寄り添っている他、線香の煙が雲と繋がり、ここも相合傘に見える。
両親の事を愚痴に零していた二人だが、その前日は夢芽の家庭ではパパは嬉しそうな反応を見せて、蓬の家庭では急な用事が出来た事に怒る母に、何かを察したのか蓬の祖母が宥める様子があった(蓬の祖母が喋ったのはこれが初である)。
お墓参りが終わり、桶を返しに行く夢芽は少し離れた所で振り返り、蓬はそれに気付き微笑む。
夢芽もまた微笑み、小声で「ありがとう」と呟いた。
お寺を後にする二人、その後ろには何故かガウマの姿があった。
夜になって、二人はいつもの河川敷を歩きながら今まで起きて来た出来事を語り合う。
蓬のお見舞いに行った事。
皆でプールに行った事。
お祭りに間に合わず、花火で遊んだ事。
そして、ロボットに乗って怪獣と戦った事。
そんな普通な日常が終わろうとしている。
かつて、シズムが「やっぱりどこかで、怪獣と戦いと思っているんじゃないの?」と言っていた事があながち間違いでは無かったのではないか、と夢芽は言う。
すると蓬は、足を止めた。
蓬「南さん、怪獣がいなくなっても、ダイナゼノンに乗らなくなっても、俺は南さんと会いたい。」
夢芽は静かに蓬を見つめる。
それは、かつて地球の為に戦った真紅のファイターが、共に戦った地球人の女性に全てを明かした光景とほぼ同じであった。
蓬は意を決して、己の想いを伝える。
蓬「好きです。付き合ってください。」
この瞬間、多くのよもゆめ優生思想が歓喜を上げただろう。
少し間を置き、夢芽は口を開いた。
その時……
シズム「やっぱり君達の傍にいて正解だった。」
夢芽が応えようとした直前、何故か夢芽の背後から突如シズムが現れる。
するとシズムは蓬に向けて謎の光を放った。
それをガウマが身を挺して蓬を庇い、光に吹っ飛ばされる。
シズムは倒れたガウマに近付き、追い打ちをかけた。
シズムがフジヨキ台高校へやって来た目的、それは蓬と夢芽の二人の中で育む情動を利用して中に宿る怪獣を育てる事だったのだ。
ガウマが昼間、蓬と夢芽を隠れて付けていたのも前々から二人をマークしていたシズムがいつか現れると確信していたからだ。
更にシズムからガウマが「怪獣使いから人間に戻った事で寿命が迫り、もう長くない」という真実を知る。
立ち上がれないガウマを背に、再びシズムは蓬と夢芽に迫り、夢芽は言葉に出来ない恐怖を漏らす。
その時、帰った筈のナイトが駆け付けて蓬と夢芽の窮地を救い、2代目がガウマを介抱する。
しかし、ナイトの攻撃すらも防いだシズムはバリアごとナイトを吹き飛ばしてしまう。
シズム「インスタンス……ドミネーション……怪獣は何処までも自由であるべきだ」
その合図と共にシズムは体内に宿していた怪獣を解放し、ガウマ達の前に立ちはだかる。
ガウマが満身創痍なので、ナイトはダイナゼノンを預かり、現場に駆け付けたゴルドバーンと共に単身カイゼルグリッドナイトに変身するも、返り討ちにされてしまう。
同時刻、ちせや暦はガウマ達との合流を目指し、ジュウガ、オニジャは滅んだ筈の怪獣の出現に驚き、ムジナは黙ってその光景を静観していた。
炎の中から現れた怪獣は、一歩ずつガウマ達、そして蓬と夢芽に迫っていた。
余談2
蓬と夢芽の情動で怪獣を育てたシズムは、単身とは言えこれまで無敗だったカイゼルグリッドナイトを圧倒する力を見せた。
これだけでも十分過ぎる事だが、蓬と夢芽の前に現れた直後、真っ先に蓬を攻撃しようとした事や、ガウマを念入りに痛め付けた後、すぐに蓬と夢芽に迫った事を考えると、シズムはより多大な情動を得る為によもゆめを最悪な形で結ばせようとした可能性がある。
第12回
ガウマの死が近づき、カイゼルグリッドナイトが合体解除という最悪な状況の中で、ガギュラとの決戦に向かう為、蓬と夢芽は後で合流する事を誓いあい、それぞれのマシンへと向かう。
蓬は告白の返事が聞けなかった事を後悔しながらも、先にダイナソルジャーへ乗り込み、夢芽を第9回の時と同じ様に再び迎えに行った。
そしてダイナソルジャーウイングコンバインでグリッドナイトと、ダイナストライカーに乗った暦、ゴルドバーンの後を追う形で合流、そして満身創痍ながらもガウマもまたダイナダイバーで合流を果たし、再びカイゼルグリッドナイトへと合体、ガギュラことシズムとの最後の決戦に挑んだ。
戦いを終えた三か月後、蓬と夢芽は雨の中色違いの同じデザインの傘を差してダイナゼノンとグリッドナイト同盟を見送る。
この時、夢芽は蓬を呼び捨てしており、二人でガウマの三つ目の守るべき物は何だったのかを振り返った。
文化祭では夢芽は蓬に宥められつつも嫌々ながらも参加したが、それでも心が付いて行けず、屋上に座り込んでしまう。
夢芽がいない事に淡木達は蓬に「夢芽を探して来い」と指示され、この時らんかには南さん係と呼ばれていた。
蓬が教室を出た直後、夢芽の友である鳴衣は金石の肘を付き、金石は少し不貞腐れていた。
屋上で夢芽を見つけた蓬は教室に戻る事を説得、そんな夢芽から手を出されて「連れて行って」とお願いされ、蓬はその手を握る。
いつまでさん付けで呼ぶんだと夢芽に指摘され、蓬は耳が真っ赤になる程照れながら初めて「夢芽」と呼び、夢芽に笑われてしまった。
結局お化け屋敷をやる事になり、蓬はミイラ男、夢芽は幽霊と二人にとって大切な人を彷彿させる衣装だった。
ガジュラとの決戦の向かう途中で負った傷は、傷跡が残ったが夢芽は大切な想い出を想起させる証として「いつまでも残っていて欲しい」と願う。
記念撮影では当然ながら二人は並んで立ち、最後は顔を見合わせて笑うのであった。
蓬は夢芽からの返事を聞けなかった事を後悔していたが、二人は色違いの同じデザインの傘を差し、お互いに名前を呼び捨てにしており、蓬がらんかに南さん係だと言われていた事、金石が不貞腐れていた事を踏まえると、三ヶ月の間に夢芽は告白を了承し、蓬とめでたく結ばれたと考えるのが自然である。
蓬と夢芽の青春は始まったばかりであり、ガウマが成し遂げる事が出来なかった想いの分を含めて、二人はこれからもずっと一緒にいるだろう。
蓬くんと夢芽ちゃん、末永くお幸せに。
よもゆめ優生思想よ、永遠に。
以下、更なるネタバレ
ボイスドラマ第12回
本編終了後の後日談として、学校に遅刻した罰として図書準備室の掃除をさせられている蓬の様子を見に夢芽が来るという場面が収録されている。
その会話にて、高校卒業後の互いの進路について、大学に行きたいという蓬に対して、同棲したいと答える夢芽。
照れと混乱とでしどろもどろになる蓬に対して、笑いながら冗談だと訂正する夢芽であったが、実際のところ何処までが冗談で何処までが本気なのかは不明である。
その後、アクシデントによりバランスを崩した夢芽をかばって蓬は足首を負傷してしまい、二人は二人三脚で保健室へと向かうのであった。
ちなみに、蓬が片付けを早く終わらせようと頑張っていたのは、夢芽と二人で串カツ屋に行くべく予約をしていたからとのこと。
劇場総集編SSSS.DYNAZENON 入場者特典ボイスドラマ
更にその後のエピソードとして、電話越しに蓬に怒る夢芽の様子が収録された。
女子を含むグループと遊びに行く際は事前に言う、という約束を破った蓬に夢芽が文句を言うのだが、蓬は某色塗りゲームをしながら適当な返事を繰り返しており、夢芽の怒りもヒートアップしていく。
描写としてはこれまでのような甘酸っぱいものではないのだが、この時の夢芽の剣幕は今までのどの彼女にも見られないレベルの激しいものであり、逆に言えばここまで言い合える程に関係を深めているということであり、喧嘩する程仲が良い、を地で行っているものと思われる(そもそも両親が離婚までいった蓬や姉とあのような別れ方をした夢芽にとってはこの手の会話を重要視しているとも言える)。この喧嘩については、後述の喧嘩理論の元にもなっている。
そもそもが喧嘩の原因も蓬を他の女子に取られてしまうかもしれないという不安と嫉妬によるものであると思われる為、好意の大きさの裏返しとも言えるだろう。
『SSSS.DYNAZENON SHOW』
ショーは10年後の面々が主役なのだが、第二幕、蓬の夢、という体での回想シーンにて、10年前(つまり現代)の舞浜駅ホームでの二人のやり取りが演じられた。
二人は朝早くから一日某夢の国でデートした帰り道であり、舞浜駅のホームで蓬が居眠りをしてしまったために、終電を待っているところであった。
そこで二人は、ちょっとした行き違いから(主に夢芽の不満が爆発し)喧嘩になってしまう。
ヒートアップした夢芽と、そんな彼女を面倒臭いという蓬はすれ違い、ついに夢芽から
「別れよ」との言葉が出てしまった。頭に血が上っていた故に本心ではないと思われるが、あわや破局の危機であった。
その後、心の中にいる(?)ガウマに説教された二人はあっという間に仲直りし、終電を逃したためにその場にいた他のメンツと一緒に海を見に行った。はた迷惑な二人である。
翌日小テストだったらしいのだが、大丈夫だったのだろうか……?
ちなみにSSSS.DYNAZENON SHOWは怪獣優生思想の面々も元気にしている謎時空なので、どこまでが正史かは分からないが、前述の喧嘩などの様子を見るに、このようなやり取り自体はあった可能性が高い。
グリッドマンユニバース(ネタバレ注意)
今作でも仲睦まじい姿を見せており、ほとんどの場面で二人一緒に写っている。夢芽に至っては蓬と一緒にいないシーンを数えたほうが早い。
冒頭では恐らくデートをしていた最中に『自分の街』で迷子になってしまい、カフェらしき店内で街について調べていた。
夢芽のスマホは充電が切れてしまったらしく、蓬のスマホで調べていたが意見の食い違いからスマホの取り合いになった末に蓬のスマホも充電が切れてしまう。
「(現在位置を知りたいのに早くスマホを貸さなかった)蓬が悪いんだからね」
「(なぜか元凶にされて)噓でしょ……」
あまりのやかましさからか、背後の席にいた六花が心配になって2人に声をかけ、それが切っ掛けとなって、以降は六花宅でしばらくお世話になる。
中盤怪獣が現れた際には皆が戦いに夢中になる中、夢芽は姿を消した蓬を心配していた。その後、グリッドナイトの不意打ちでグリッドマンが強制シャットダウンを起こし、夢芽はガウマ隊の面々と共に消滅。蓬は仕方がなかったとはいえ夢芽を消滅させてしまったことに心を痛めていた。
最終決戦時にアレクシス・ケリヴのインスタンス・アブリアクションでガウマ隊と共に夢芽が復活。
「蓬ィィィィィィ!」
「夢芽ェェェェェェ!」
大喜びで迎えに来た夢芽は再会した蓬と逆お姫様抱っこを披露。
「蓬おかえり!」
「逆なんだけど」
そして、文字通りの総力戦で黒幕を撃破した後、二代目に送ってもらって自分の世界に帰っていく。
「六花さんたちもお幸せに~!」
「アレまだ付き合ってないらしいよ」
「マジで?w」
終盤。蓬は今回の事件でより夢芽への気持ちが強くなったのか、別れ際にレックスから「居候させてもらった麻中家へのお礼」として渡された蟹を「一緒に食べよう」と夢芽を誘い、最初は疑問に思った夢芽だが、蓬の「だから食べようって言ってんの」の一言でその真意を理解し、赤面しながら快諾。
エンドロール後に麻中家とともに揃って蟹を食していた。
「アクセプターは鳴らない」
グリッドマンユニバースの後日談。
六花を怒らせてしまったかもしれない、と不安に駆られた裕太が蓬に電話を掛けた際、すぐ側に夢芽もいたため二人で勝手に盛り上がっていた。
てか何で普通に電話つながるの?
その後、なんやかんやあって2代目の手厚いサポートのもと裕太たちがいる次元に移動してくることに。
そんな簡単にマルチバース間を移動していいのだろうか?
事の経緯を聞いた二人は裕太の勇み足を説教したり、六花と喧嘩しない現状が駄目だと喧嘩を推奨したり、果ては二人にキスを強要したりとあまりにやりたい放題な様子であった。
後輩カップルに容赦ねぇ…
散々好き勝手した後、今度また、皆でイルミでも行きましょうと言い残しその場から去った。
『UNIVERSE,YUMEVERSE』
2023年の夏コミケで発売されたグリッドマンシリーズのノベライズ担当小説家、水沢夢先生の同人誌(表紙は推しのボラーとちせ、イラストはグリッドマンシリーズのノベライズで挿絵を担当しているbun150氏)に掲載された二次創作の書き下ろし小説では、ゴルドバーンと久しぶりに出会った蓬と夢芽がゴルドバーンを見て「スマホを欲しがってる」と思い、そこからスマホの契約の仕方でケンカする場面がある。
「自分がスマホを2台持つ」と言う蓬に対して、夢芽は「蓬と自分で家族割にした方が安上がり」と爆弾発言。そして言い争いの中で夢芽は同棲を想定して賃貸物件や家具、共用通帳関係でネット銀行のサイトをめっちゃ検索している事が判明した。見かねたゴルドバーンが一鳴きしてケンカを仲裁したからいいものの、夢芽の蓬に対する愛情の重さが垣間見える。結婚が10年後なんて絶対に無理だろ、卒業と同時に襲われるぞ…(笑)
『Both side,Now.』
グリッドマンユニバースショーの朗読劇では、肝試しで行方不明になってしまった内海を捜索する為にアカネが創った人造人間の操縦を蓬が買って出た(ちなみに蓬は内海の死亡を示唆するような発言をして、夢芽に「止めなよ。蓬は最近、人の心が無い発言が多いよ」と窘められていた)。最初は上手く行っていたのだが、人造人間に搭載されていたAIが蓬の体を乗っ取って暴れ始めた。蓬を救出するために裕太とグリッドマンがアクセスフラッシュして奮闘するが、攻撃を学習するAIは予想以上に強敵で、更に黄泉の世界からマッドオリジンを召喚して数の暴力でグリッドマンを圧倒する。ピンチに陥ったグリッドマンだが、そこにとんでもない状態になっていた内海がグリッドマンや六花達に声をかけた。内海のアドバイスのおかげで『グリッドライトエール』を受けて復活・分身したグリッドマン、更にフィクサービームの効果で復活したグリッドナイトとダイナゼノンの参戦もあり、人造人間はヒーローショーを学習して自滅、マッドオリジンは三人のグリッドマンの『トライグリッドフィニッシュ』を食らって消滅した。戦闘中にダイナゼノンから『蓬ぃ!主人公の闇堕ちは…、株が下がるから止めとけ』とツッコまれた(笑)。更に夢芽からも「そうだよ!蓬の手は怪獣を掴む為にあるんじゃない!私の手を取って、一緒に歩く為にあるんでしょう!?」と説教なのか惚気なのか分からないお叱りを受けた(笑)。夢芽の言葉を聞いた蓬は「ごめん、夢芽。俺は、もう二度とこの力を使わない」と、怪獣使いの力を封印すると宣言(ただし、夢芽達からは「信用できない」と言われた(笑))。事件が解決して帰る際、ちせが「夢芽さん!これからもヨモさんを尻に敷きましょう!」という発言をしたのを聞いて、蓬は「うん!夢芽のお尻大好き!」と、誰がどう聞いても変態としか思えない発言をした(当然、夢芽からは「もっと考えて喋れー!」とツッコまれた(笑)。なお、この発言から蓬は尻フェチである可能性が高い。)
よもちせ「「へい!Siri!」」
ちせ「何でしょう(ガイド音声の真似)?」
蓬「夢芽のタイツの厚さは何デニールか教えて!」
夢芽「いや、ちょっと待って!怖い怖い!変な事聞かないで!」
ちせ「20デニール(適当)」
蓬「20デニール!?…薄いね(満面の笑み)!」
…まあ、このバカップルは今後もこんな感じでお付き合いを続けていくのだろう(笑)。
『SSSS.DYNAZENON SHOW』では……
※ネタバレ注意
10 years after…
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