概要
SSSS.GRIDMANの登場人物である新条アカネと内海将のカップリングタグ。
両者共に特撮マニア、特にウルトラシリーズ好きなので意気投合しそうな面もあるが、アカネは自身が特撮マニアである事を隠しているうえ、響裕太のことは「響裕太くん」と呼んでいるのに対し、内海のことは「クラスの内海って男子」などと呼び捨てにして密かにバカにしている。
一方、将自身はアカネに対する恋愛感情を抱いており、アカネが他の女子達と共に大学生と合コンする事になった時は裕太と一緒に尾行するなどストーカーじみた行動まで行っているが、クラスのマドンナとして男女双方から人気の高いアカネに告白する勇気はないのか、「近寄りがたい存在」と評して距離を取っている。
そんな状態なので本作のコンビ・カップリングとしては、第4回まで絡みと言えるような描写がほぼなく、雑誌等のメディアや関連商品などにおいても組み合わせが強調されているとは言い難かったが、第5話においてようやく「将のお腹をアカネがいじり、想い人に直接触られている事に嬉しさの余りに将は放心する」という形で初めて交流?が描写された。
そして第6回では将が親戚の法事が終わってから本屋で特撮・SF系ホビー雑誌『宇宙船』を立ち読みしていた所をアカネと会い、そこでアカネが特撮好きという事を知り、アカネは「怪獣・宇宙人好きのヒーロー嫌い」、将「ヒーロー、怪獣問わずどっちも好き」という違いがあれど二人でコーヒーショップ『STARBOWS COFFEE』で特オタトークして盛り上がっていた。
実際はアカネは将から裕太の秘密を聞き出すのが目的で近づいたのが真実だったようで特オタトークで盛り上がっている途中でアカネはやや高圧的に裕太の事を聞き出そうとするが将は「(アカネを)怪獣との戦いに巻き込むことはできない」という理由で「裕太である事は変わらない」と誤魔化し、アカネはこれ以上は無理と思ったのか「(裕太の)記憶が戻るといいね」と言って先に帰り、将は秘密を守る為に誤魔化した事を小声で彼女に謝罪する。
第9回での夢の世界で、将はアカネのオタク友達として登場。
第6回と似たやり取りを行った後、アカネと一緒に「せぶんだらげ」という店やあるイベントで古い玩具を買ったりして楽しんだ後、アカネから家に来ないかと誘われる。
グリッドマン同盟で唯一アカネと戦う理由の薄い彼の事だから、このまま篭絡されてしまうのでは…と多くの視聴者が危惧する中、将は「違うって……こんな事ってあるか?」とアカネから貰ったバクゴンの人形を床に置いた。
「現実には売られていないバクゴンの人形が手に入るはずがない」「視聴困難な『ナイス』や『ウルころ』が簡単にみられる環境は無い」「絵にかいたような美少女が自分と同じ趣味を持っているわけない」等様々な解釈がなされていたが、共通しているのは「裕太や六花がいない事」
自らの意思で都合のいい夢の世界と決別する事を選んだ将は「こういう形で出会っていたら友達になれたのかもしれない」と告げるとそのまま走り出し、現実の世界へと戻って行ったのだった。
将はグリッドマン同盟の一員として怪獣と戦い、ツツジ台とそこに住まう人々を守る立場にあり、第8回までアカネの本性にも気づいておらず、アカネは既にアレクシス・ケリヴの力を借りて取り返しのつかない事をしでかしている為、場合によっては二人には辛い未来が待っているかもしれない……
さらに第6回で本屋で会ったのは十中八九偶然を装って将から裕太の事を聞き出すが目的で第9回のは夢の世界に閉じ込めるのが目的だが将と特オタトークをしてる時や特撮作品関連の玩具探しに付き合っている時のアカネは心の底から楽しんでいたと思われ、もしも早くから(少なくともアレクシスと出会う前に)アカネが将にだけでも自分が特撮好きと打ち明けていれば「心許せる相手」が見つかって今のような人間にはならず、上手くいけば良い関係になっていた可能性があったと思うと何とも物悲しい話と言える……
また、視聴者の中には「内海がアカネへの想いから彼女に忠誠を誓い、グリッドマン同盟を離反してしまうのではないか」と危惧する者もいるとかいないとか。
ちなみに第6回で二人がトークを楽しんでいた『STARBOWS COFFEE』はコーヒーショップ『スターバックスコーヒー』と円谷プロが関わっていた某SF映画のパロディドラマ『スターぼうず』が元ネタ、第9回で訪れた『せぶんだらけ』は『まんだらけ』とウルトラセブンが元ネタと考えられ、イベントは劇中では明言されていないがファンの間では古今東西の玩具が一堂に会する玩具の展示・即売イベント『スーパーフェスティバル』と考えられている。