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聖者無双

せいじゃむそう

聖者無双とは、ブロッコリーライオンによるライトノベル小説である。
目次 [非表示]

概要

正式名称『聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~


2015年10月、オンライン小説投稿サイト『小説家になろう』にて連載を開始し、2022年2月にWEB版完結。作者はブロッコリーライオン氏。

後にGCノベルズから書籍化。既刊10巻。イラストはsime氏が担当。

月刊少年シリウスのWEBサイト「水曜日のシリウス」からコミカライズ版が連載。既刊10巻。秋風緋色氏が作画を担当。


不運な出来事で死んだサラリーマンの主人公が、異世界の神のよって異世界へ転生し、「聖属性魔法」の才能を授かり治癒士として異世界を生き抜く異世界ファンタジー。


2023年7月からTBSBS11テレビ北海道AT-X、TBSチャンネル1にてアニメ放送された。アニメーション制作は横浜アニメーションラボ・クラウドハーツ。


8月には世界陸上で1週休止にはなるが、翌週には2話一挙放送(休止週含む)を行う。2話一挙放送対応に関しては同局他枠のデキる猫は今日も憂鬱でも実施される。


あらすじ

営業の外回りの時に不運にもコンビニ強盗が放った流れ弾が当たって死んだサラリーマンが、神のよって異世界《ガルダルディア》に転生することとなる。ゲームのアバターのように転生した時の姿と能力を決めた彼は、治癒士のルシエルとして転生する。


登場人物

惑星ガルダルディアに登場する人物紹介。

本作の主人公。前世は営業回りのサラリーマンで課長補佐から課長に昇進確定していたが、拳銃で左胸を打たれ死亡。

熟練度鑑定20P、体術5P、豪運50P、聖属性魔法適性20P、魔力制御5P、JOB治癒士を選択し、惑星ガルダルディアに転生させられ、ルシエルと名乗る。

営業回りの経験で切り替えの早さと環境適応能力があるが、あくまでも凡庸である為、地獄の鍛錬を5年以上続けたりして、営業経験の反復する機会が無くなると交渉時に営業回りの感を取り戻すのに時間がかかった。

後に有名な異名で【聖変】【賢者】他多数を持つことになる。


元冒険者。現在は冒険者ギルドの鬼畜教官。天然治癒士ルシエルに物体Xを進めた。

【旋風】の異名を持つ。


イエニス出身の狼獣人。冒険者ギルドメラトニ支部の食堂のマスター。

賢者が各地の冒険者ギルドに残した魔道具で物体Xを創っている。

狼獣人だが、熊に見える為、【料理熊】の異名を持つ。


イエニス出身の狼獣人。グルガーの兄。冒険者ギルドで解体作業を担当している。

【隠遁】の異名を持つ。


新たに創設された治癒士教会本部の女性騎士隊の隊長。

ヒロインではあるが勤める職場と立場上、【ルシエルの従者達】や【メラトニ冒険者ギルド組】より出番が少ない。書籍7巻辺りから緩やかに進展し始め、教会本部から治癒士ギルド各支部にまでその噂が伝わっていく。

web版では【魔色の眼】を持った聖騎士ジョブをもった人族に過ぎなかったが、書籍版で設定が追加された。


兎人族。冒険者ギルドの受付嬢。書籍版では出番が増えた影響でルシエルに好意あり。


登場当初は治癒士ギルド職員。ヒール取得訓練中のルシエルのいるスパルタ魔錬部屋に食事を運んできた。

ヒールを取得したルシエルに治癒士ギルドのルールを説明した。彼女の説明でヒールで銀貨1枚という説明をルシエルが聞いた後の行動により、治癒士ギルドのイメージが変わるきっかけとなっていく事になる。

書籍版では出番が増え、悪徳治癒士の刺客に命を狙われてしまい、ルシエルが助けた後は命の安全の為に冒険者ギルドの受付嬢となった。


治癒士ギルド職員。ルミナの要請を受けて治癒士ギルドに登録した直後のルシエルに10日間魔錬部屋を貸した。ルシエルがSランク治癒士になってメラトニに帰還した際は出世して治癒士ギルドマスターに昇格した。地味に詐欺師ルシエール一味を自力で倒せる戦闘力はある。


  • 白狼の血脈

バザン(CV:柳田淳一)・セキロス(CV:兼政郁人)・パスラ(CV:高橋伸也)の獣人構成のBランク冒険者団体。最初は険悪だったが、後に彼らに認められルシウス護衛依頼を受けた。


余談

聖者無双書籍3巻に書籍1-2巻の特別短編集(アニメイト、メロンブックス、ゲーマーズ、とらのあな等の購入特典、アンケート回答特典)が収録された。


関連動画

PVと賢者の飲み物【物体X】


関連タグ

小説家になろう GCノベルズ 月刊少年シリウス

異世界転生 剣と魔法の世界 ヒーラー 聖者 賢者

2023年夏アニメ TBS木曜深夜アニメ枠


他作品

存在X:幼女戦記という作品に登場する神。物体Xとは何の関係もない。


外部リンク

聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~ - 小説家になろう

異世界ガルダルディア物語

聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~ - コミカライズ版

WEB版聖者無双完結作者コメント

TVアニメ公式サイト

TVアニメ公式Twitterアカウント




惑星ガルダルディア用語(ネタバレ有)

ネタバレ注意。











職業(JOB)・スキル

職業(JOB)

転生者は職業選択から『選択』して得ることができる。気が付かずに転生した場合はガルダルディア人と同じ方法でJOBを得なければならない。剣士、魔法使い、治癒士、盗賊、商人等色々ある。

現地のガルダルディア人は15歳の誕生日以降に主神クライヤに祈りを捧げる事でランダムで授けられる。JOB熟練度をあげる事で上級JOBを選択できるようになる。


  • ステータス

ステータスオープンと念じる事で自分自身のステータスを確認できたり、他人に見せる事も出来る。異世界人もステータスの開示が可能。

レベルが上がるとステータスが上昇するので一般人でも身体が丈夫になり死ににくくなる。ついでに高レベルの種族は寿命も延びるらしい(人族だと130才位)。

冒険者ギルドのブロド教官に「ステータスに囚われた奴は、本当の窮地では役に立たなくなる」という台詞の通り、レベルやステータスが上でも体調や戦闘技術や作戦次第で勝つ事が可能である。レベル1でも冒険者Dランクに勝つ事が可能になるし、裏技(アニメ1期イメージ映像では大石で不意打ち)を使えばCランクも倒せるらしい。

ルシエルが赤竜を倒した時のように、ルシエルがブロド師匠よりステータスが高くなってレベル差が200以上あっても工夫次第で倒す事は出来る。

特にHPは高くても首を切られる等の即死攻撃を受けると普通に死ぬので一番あてにならない。

因みにステータスがカンストしてもその数値以上に能力値が上がっているかどうかは不明である。


  • 魔法適性

魔法の適性。火水土風聖闇魔法の6属性。回復魔法があるのは聖魔法と精霊魔法のみである。

魔法適性があってもジョブの選択や変更によってはその魔法が使えなくなる。

魔力枯渇になると気分が悪くなる為、魔力回復まで身体を休める必要がある上、二日酔いのような頭痛になるので戦闘では碌に動けなくなる。

魔法にはイメージ力が必要である為、訓練した者でないと武器を使いながら魔法が使えないのが一般常識だが、ブロド教官との2年間の訓練によりルシウスは攻撃しながら魔法を使えるようになった。


スキル

使用できるスキルは使用回数が多ければ多いほど熟練度が上がる。パッシブスキルは熟練度がない代わりに自動で効果発動する。

スキルは攻撃、防御、魔法、補助、生産、生活、研究、テイマーがある。


  • 豪運(豪運先生)・覇運(覇運先生)(他運兄弟シリーズ)

豪運先生(CV:森久保祥太郎)

行動や能力や努力以外ではどうしようもない事態の対処が出来るよう、ルシウス自身の不運を補う為に獲得したパッシブスキル。覇運は100P、天運に関しては500PでSP消費が論外だった為、豪運50Pを選択した。お陰で善良な人物や有能な人物と出会う可能性が上がり、『前世の不運』が『悪運』位には改善された。重複効果有。

ルシウスの精神世界にイメージキャラが存在し、豪運先生・覇運先生と崇める程ルシウスに感謝されている。地味に危険察知なども備わっている


  • 体術スキル

転生直後に武器を持っていなければ意味がないとルシウスが武器が必要なスキルの代わりに取得した攻撃スキル。後に冒険者ギルドで問題なく登録を済ませるのに役立った。


  • 熟練度鑑定

ルシウスがSP20P消費して獲得した自分自身の熟練度を確認できるスキル。他人の熟練度は確認できない。スパルタ魔練部屋の軟禁治癒魔法訓練やブロド教官の地獄戦闘特訓でルシウスが成長を自覚する事で心が折れないようにするモチベーション維持という地味に重要な役割を果たした。この能力のお陰でスキルの使用回数でスキル能力を上がる事実を確認し、効率的な成長を促す事ができた。


  • 鑑定

相手のステータスを確認できる能力。獲得した転生者はそれなりに多い模様。

ルシエルは取得しなかったが、【威圧】等である程度強者を見極める事は出来る。


主神クライヤの誓約

約束事を主神クライヤに誓う事で成立するガルダルディアで行われる儀式。

物に誓約をかけて持ち主に誓約を護らせるケースと人同士の約束で使われる。

約束と約束を破った時の罰を相手に問い、相手がその問いに肯定する事で成立する。誓約を受ける相手がその問いに肯定しつつ、自身の罰をより重くする事も可能である。

誓約を破ると主神クライヤの罰が下される。


呪術

戦闘奴隷や魔族などにかけられている事が多い呪いで秘密を知られそうになると口封じに死ぬ呪いとかが存在する。呪いの種類や命令内容が不明でも【ディスペル】による解除が可能。


アイテム

  • 物体X(神々の嘆き)

各冒険者ギルドに設置されている物体X製造魔道具から魔力を注ぐと無限に出せる液状の飲み物。書籍版だと紫色だが、アニメ版はグロテスクな色をしており、スライムのように動いているようにも見えるより不気味な飲み物?となった。

丸薬である「神の嘆き」を何時でも用意できるように開発した魔道具に魔力を注ぐと何故か液体化した為に物体Xと名付けられた(液体Xとは名付けられなかった)。各ステータスを上昇させ、状態異常耐性・精神耐性(毒・混乱・呪い・幻覚・精神支配・魔封・隷属化・魔族化等の耐性)も上がるアイテムだが、非常に臭くて不味く治癒士が使える浄化魔法【ピュリフィケイション】が無いと食後30分経たないと匂いが消えない。魔力が小回復する効果もあるので魔力枯渇状態を治す事も可能。

飲んでから効果時間は六時間。飲んでいる間はレベルが上がらないという欠点がある。なお、レベル上げの成長が見込めなくなった後に飲んでもステータスは上昇する。

なお、物体X後の酒は効力が強くなりすぎるので厳禁である。

罰や拷問にも適用でき、樽で入れて置くと凶悪な魔物除けにもなり、意識のない相手に匂いを嗅がせたり、顔に塗る事で意識覚醒の効果もある。

初心者冒険者には原液を薄めた物を飲ませている。原液や原液2倍以上の濃度で飲めるのはルシウス位である。アリス鑑定の結果、正式名称は「神々の嘆き」らしい。


冒険者ギルド本部では、毎年物体Xを多く飲ませた冒険者ギルドに『故賢者』と『故冒険者ギルド本部のギルドマスタークライオス』から豪華な贈り物が与えられる謎システムがある(書籍版では賢者とクライオスの遺産から指定された豪華の贈り物を与え続けている模様)。

捨てたりなどの不正はカウントされないといった無駄に高度な魔法技術で運用された。

植物を枯らせる為、農家には害虫よりも非常に恐れられており、飲める人にしか卸してはいけない事になっている。物体Xをずっと放置しておくと持ち主の口に瞬間移動する呪術がかけられており基本的に相手に飲ませる以外の方法で捨てる事は出来ない。因みに物体Xを捨てた物にも捨てた人の口に瞬間移動する呪術がかけられている。

全冒険者ギルドには、物体X消費ランキング観覧機能がある為、行方不明になったルシウス生存を確認する手段としても活用された。

賢者曰く、物体Xがあればもっと早く賢者に至れたと語っている。


  • 神の嘆き

冒険者の潜在能力を覚醒させる為に、色々な薬草、龍の心臓、精霊の水、世界樹の根などを混ぜて開発された丸薬であまりの不味さに神の嘆きと名付けられた。

神官職系のジョブは精神を多少落ち着かせるメリットと引き換えに三大欲求が低下するデメリットがある為に賢者が開発した。


  • 魔法の鞄

金貨で最低三枚以上で購入できる。冒険者ギルドでは倒した魔物を収納するのに使われる。

魔法の鞄で十個入れられる物をブロド教官から17歳の旅立ちの日にAランク治癒士ルシエルへの餞別として送られた。樽も1個と認識して収納可。


  • 魔法袋

魔法の鞄より収納容量が多い。ルシエルが教会迷宮10階突破時に贈与された教皇の魔法袋は30畳以上の物を収納可能で時間停止効果付で数冊魔法書もついてきた。魔力を流す事でその持ち主専用となり、魔法袋から1m以内に所有者がいないと使用できない。手で拾わなくても足に触れていれば魔石などを楽に回収でき、念じる事で中身を確認したり、出し入れ可能(アニメ1期OPのように右手に剣を出したり、左手に盾を出したりできる)。

樽だけでなく、馬車なども収納できる。隠者シリーズも時間停止に関係なく使用可能。


  • ハッチ族の蜂蜜・蜂蜜酒

物語中盤位に蜂蜜酒にすると魔力中級ポーションと同じ効果がある事が判明する。

ルシエルが無理をさせない程度の生産に留めている為、年に樽5個程度しか生産できない。


  • 魔力結晶球

魔力を補充しておけるアイテム。終盤では魔力ポーションでは即時に回復出来ない状況に備えて複数準備した。


  • 隠者シリーズ

ルシエルが手に入れた物で迷宮で手に入れた隠者の厩舎とブロド師匠から譲り受けた隠者の棺がある。

隠者の厩舎は沢山の馬を収納して持ち歩けるが、とある裏技を使えば実は他の生物も持ち歩ける。

隠者の棺は意識の無い種族を収納して持ち歩けるが、意識覚醒すると強制的に外に出される。


ガルダルディア

運命神曰く、地球と同じ水と大地の惑星。剣と魔法の世界。

三百六十日で十二ヶ月、一週間(異世界では6日)が光、火、水、風、土、闇の六日の五週で月三十日、時間も地球の時計のような魔力時計で管理されているが、実はステータスオープンで正確な時間が容易に確認できる。


  • 治癒士ギルド

人々を治療するために生まれた組織。ランクはG、F、E、D、C、B、A、AA、AAA、Sまでの十段階。Gランクならば、年銀貨12枚というお賽銭が必要でランクが上がるごとに銀貨12枚ずつ加算される。特典として上級回復魔法書を安く購入できる。Fが毒と麻痺、睡眠の状態異常回復魔法、Eが中級回復魔法、Dが結界魔法、Cが複数同時回復魔法。

しかし、本部勤めが決まると魔法書が無料になる。

お布施に関しては維持費とギルド職員の給料として使われる。

モニカ職員によると治癒士としての収入源はヒールだけでも一回で銀貨1枚が相場。


治癒士ギルドの創設者達がこの世を去った後、治癒士達は命を救う魔法を掛けたのに、救えなかったら恨まれたり、罵倒されたりする事に強い憤りを感じて、治癒士ギルドへのストライキを掛けた。その反動で金の亡者と呼ばれる治癒士達の原型が出来て、その勢いは加速した。

お布施で治癒院の設立や孤児院の運営などもすることは無くなった。


  • 冒険者ギルド

【体術スキル】等の【戦闘スキル】があれば登録できる。依頼を失敗すると、罰金などがある。冒険者でも冒険者ギルドに依頼をだせる。体術スキル訓練は1時間銀貨1枚前後。

自然治癒で回復を促す事で取得できる【体力回復スキル】を覚えるまで自身への回復魔法の使用を禁じられていた。

冒険者ギルドに宿泊する事も出来る。


人物・種族

  • 英雄レインスター

治癒士ギルドを設立し、邪神を退けた歴史的人物。彼の活躍を書いた外伝もあり、史実に基づいた本は教皇が持っていた為、ルシエルが教皇からその本を借りて読んだ。

地球のワープホールに巻き込まれた事で通常の転生者とは違い15歳からの転生でなく、赤ん坊からの転生で始まっている。

物体Xを創った賢者と面識がある。

  • 賢者

「物体X」や「神の嘆き」を開発した歴史的人物。ギルド本部ギルドマスタークライオスの助力を得て、物体Xを生み出す魔道具の設置を実現させた。

生前は一人銀貨1枚で治療していた。

英雄レインスターと面識があり、彼が寿命で亡くなった後も魔王復活を阻止する活躍をしている。

  • 勇者・勇者の末裔

邪神が生み出した魔王を打ち破る役割のある歴史的人物で複数存在した。勇者自体は本編には出ないが、勇者の末裔は存在する。

  • 魔王・自称魔王

邪神によって選抜されたり、生み出されたと思われる人類を滅ぼすとされる存在で複数存在した。魔王自体は本編には出ないが、自称魔王は多数存在する。

英雄レインスターは闇の勇者と呼んでいた。


転生者

主神クライヤが運命神から貰い受けた魂を転生させた存在。神のルールによると転生者が生きている間は次の転生者の魂を送れない模様。

15歳に若返りし、異能を与えられたリスクだったのか、転生者は地球前世での名前を思い出せない。また人族は神によって決まられたので人族以外にはなれない。スキル獲得のSP100を得て、惑星ガルダルディアの一般常識を頭に叩き込まれた後、1時間以内に転生した。制限時間1分につき銀貨1枚を得た。


  • 聖シュルール協和国転生者(2名)

ルシエル:上記参考。


マーティス:異世界人として生きるつもりだったが、エセ忍者ハットリと出会った時の発言で転生者としての正体がばれてしまった。メラトニではブロド教官に弟子入りしようとしていたが、物体Xに耐えられず3日でギブアップした。悪徳治癒士ボタクーリと揉めている頃にはメラトニ冒険者ギルドに出入りしていた。ルシエルにはモブ冒険者としての認識しかなかったが、彼は旋風とS級治癒士を戦闘狂として認識していた。

パーティの女性達4人はグランドルとブランジュの国境付近で違法奴隷商人と盗賊が組んでいた所を助けた奴隷だった。奴隷契約解除が出来ない為に奴隷契約をして冒険者パーティとして活動していた。その影響でマーティスは奴隷商人を嫌っている。

転生者探しによりハットリの証言でイエニス冒険者ギルドで再会した時はB級冒険者にまで上り詰めていた。ルシエルは情報提供と意思確認の礼として【ディスペル】で奴隷契約解除を行った。ハットリには彼らがイエニスにいる間は気にかけるように促した。

ルシエルが見た転生者の中で彼が一番幸せなのかもしれないと認識した存在。


  • イエニス転生者(2名)

リィナ:治安の悪いイエニスを脱出して聖シュルール共和国で鑑定やSPで得たスキルを生かして魔道具屋コメディアでの商売を始めた。魔道具を作成していた為、ルシウスが転生者である事を隠しながら勧誘。ルシウス商会にいるドランに弟子入りした。リィナは異世界人として生きる事にしていた為、元同郷転生者には興味がない。


イエニスから西の地に住む者:水精霊によると世界地図に載っていない空白地帯でパートナーを見つけて無事に生活しているとの事。水精霊に無害と確認をとった事でルシウスは接触しない。一切出番がないが、転生者の中でも世界情勢に巻き込まれずに幸福に生活している模様。

ルシエル、リィナ、マーティス以上に謙虚で幸運スキル所持位の対策はしていたと思われる。


  • 帝国転生者(2名)

ハットリ:前世の貧困生活で亡くなったようで、転生させてくれた主神クライヤに感謝していた。ケフィンと面識があった。帝国潜入者工作員として働いていたが、イエニスでルシウスに捕らえられ、ドルスターの奴隷としてイエニスで働く事になった。問題児だった為、ルシウス商会に危害を加えられないよう誓約で行動を縛った。マーティスを転生者と知るきっかけにもなった。


アリス:鑑定スキルに能力依存した結果、パトロン貴族による犯罪の巻き添えで奴隷にされクラウドに捕まり鑑定装置として使われていた。前世では混ぜるな危険という自分自身の行動で不運を引き寄せ亡くなった事で鑑定スキルを選択したとの事。奴隷仲間のエスティアに転生者である事を明かしていた。問題児だった為、ルシウス商会に危害を加えられないよう真っ先に誓約で行動を縛った。


  • グランドル転生者(2名)

クラウド:性格が歪んで帝国で魔族化の研究を行うマッドサイエンティストになっていた為、ルシウスと敵対。魔族化すると狂戦士状態になって人格を失いそのまま倒された。


予言の巫女:予知スキルの他にバランスよくSPを振り分けたと思われる人物。迷宮にいた所をグランドルの冒険者ギルド本部に保護され護られる存在となった。予言で自らの安全を自覚したのか、冒険者ギルド本部で自らを予言の巫女と名乗り、次々と予言を的中させている。転生者を知る帝国皇帝にも狙われていた。邪神により世界が滅亡する予言を見続けた影響で本部のギルドマスターに相談していた。ある日その運命が魔族侵攻以降見えなくなり困惑する。

ルシウスは彼女に会う前に水精霊に未来視で安全を確認してから行動した。


  • 公国ブランジュ転生者(2名)

奴隷商人ブラッド:鑑定スキル持ちなので商売は成功したが、公国ブランジュ貴族によって大切な存在を失った後は異世界そのものに復讐を誓い、奴隷商人として活動を始めた。頭脳派だが、機嫌がいい時と作戦が成功したりすると口が軽くなり、作戦が失敗すると癇癪をおこしたり、逆上して隙が出来る。

鑑定スキルを過信している為、ブロド師匠やライオネルの苦戦している振りを見抜けなかった。鑑定したルシウスをチート野郎と逆恨みして嫌っていた。彼の前世の不運は口の悪さや軽さで引き寄せた物だったのだろう。

血によって眷属の魔物を生み出す能力や奴隷契約の他、呪術・幻影・召喚などのスキルを所有している模様。


帝国皇帝に時空属性(SP100全振り)を奪われた者:能力依存に嵌り、自称魔王と共に皇帝に取り入ろうとしたが、自称魔王が皇帝側に寝返った挙句、能力まで奪われ生死不明で恐らくは生きていないと思われる。自称魔王と手を組んだのが彼の不運を自ら引き寄せた要因でもある。ルシウス商会が捜索したが、その人物を見つける事は出来なかった。




転生させた魂に関して地球の運命神とガルガディアの主神は直接干渉出来ない。十の魂が全て亡くなった後でないと次の魂を送ったり、交換できない模様。

直接世界に干渉すると神と言えども神の誓約で罰を受ける。


  • 地球の運命神

(CV:井上和彦)

主神クライヤとの賭けに負けて地球側で不運で亡くなった凡庸で前世時点では危険な思想がない十の魂を譲渡した。凡庸な魂しか送らなかったので余程適応能力が高い者でなければ、暮らすこともままならず困難な状況に陥るとの事。お決まりのオンラインゲームのようなシステムで年齢と種族を運命神で決めて、ガルガディアの基礎知識を転生者に叩き込み、他の設定は1時間以内に転生者に選ばせた。

ルシエルの前世は死ぬ運命だったが、意志の強さで1分でも長く現世で生きる事に必死だったので不幸中の幸いにも十の最後の魂に選ばれた事により現世で生きたかった男に現世に戻せない代わりに運命神の加護を渡した。

アニメ1期では「クライヤとの賭け」や「凡庸の十の魂を送った」という台詞はカット。いきなり異世界に飛ばしスキルを選ばせる仕組みで与えられる銀貨はたった3枚という仕様。その代わりガルダルディアの基礎知識を叩きこむ時の苦痛はない。


  • ガルダルディアの主神クライヤ

自分の世界が変われば面白いと考えている神で神同士の賭け事や送った転生者の見物が娯楽となっている。十の魂を眺めて彼らが全員死んだらまた賭けか交換をする方針。凡庸の十の魂と聞いて「今回は面白くならないかなぁ」という台詞から過去にも同じやり取りを繰り返し自身の世界を変えてきた。地球時間にしてルシエルが転生する3年前にレインスターは転生したようで、最初は主神クライヤが標的を選んで直接転生させていた模様だが、途中から運命神から亡くなった魂を譲り受ける形式に変更したと思われる。

アニメ1期では出番カット。


  • 邪神

神のルールを破ってガルダルディアに介入した為に邪神となった存在。その姿は邪神というよりは普通の魔族に近い。

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