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概要

聖闘士星矢の劇場映画「聖闘士星矢 天界編 序奏〜overture〜」(2004年)において、原作者の車田正美が「当時のアニメ関係者は概ね熱気を失っていないが、古谷さんを除く声優陣の声の老け方が顕著で、とても少年を演じるに値しない(要約)」というコメントを公式サイトに記し、冥王ハーデス編をOVA化することが決定した際に、古谷徹以外の声優交代を打診した。これが騒動の発端となる。


これについてはファンの一部からも指摘はあったものの、それ以上に変更に抵抗のあるファンや、批判された声優のファン等からの怒りが爆発。この発表に批判が集中した。

先の劇場版の頃から変更についての提言はあったが、その時も古谷徹が猛反発。メンバーの現在のサンプルボイスを用意して、「決して劣化などしていない(往年の演技ができる)」とプレゼンした結果のものだったという。


車田の声優に対する言い回しは「劣化」と指摘された声優陣に対する誹謗中傷すれすれの発言だったことから、特に批判が強かった。当時ファンと交流を深めていた古谷のサイトには、車田正美に対する怒りを求めるコメントが寄せられ、サイト内で行っていたイベントが中止になる程であった。


当然、批判された声優陣はこれに憤慨。古谷もこれを不快に思い、チームワークを重視することもあって「自分だけ残るわけにはいかない」と降板を申し出たことから、星矢の声優陣は総取り替えの路線となった。


このため冥王ハーデス編以降の新声優版のOVAは発売後も厳しい非難の声に晒され、内容以前の評価に終始してしまった。


対応

車田正美のこの打診に古谷は難色を示すが、車田側がさらにオリジナルキャストをこき下ろす形でさらに批判。これを続けたため、炎上に拍車をかけてしまった。


これがトドメとなり古谷は完全に降板の意思をより強固にした。車田側は最後まで古谷だけは星矢にという思いがあったが、叶わなかった。鈴置洋孝は特にこの発言に憤慨して、「二度と演じない」とまで言わしめた。


後に公式サイドが釈明を掲載し、古谷徹を含めたオリジナルキャストの降板と若手への全変更が決定したことで、騒動自体はある程度沈静化した。しかしこれがファンと車田サイドとの間に永らく深い溝を作ったことは言うまでもない。


最後にオリジナルキャストが揃ったのはゲーム「聖闘士星矢 聖域十二宮編」となった。この収録前後が丁度この騒動の真っ只中だったことから、鈴置など再演に否定的な人物も居たが、古谷の「もう一度星矢をみんなで演りたい」という願いを聞き入れ、鈴置も古谷のためにプライドを捨てて折れ、オリジナルキャストの集結が叶ったという。


その後

聖闘士星矢Ω」ではオリジナルキャストを意識したキャスティングが行われている。これは古谷が「オリジナルキャストには鬼籍に入った人物もいて、もう同じメンバーで演じることに対するこだわりはないため」ということから再演となったとのこと。


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