本記事には"R-TYPEシリーズ","艦隊これくしょん 劇場版"のネタバレが多く含まれています。
異形の生命体“深海棲艦”
その容姿は、奇しくも艦娘と同じ構造の
艤装を持つことが、既に知られている。
-論文「深海棲艦娘」より抜粋
艦隊これくしょんの敵深海棲艦とR-TYPEの敵バイドには意外な共通点が幾つもあり、それらをコラボしたイラストが投稿されている。
そんなことよりおなかがすいたよ
バイドと深海棲艦
バイド化
バイドの影響によって変異してしまう事を「バイド化」と言う。
バイドにはあらゆるモノを取り込む性質があり、それにより個体数や、種類が増えている。
物質存在でありながら波動としての性質を併せ持っており、あらゆる存在に伝播し、極めて強い排他的攻撃衝動を持ち、その特性は次元の壁を越えても普遍的である。
有機物、無機物に関係ないばかりか、さらには人の精神すら融合捕食して己の一部としてしまう。
万物を融合し、増殖、進化するそれが"バイド"である。
深海棲艦化
深海棲艦は現在のところどのように個体を増やしているか、艦隊これくしょんにおいては未だに語られていない。
一部では轟沈した艦娘が深海棲艦化するという説が囁かれているが、証明するには至っていない。
二次創作においては、一部の艦娘と深海棲艦との共通点があることからリリース当時からその方面のイラストは多々存在している。
...が
劇場版艦これにおいて、艦娘が轟沈することで深海棲艦になることが公式設定となった。
アニメ第1期、第3話に轟沈した如月が艦娘として帰って来た。また、加賀は以前自らが深海棲艦だったと言うような発言もしている。
つまりは敵と味方をループしてるのである。そのため、艦娘たちは「誰1人沈むことなく深海棲艦を殲滅・撃沈して、この悲しく辛いループから彼女らを解放する」という目標を達成する必要がある。
当然ゲームにおいても艦娘を轟沈させてはならない事は言うまでもないだろう。
対抗兵器
R戦闘機
バイドを倒すのに使用されている武器は、バイドを用いて作られている。
これはバイドの「バイドを駆逐可能な攻撃手段は同じバイドを兵器転用したフォースおよび波動兵器に限られる。」という性質に対抗するためである。
機体開発のほとんどはTeam R-TYPEが担っているが、一部機体は軍事メーカー・ウォーレリック社が開発に携わっている。
ちなみに、R戦闘機の祖であるRX-T1 “Skeleton"はもともと宇宙空間機動計画に基づいて作成された機体であり、初めからバイドに対抗する目的で生み出された機体ではなかった。
対バイドミッション発令によりR-6から正式に対バイド兵器として開発されることとなった。
バイドを倒すため、開発は続いていく...その結果...
“CROSS THE RUBICON”
人類はついにルビコン川を渡り、禁断の領域へと足を踏み入れる
艤装
艦隊これくしょんにおいては深海棲艦を倒すために必要な兵器は艤装のみされており、
特定の兵器でのみ対処が出来る点は共通している。
艤装のデザインは実在した艦を模したものがほとんどであり、担当絵師様の愛が感じられる。
が、ここで一つ疑問が生じる。
艤装とは 一体誰が 何の目的で 開発したのか
現在の所、艤装の開発者、経緯などは記されていない。
メディアミックス内での設定で「深海棲艦(敵)に対抗できるのは彼女達だけ」とある為、深海棲艦が艤装よりも先に出没した事が予測される。
しかし、艦娘が轟沈することで深海棲艦になることが確定したことでこの予測に揺らぎが生じることとなった。
深海棲艦の元が艦娘であるならば、艦娘が存在しなければ深海棲艦は誕生しなかったからだ。
一つの仮説を唱えるとすると、人類は艦娘を用いて戦争をしたことがあるのではないだろうか。
艤装を開発し、艦娘を生み、戦いがあったとするならば、この出現順でも違和感はない。
果たしてこの疑問が解かれる日は来るのだろうか...
思考
バイド
バイドは極めて強い排他的攻撃衝動のみを持ち、理性を持たないとされている。
しかし、一部のバイドは明確な意思を持って地球に帰ろうとしている個体も確認されている。
R-TYPE FINAL、R-TYPE tacticsシリーズ内でバイド化してしまった人間の感情、思考が描かれている。
R-TYPE FINALでの詳細は夏の夕暮れを参照
R-TYPE tacticsⅠ、Ⅱにおいては、バイド中枢と撃破した後艦隊もろとも取り込まれてしまい、バイド化することになってしまう。
双方ともバイド化した人間は、自分はバイドになっていることに気づいていない。
そこにあるのは、”ただ地球に帰りたい”という想いである。
R-TYPE tacticsⅡ内においてはR戦闘機に接敵した際、地球文明の兵器と理解できない描写がある。
長い時間バイド化してしまうと記憶を失っていくのだろうか。
ここで負けるわけにはいかない
我々は地球に帰るのだから...
深海棲艦
深海棲艦には人型で言葉を話すことが出来る個体が確認されている。
表情も比較的?豊かであり、理性があると思われる。
しかし、人の形に近くない深海棲艦も多いく公式の設定も明かされていない為、判断材料が不足していることは明白である。
二次創作においてはよく喋ることが多い。むしろ普通に鎮守府に住んでいたりする。
劇場版艦これにおける加賀の発言では、自らが深海棲艦であっただろう言っているが、自分が覚えていたという感じではなく、後で教えてもらった、もしくは後で知ったというように聞こえる。
もし深海棲艦化してもなお、意識があるのならば仲間を傷つけるリスクを払い仲間のところへ行く理由はない。
意思、記憶を失っているのか、それ以上の強い 何か に突き動かされているのかもしれない...
用語
提得
これは提督が(いろんな意味で)得をする意味を略したものである。
R-TYPE tacticsシリーズにおいてはプレイヤーは提督と呼ばれる為、R-TYPERが(アイレム脳的に)得をする意味で使われていた。
艦隊これくしょんにおいても、多くの艦娘たちがプレイヤーを提督と呼ぶことから、提督が(上級者的に)得をする意味で使われている。
語源自体はR-TYPEシリーズから来ているが、多くの人に認識されるようになったのは艦これの影響が大きい。
ラストダンス
R-TYPE FINALにおける『対バイド最終兵器』の開発計画、及び作戦名を表している。
完全に一致はしていないが究極互換機R-99は"LAST DANCER"(ラストダンサー)であり、最終兵器に相応しい名前と性能を誇っている。
艦隊これくしょんにおいては、ゲージ破壊寸前の決戦を指す用語として使わている。
誰が言い始めたかも定かではないが、イベント戦の際によく目にすることになるだろう。
夏の夕暮れ
見覚えのある鎮守府
見覚えのある艦娘達
だけど……
……なぜ?
「鎮守府近辺で轟沈した深海棲艦」より