概要
日本国内において、巨大ロボットというジャンルの開祖となった漫画『鉄人28号』のアニメ版主題歌の歌詞。放送当時の子供達は「リモコンって何?」だったことだろう。
劇中において、主役メカである鉄人28号には感情や善悪の判断はない。操縦機を持つ者次第で正義の味方にも悪魔の手先にもなってしまう存在である。
要はどんなものであろうと、使う者次第であるという意味である。
この鉄人が提示したテーマは、後の『マジンガーZ』等の作品に強い影響を与えた。マジンガーZで言えば「良いも悪いもパイロット次第」というところか。
マジンガーZの場合、製作者の兜十蔵博士が孫の甲児にマジンガーZを託す際に
「マジンガーZに乗り込んだ時からお前は神にも悪魔にもなれる。神となり世界を救う事も、悪魔となり世界を滅ぼす事もできる。お前の好きなように世界を手玉に取るがいい!」
と言い残している。表現は仰々しいが、言葉の意味は同じようなものである。
ちなみに「マジンガーZ」の続編「グレートマジンガー」の主題歌は、グレートマジンガーの視点で、「おれはロボットだから涙を流さず言葉も話さないが、燃える友情も正義の心も分かる」と、本項とは真逆の歌詞となっている。
関連キャラクター・ロボット等
- 鉄人28号:本家本元。
- ベイマックス:ディズニーの制作する映画『ベイマックス』(原題『Big_Hero_6』)のメインキャラクター。ヒロ・ハマダの兄であるタダシが作った心と体を癒すケアロボットとして作られたが、ヒロによって空手の技術をインストールされて戦う力を持つようになる。人をケアするプログラムが正常に働いている時は決して人を傷つけないが、これを抜き取ってしまうと使用者によって他者を攻撃する命令をも受け入れてしまう。
- スピリットルー:『デリシャスパーティ♡プリキュア』に登場するロボット。偏食家のナルシストルーによって開発され、当初は「食べる事そのものが時間の無駄」とナルシストルーがインプットした偏狭なデータに従い行動していた。ナルシストルー失脚後、セクレトルーによって感情を抜き取られただの機械のように淡々とレシピッピ捕獲に暗躍する。最終決戦でコントロール権を再びナルシストルーに取り返され、子機であるミニスピリットルー共々機能停止した。そして、最終回で何のドラマもなくデータを改造され、「こんなにも大勢の人が笑顔で…。ごはんは、いいものでごわすなぁ」と、配膳ロボットとして働くようになった。