概要
作者が特定キャラに思い入れを持ち過ぎたことにより、特別作者や作品に詳しくない人間が見ても、あからさまに作品全体のバランスが崩壊して見える様子を表す。
例えば、作品がアニメ化・ドラマ化・舞台化され、作者が好きな俳優・声優が演じる脇役の出番ばかり増やして作品全体のバランスが崩壊してしまったり、作者がキャラを好き過ぎて、キャラを死なせられなかったり、キャラに汚れ役をさせられなかったりし、非常に作風の幅が狭まってしまう状態を指す。
よく勘違いされるが、作者の贔屓キャラの信者と扱いの悪い脇役信者(判官贔屓)が揉めているような泥沼作品は指さず、メタなバランス崩壊が目立つ作品を指しやすい。
誤用
- 最初からキャラカタログ・ハーレムがテーマの作品
- 作者がキャラや作品への思い入れが強いと公言しているが、作者に会わずに作品単独を見ただけではそこが分からない作品
- 話がある程度進んでから作者がお気に入りキャラに目移りしてバランスが崩壊したのではなく、最初期から作者が主役やお気に入りキャラを贔屓しているケース、特に主人公補正やご都合主義やサービスカットなどの作者の性格に関係なく発生する補正に習っているケース
- 不細工を不細工なりに愛嬌のある容姿に描く作品
- キャラが死ぬシーンを一瞬で死ぬモブのように描かずに、格好良く印象的に描く作品
- 恋愛ものではなくともキャラの性格を魅力的に描く作品や、容姿を普通以上に描く作品や、夏に薄着を着せる作品
- キャラに思い入れは持ち過ぎていないが、毎回必ず美形ゲストを出すケースや、一話一話のキャラクターたちを使い捨てではなく印象的に描く作品や、商業ではなく同人で作者が売れる作品よりも描きたい作品だけにこだわるケース
- キャラゲーや恋愛ゲームのコミカライズで多い、レギュラー全員を魅力的に描いている作品に原作ファンが付ける難癖
- 作者が謙虚でありながら、読者を小馬鹿にしたような手抜きの作品を描かず、面白く丁寧に描いている作品
- 作者に好みを押し付けた時に別の好みを原動力に描いている作者が折れなかったケースや、「わざとつまらない作品を描け」で要約できる指摘をした時に作者が折れなかったケース
- 雰囲気漫画のような最初から支離滅裂さが売りの作品(手抜きやヘイト創作ではないため、アンチは生まれない)
- 作者がアンチに「好きなものしか描かなくて悪い」と言われているが、作者が悪い意味で好きなものしか描かない人間が避けがちなモチーフ(チー牛、禿げや髭、アクション、メカ、質感、多様な性格、恋愛しないキャラのような、承認欲求モンスターの作者や楽してモテたがる読者が絶対にこだわらないもの)ばかり描いているケース
は萌え駄目ではなく、アンチのレッテル貼りに過ぎない。