概要
北海道長万部町北部の山間部、黒松内町との境にあたる蕨岱地区の国道5号線沿いにあった駅(駅番号S31)で、JR北海道函館本線が乗り入れていた。
1904年頃に開業。
1970年代半ばに撮影された航空写真では駅前周辺に住宅や事業所と思われる建物が数軒確認できるが、その後地域の過疎化と利用客の減少が進んだようで、2017年3月に廃止となった。
現在はバリケードやロープにより旧ホームへの立ち入りが禁止されているようである。
現役時にはJRグループの五十音順で最後になる名前の駅であった。
現在のJRグループでは蕨駅(埼玉県蕨市・JR東日本)、日本国内では割出駅(石川県金沢市・北陸鉄道)が該当する。
駅構造
最終時は地上単式ホーム1面1線構造の無人駅で、長万部駅が管理していた。
また1987年より貨物列車の古い車掌車を改造した待合室用の駅舎が設置されていた事でも知られるが、廃止後に解体・撤去されている。