🌹曖昧さ回避🌹
🌹1.薔薇の生体🌹
低木またはつる植物であるバラ科バラ属の植物「薔薇(バラ)」は、別名に「花の女王」と比喩されるほどに目を奪われるような、美麗で上品な花を咲かす。だが、この美しさへ反するような一面がある。それは葉や茎に鋭利な「棘(トゲ)」が在ること。
植物において「棘(とげ、いばら)」の役割は、その生態によって差異はあるが、以下の3つが考えられている。
- 外敵から身を守る。食べられ過ぎない、むやみに触れさせない防衛機能。
- 「棘(とげ、いばら)」という突起から、何かへ引っ掛かける事で姿勢を安定させる(また他の生態では、動物体表に引っかかることで種子散布の助けとなる例もある)。
- 葉からの水分蒸散を押さえる保水効果(特にサボテンなど多肉植物に多く見られる)。
特に大きな効果は触れると「痛い」ことから総じて、見た目が「美しい・綺麗」だからと容易に触れれば痛い思いをするので御注意くださいという事。
参考
🌹2.薔薇からの教訓🌹
上記で述べた「薔薇(バラ)」に「棘(とげ、いばら)」が在る生体へ習い、慣用句・教訓(ことわざ)として―
- 美しいものには人を傷つける一面がある
- 見かけの美しいものが、しばしば人を傷つけることの例え
- 表面は美しく見える存在(もの)でも、醜く恐ろしい面を陰に秘めている
といった意味合いがあり、総じて「時に美しき存在は危険な裏面を併せ持つ(ビューティー&リスキー)」を表した比喩。それで危ないから鑑賞するだけにして大丈夫でも、もう一つの特異な一面を秘めているからこそ魅惑的な魔性が生まれ、より一段と心を奪われ惹かれてしまうのかもしれませんね。
作品投稿サイト「pixiv」なら―
- 上記にある「薔薇(バラ)」の「棘(とげ、いばら)」がある画
- 「美しい・綺麗」ながら「恐ろしさ・危なさ」を併せ持つ構図
- 一見は可憐な画だが、題材にしている要素に危険な影(ダークサイド)を含んでいる