概要
中国の仙人の1人で、青蛙神を使役して様々な妖術や仙術を行使したとされる。
中国後漢時代末期の方士である左慈から仙術を教わった呉の葛玄、もしくは八仙の1人である呂洞賓から直々に仙術を学んだ劉海蟾がモデルとされ、同じく八仙の1人である李鉄拐(鉄拐仙人)と対で描かれることが多いが、本人は八仙に選ばれていない為に中国本土ではマイナーな仙人であるらしい。
ただし日本では人気があり、絵が歌舞伎、浄瑠璃など様々な形で描かれていたり、彼をモデルにしたキャラクターも数々の作品で活躍している。
ゲゲゲの鬼太郎
初出は原作「妖怪関ヶ原」、アニメ第1期第50話。表記名は“ガマ仙人”。
森の奥深くに鎮座する大樹の家に棲んでいる多彩な術を扱うことが出来る仙人で、かつて邪悪な妖怪・邪魅を蝦蟇の姿に変えて封じた人物でもある。
自身が住んでいる樹で取れる異次元光線を放つ妖怪キノコを入れたランプを使い、自分自身が無敵状態になれる異空間『妖怪関ヶ原』への扉を開く事が出来る。
ちなみに仙人ではあるが、本作では実質的には妖怪に近い存在であるらしく、住居を構える大樹と命を共有しているようで、樹を燃やされると『妖怪関ヶ原』はおろか自身の命も危うくなるようだ。また、アニメ第1期では蛇を苦手としている模様。
劇中では邪魅の毒で正気を失った鬼太郎を正気に戻す為に『妖怪関ヶ原』へと誘い込み攻撃を無効化した上で捕えて元に戻した後、顔は老人そのままに鬼太郎の姿を借りて邪魅をうまく丸め込み再び蝦蟇へと変えて無力化した。
3期では正気を失った鬼太郎を助けようと奮闘するユメコを見て心動かされ姿を現すと、正気に戻った鬼太郎に杖を貸して彼自身の手で邪魅を封印させる。
4期では54話に登場。本作では異空間『妖怪関ヶ原』の名称が『異次元の森』へと改称されたほか、邪魅を無力した後は二度と悪さしない様に自らが管理する事にした様だ(ちなみに家は燃やされてしまったが、また造ればいいだけだと気にしていない模様)。
関連項目
ガマ仙人→表記揺れ。