1958年京都市に生まれる。自由民主党所属の参議院議員(1期)。参議院自由民主党国会対策委員会副委員長。(2011年12月現在)
経歴
1990年、京都府議会議員選挙に自民党公認で出馬し当選。以後5期務める。この間、京都府議会総務常任委員長、自民党全国青年議員連盟会長などを歴任した。
思想
保守主義者を自称し、公私ともに親交の深い西部邁から思想的影響を受けている。自身が所属する創生「日本」の最高顧問である平沼赳夫や前会長の中川昭一、現会長の安倍晋三とは多くの政治的信条を共有し、特に安倍とは行動を共にすることが多かった。
政策・言動
スローガンは「伝えよう、美しい精神(こころ)と自然(こくど)。日本の背骨を取り戻そう!」である。
同じ党内の小泉純一郎・竹中平蔵らが主導する「構造改革」路線へは疑念を呈し続けていた。その延長線とも言える民主党による「TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)」への参加は、自国の産業を崩壊に追いやるとして反対論を唱え続けている。しかし西田との関係が深い安倍晋三自身が竹中を積極起用する構造改革推進派であり、TPP参加に強硬に反対してきた西田も交渉参加を認めざるをえない事態になっている。
2009年の民主党への政権交代以前より、小沢一郎や鳩山由紀夫のいわゆる「政治とカネの問題」を取り上げてきた。政権交代後も、国会の予算委員会などでこの問題を追及し幾度も審議をストップさせている。また、同じ自民党所属の二階俊博や鳩山邦夫の「政治とカネの問題」についても、一貫して厳しい姿勢を取り続けてきた。
インターネットの動画投稿などを利用して、自己の政策・理念などを度々発信している。また国会では激しいヤジを飛ばすことで知られており、賛否両論はあるものの名物の一つになっている。
政治姿勢は上記の通り問題点の指摘のみに終始しており、自らなにかしらの政策や改革を進めた実績はない。
自民党が与党に帰り咲いてからもその姿勢を続けている為、典型的な野党向きの議員とも評価されており、野党時代に比べ目立たない議員の一人となった。
最近では力をつけている日本維新の会、大阪維新の会のことを快く思っておらず、批判しかしない老害と化している。
また2023年に行われた大阪府知事・大阪市長選において、市長選は自民が「反維新」代表で擁立した候補は応援するが、自民の息がかかった府知事候補は応援せず参政党の候補を熱烈に応援するというチグハグな状態に批判が殺到した。
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