CV:菊本平
概要
「ドキドキ!プリキュア」37話に登場。
相田マナの実家が営む洋食屋「ぶたのしっぽ」が仕入れている野菜(主にニンジン)を栽培している農場の経営者。
ニンジン一本一本に名前をつけて育てるなど、愛情を込めてニンジンを栽培している。ニンジンに付けられた名前は「ジョセフィーヌ」「マリアンナ」「エカテリーナ」「レイチェル」と何故かヨーロッパやロシア系の女性名が多い。余談だが、ドイツ語のKarotte、フランス語のcarotte、イタリア語のcarota、ロシア語の морковь(発音はマルコーフ、に近い)など、名詞に性別がある言語では「ニンジン」に相当する語が女性名詞に含まれるケースが少なくない。
店のカウンター席に、彼の写真が飾られていた(創業者でマナの祖父である坂東宗吉の意向による)ことから、マナは円亜久里(とアイちゃん)のニンジン嫌いを克服させるために、角野の農場に連れて行く事になる。
お菓子の家ジコチューにニンジン畑を襲撃された際には、愛するニンジンを守る為にジコチューの前に立ちはだかったものの、立ったまま気絶。
しかしその想いはキュアエースに通じることとなる。
47話にも登場し、女の子を背負いながら避難していた。
風貌がどこか「ハートキャッチプリキュア」の番ケンジに似ている。
登場秘話
TOKYOMXでの再放送を受けて、プロデューサーの柴田宏明氏とシリーズ構成の山口亮太氏がTwitterでこの37話の裏話を語っている。
それによると、この話では第2稿の段階では割と落ち着いた内容(それでもあのまなっしーは初稿段階で登場していたそうだが)で、この段階で決定稿にできるのではと思っていたという。
ところが、シリーズディレクターの古賀豪氏が「なんか、ドキプリっぽくない」と発言。スケジュールも押している時期に直すかためらった物の、脚本の田中仁氏が「やるならやりますよ!」と前のめりの姿勢で修正に応じ、柴田氏もそれならばと方向を変えることにしたという。
こうして第3稿で誕生したのが農園の管理人というキャラクターだった。この段階では名前のないキャラクターだったのだが、第4稿で「角野秋」という名前が付いている。
ちなみにシナリオ段階での呼び方は「カクノシュウ」。そう、「収穫の秋」をもじったネーミングだったのである。