「はぐみの苗字って何だっけ…確か小田急の…
ああ!豪徳寺だよ!豪徳寺!豪徳寺はぐみ!」
…違います。
概要
もしかしなくても:北沢はぐみ
元々は2017年6月、某掲示板で「ガルパのキャラは似たような名前が多過ぎ」という内容のスレが立った事から始まった…
と様々な指摘がなされる中、
ハロハピは世田谷の地名だから
弦巻こころ
成城薫
桜丘花音
奥沢美咲
豪徳寺はぐみ
でよかったんじゃねえの
という書き込みがなされる。
この豪徳寺はぐみというシュールな響きにじわじわ来てしまったネット民達は腹筋崩壊し、以降SNSでも名前イジリネタで一気に広まってしまったのである。
何故豪徳寺なのか?
実はこの書き込みに妥協案として書かれている「成城」「桜丘」「豪徳寺」には共通点があり、全て小田急小田原線沿いにある地名である(成城=成城学園前駅、桜丘=千歳船橋駅、豪徳寺=豪徳寺駅)。この事から書き込んでいるのは小田急沿線民、もしくは熱心な小田急ファンの鉄道オタクである可能性が高い。
そしてハロー、ハッピーワールド!の苗字の由来である世田谷区だが、区議会でも割と争点になるレベルで縦の交通が非常に不便な事でも有名。東西の移動は京王、小田急、東急と伸びている一方、それらを繋ぐのは京王井の頭線と東急世田谷線のみ。つまりどうあがいても一路線に付き最大二か所しかターミナルポイントを作れない。
小田急の場合、井の頭線が交わっているのは北沢に住所を置く下北沢駅、そして世田谷線が交わるのが豪徳寺に住所を置く豪徳寺駅(山下駅)でこの二駅がターミナルになる。
さて、もうお分かりだろう…「よくわかんないけど世田谷区の小田急の乗り換え駅のある住所」というあやふやな連想から答えになるのが北沢以外に豪徳寺しかありえないため、豪徳寺はぐみなる組み合わせが出てきてしまったということである。
ちなみに京王で同様のネタをやった場合、明大前駅(井の頭線)と下高井戸駅(世田谷線)となるが、どちらも住所が松原のためネタが成り立たない。しかも松原という苗字のヤツもハロハピにしっかりいやがるのがまた…とどめに明大前はどう見ても苗字ではないし下高井戸に至っては隣の杉並区の住所なのでどちらもハロハピに使うのは不可能である。
東急は残念ながら井の頭線とは交わらないため、区内で縦につながるのは太子堂に位置する東急田園都市線の三軒茶屋駅(世田谷線)しかない。代わりに同じ会社の大井町線が交わっているのだが。
要するに、このネタははぐみじゃなきゃ出来なかった…というオンリーワンの偶然の産物なのである。