概要
漫画『僕のヒーローアカデミア』の登場人物轟焦凍と飯田天哉のカップリング。
苗字の読みをそのまま取ると『とどいい』だが、語感の可愛らしさからか『とどめし』と呼ばれることが多い。
プロフィール
氏名 | 轟焦凍 | 飯田天哉 |
---|---|---|
クラス | 雄英高校1年A組15番 | 雄英高校1年A組4番 |
個性 | 半冷半燃 | エンジン |
出身校 | 凝山(こるさん)中学校 | 聡明(そうめい)中学校 |
誕生日 | 1月11日 | 8月22日 |
身長 | 176cm | 179cm |
血液型 | O型 | A型 |
出身地 | 静岡県あたり | 東京都 |
好きなもの | そば (温かくないやつ) | 勉強、ビーフシチュー |
CV | 梶裕貴/真堂圭(幼少期) | 石川界人 |
本編での主な描写
雄英高校1年A組のクラスメイトから始まり、「ヒーロー殺し」のエピソードを経て親しさを深め、主人公の緑谷出久とともに親友とも称される仲の良い友人関係となる(通称「路地裏組」)。
また親族が高名なプロヒーローであるという共通点を持つ一方、家族仲の良さが(特に物語開始時点では)真逆という点も特徴的で、本編中でも一部言及される。
二人の個性は相性が良く、本編・スピンオフで幾度か連携技を見せている。
!以下、コミックス最新刊までのネタバレを含みます。
雄英体育祭
第二種目の騎馬戦でチームを組み、轟の立てた戦術で他チームを退け、初披露となる飯田のレシプロバーストにより緑谷のハチマキを奪取、1位で共に本選に出場する。
最終種目のガチバトルトーナメントでは準決勝で対戦。「お互いヒーロー家出身のエリート対決」と実況されている。エンジンのマフラーを氷で塞いで飯田の足を止めた轟が勝利。
この時は個性を通しての関わりのみだが、騎馬戦でのやり取りがのちの重要シーンでセルフオマージュされている。
ヒーロー殺しとの対峙
兄に再起不能の重傷を負わせたヒーロー殺し・ステインへの復讐心に駆られる飯田を以前の自身に重ねて気にかけていた轟は、緑谷とともにステインとの対峙の場へ救援に駆け付ける。怒りで我を忘れ、志を見失い倒れた飯田に「なりてえもんちゃんと見ろ」と叱咤の言葉をかけて再起させ、三人の協力でステインを撃破。この時、故障した冷却機の代わりに轟の個性で飯田のエンジンを氷結させエンストを抑える連携を行っている。
その後、相部屋での入院などを経て距離が近付き、学校でも昼食を共に取るようになるなど、事件をきっかけに緑谷と三人で親しい友人関係になったことがうかがえる。
A組・B組合同戦闘訓練
障子・尾白とともにA組チーム3として共闘。試合開始前、幼少期を回想していた轟の浮かない顔に飯田がひとり気付いて心配の言葉をかける。試合では鉄哲との激しい攻防と骨抜の奇襲により失神し、窮地に陥った轟を飯田が救助して離脱を図るが、骨抜の咄嗟の対応で継戦不能となり、引き分ける。
試合後、保健室で目覚めた轟と(轟が起きるのを待っていたと思われる)飯田は共に自身の反省を述べつつ相手の自嘲を否定し、それぞれの信念と決意を改めて確かめ合う。
最終決戦
実の兄でありながら打倒すべき敵となった荼毘を止めるべく、神野区に配置された轟にA組からは飯田がひとり同行。荼毘に勝利、一時身柄を確保するも黒霧によるワープで取り逃し、AFOの進攻などの状況を聞いて心乱れる轟の想いと悔しさを代弁して、置かれた境遇の理不尽さに憤り涙するなど、出立前から終始その心身を気遣い寄り添うように行動する。
オールマイトから荼毘の自爆の危機と制止要請の連絡・激励を受け、飯田は轟に自分の防具を着せて背負い、群訝山荘へ向けて走り出す。「エンジン」の推進力と「半冷半燃」による氷の翼と空気層の生成により、遷音速に到達するスピードで群訝へたどり着いた飯田は、「君のおかげで俺はなりたいものになれたように思う」とかつての路地裏での叱咤へのアンサーとも言うべき感謝を述べ、家族のもとへ轟を送り出した。
本編以外での描写
アニメオリジナルエピソード
第89話「全員出動!1年A組」
消火班として共に行動。この回はそれぞれヒーロー名で呼び合っているため本編に先駆けて飯田から「ショート君」と呼びかける姿が見られる。
劇場版
僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~
共闘シーンは少ないが、名を呼びかけて相手の意図を察する息の合った連携を見せる。
僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング
キメラとの初戦・二戦目ともに同じチームとして共闘。レシプロターボの時限が迫る中、飯田は轟の発案をラストアタックとして受け入れ、轟は強力な攻撃を放つ相手に単独対峙する囮役を飯田に頼むなど、互いへの信頼がうかがえる。
雄英白書
本編のエピソードの隙間となる日常や学校生活が主に描かれているため、緑谷も交え親しい友人として行動する/言及される様子が何度も登場している。以下は例。
- 本編で一コマだけ描かれていた、文化祭を共に楽しむ二人(常闇・口田と共に行動)
- 帰省中、兄の夏雄から「学校で仲のいいヤツ」を訊かれて「緑谷と飯田」と答える轟
- バレンタインを「友達にチョコをあげる日」と聞いて緑谷と飯田にチョコ菓子を渡す轟と、感激してお返しを買いに行く二人
- 雪山キャンプで薪集めの係となって二人で行動中、轟に「飯田がキャンプに来たのは意外だった」と問われ、「轟くんと緑谷くんがいたから」と照れくさそうに答える飯田。轟も表情をやわらかくして「俺もだ」と同意