概要
1998年3月12日発売。対応ハードはプレイステーション、発売はソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)、開発はマリオネット。
太平洋戦争をモチーフにした架空の戦争を舞台に、戦局打開のため招集された腕利きのパイロットが集う精鋭部隊の活躍を描く。
シリーズ化されており以下の5作品が発売されている。
作品名 | 対応ハード | 発売日 | 販売元 |
---|---|---|---|
ZERO PILOT~銀翼の戦士~ | プレイステーション | 1998年3月12日 | ソニー・コンピュータエンタテインメント |
ZERO PILOT~孤空の奇蹟~ | プレイステーション2 | 2003年12月11日 | サミー |
ヴィクトリー・ウィングス ゼロ・パイロット シリーズ | プレイステーション2 | 2004年12月9日 | サミー |
ゼロ・パイロット・零 | プレイステーション2 | 2006年7月7日 | Project ZERO PILOT |
ZERO PILOT 第三次世界大戦 1946 | プレイステーションポータブル | 2008年11月13日 | GAE |
解説
日本をモチーフにした架空の国ヤマト国とアメリカをモチーフにした架空の国ガーランド国の戦争は佳境を迎えつつあった。
ヤマト国は物量に勝るガーランド国に追いつめられもはや風前の灯火となっていた。
この状況に対し軍令部は戦況打開の最後の賭けとして、腕利きのパイロットを集めた精鋭部隊「第101特務飛行大隊」を編成する。
主人公は飛行大隊の一員として偵察、空戦、爆撃、雷撃、護衛のミッションを遂行していく。
豪華キャストをふんだんに使い、激しい戦いや戦友の戦死などを乗り越えるなかなかの作り込みのゲームである。
第1作ということもあって粗削りな部分もあり、操作性は並行するエースコンバットシリーズに劣る面も見られる。
登場人物
- 主人公
飛行学校を優秀な成績で卒業したプレイヤーの分身。
階級は少尉で、小隊長として編隊を率いる。
「編隊を解け」の指示を出しているのは主人公と思われる。
- 岡島少尉
CV:うえだゆうじ
主人公の同期生。
主人公とは幼馴染のような存在だが、自信家ゆえにフライト中に何かと口出しをしてくる。
頭に血が上りやすいのが欠点でよく上官の長崎から小言を言われている。
- 中村一飛曹
CV:関智一
若手隊員のひとり。ハイテンションな性格の隊のムードメーカー。
エースコンバットシリーズのエース達ならば彼のポジションはPJといえば伝わるだろう。
- 如月上飛曹
CV:結城比呂
若手隊員だが、実戦経験は豊富。
少々生意気な性格だが腕は立つ。
- 佐藤一飛曹
CV:緑川光
中盤から加入する隊員。戦場においても個人主義を貫き、他人のことを考えない厄介者。
「生意気な機体が1機います」と軽口を叩くこともあるがお前が言うなと思ったプレイヤーも少なくないだろう。
- 長崎飛行長
CV:藤原啓治
第101特務飛行大隊の指揮官。
若者を厳しく指導する教官的立場の人物で、岡島とは何やら重い過去がある様子。
一方で付き合いの長いベテラン隊員には甘い一面も目立ちツンデレと称されることも。
彼の肉声が流れるのは護衛ミッションの時だけである。
- 上田飛行隊長
CV:小杉十郎太
部隊の飛行隊長。
ベテランパイロットで腕は確かだが任務前だろうが酒を飲んで酔っぱらっており、序盤は主人公に「バカヤロウ」等と暴言を吐く荒々しい人物。
もちろんフライト中もうるさい。
- 小松飛曹長
CV:藤原啓治
上田に次ぐベテランパイロットの一人。
冷静沈着な凄腕パイロット。
- 橋本整備長
航空機の整備を務める老年整備兵。
航空機以外の各種施設や兵器の整備もしていると思われる。
航空機に詳しく機体の性能などを教えてくれる。
長崎とも長い付き合いで主人公にある過去を打ち明けてくれる。
- 山本艦長
CV:小杉十郎太
最新鋭の空母「大鶴」の艦長。
モデルは太平洋戦争時の連合艦隊司令長官山本五十六と思われるが詳細は不明。
長崎同様彼の肉声が流れるのは護衛ミッションの時だけである。
関連作品
本作品自体の関連投稿作品は見られないが、「艦隊これくしょん」のパロディ作品が投稿されている。
関連リンク
ZERO PILOT 〜銀翼の戦士〜とは - ニコニコ大百科
関連タグ
零式艦上戦闘記:後にマリオネットが開発した第二次大戦時の軍用機を操作するフライトシューティングゲーム。