概要
本拠地は和歌山県。
イメージはスペインで、保有戦車も全てスペインで運用されたもの。
第63回戦車道全国高校生大会では、一回戦で継続高校に敗北している。『ガールズ&パンツァー 最終章』でほんの一瞬だけ登場したが、その時に映っていた胸元が大きく開いたセクシーな制服(しかも、巨乳)が話題を呼んだ。
尚、勘違いされやすいが特徴的な開襟シャツはスペイン軍の外人部隊の礼装が由来でナチスドイツに協力したスペイン人義勇兵のブラウ(青)師団と関係はない。
(戦場ではドイツ国防軍陸軍のものを着用し、それ以外ではスペイン軍とも異なる制服を着用していた。)
『青師団』について
学校名の「青師団」とは、ずばり第二次世界大戦にて1941年から1943年に存在したナチスドイツ・ドイツ国防軍陸軍のスペイン人義勇兵(少数はポルトガル人)で構成された「第250歩兵師団」通称「ブラウ(青)師団」である。
数ある義勇兵部隊の中で単純な「青」と呼ばれたのはスペインのファランヘ党で使用されていた青色のシャツから。
このような義勇兵師団が編成されたのは、総統フランシスコ・フランコがスペイン内戦(1936-1939)での疲弊からスペインは国力を回復していない現状、そして内戦で枢軸国の支援を受け勝利したナショナリスト派としてはナチス・ドイツへの見返りも必要であるとの認識から、スペイン自体はあくまでも中立として枢軸国側としての参戦は控え、代わりに義勇兵を組織して派遣する事でお茶を濁したものであった。また同時に敵対した共和派を支援したソ連への報復という意味もあり、自主的に参加する者も多かった。
(余談ながらナチス・ドイツは「ボルシェビズムと戦う」を売り文句に義勇兵を募っていたので各国から多数参加している)
この為、「ブラウ師団」は極寒の東部戦線で戦うこととなりレニングラード包囲戦などで奮戦する事となる。
しかしスペインは枢軸側でありながら中立的立場を保っていたので、西側連合国と戦わないことを絶対条件としていたが西側連合国の圧力により1943年に師団の引き上げが命じられた。
だが、国籍を剥奪されても帰国を拒否した一部のスペイン人義勇兵部隊の名称として「青」が受け継がれ武装親衛隊に移管された。さらにその一部はベルリン攻防戦に参加しナチスドイツの崩壊を見届けている。
ブラウ師団のエミリオ・エステバン=インファンテス師団長
スペイン外人部隊について
スペイン外人部隊(Legión Española)はスペイン陸軍で1920年にフランス外人部隊を範にとってモロッコで編成された。
スペイン内戦ではナショナリスト派側について戦った……が第二次世界大戦ではスペインは「ブラウ師団」を除いて中立国として立場を保ったので派兵は行わなかった。
精鋭部隊として知られるも軍縮により外国籍隊員の募集を終了したが、徴兵制廃止により再開された。
現在でも精鋭部隊として全世界に派遣されている。
上記の説明の通り「青師団」とスペイン外人部隊は無関係である。
青師団高校の特徴的な開襟シャツはこのスペイン外人部隊の伝統的な被服がモチーフになっている。
ちなみに女性隊員も居る。
保有車両
T-26
BT-5
CV35
ベルデハII
I号戦車B型
II号戦車F型
III号戦車J型
III号突撃砲G型
IV号戦車H型
スペイン内戦で使用されたT-26とBT-5及び縁の深いドイツ製戦車と国産戦車ヴェルデハを使用している。
生徒
名前は、スペイン出身の映画監督ルイス・ブニュエルの作品タイトルから取られているものと思われる。
- アンダルシア:II号戦車F型車長(声のみ)
なお、『もっとらぶらぶ作戦です!』では、隊員全員が巨乳になっている。
最終章
ここからは重要なネタバレが含まれます。
無限軌道杯第1回戦でサンダース大学付属高校と戦う。
サンダースの猛攻の前に為す術無く残りが隊長車兼フラッグ車のみとなり、丘の向こうに逃げようとするが、ナオミのスナイプで撃破され、敗退する。
余談
pixiv内では、青師団の選手よりも彼女達の制服を着た他校のキャラクター達の方が多く投稿されている。
中には胸が慎ましいキャラにも……
また、ファンブックの『月刊戦車道』によると、本編の世界でも男性人気が高いらしい。